油絵の下書き初心者が困らない5つのコツ|簡単にできる油絵習慣

こんにちは、内向型ミニマリスト画家のタケシです。

油絵を始めようと思ってキャンバスを前にすると、最初の下書きで手が止まることがあります。

「どこまで描けばいいんだろう」
「失敗したら消せるのかな」
「線が残ったら変にならないかな」

そんなふうに考えているうちに、描く前から疲れてしまうんですよね。

でも大丈夫。油絵の下書きは、完成した線画を作る時間じゃないです。
このあと絵の具を塗りやすくするための、道しるべみたいなもの。

この記事では次のことをお伝えします。

この記事のざっくりとした結論
  • 下書きは完璧じゃなくていい
  • 形より配置と影を決める
  • 薄く描けばやり直せる

もし続きが気になる場合は、記事を読み進めてみてください。

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1. 油絵の下書きは初心者ほど「完璧に描かない」でいい

油絵を始めたばかりのころは、下書きをきれいに描かなきゃいけないと思いやすいです。でも、そこで力を入れすぎると、肝心の色を塗る前に疲れてしまう。まずは、下書きの役割をやさしく整理していきましょう。

1-1. 下書きは完成品ではなく絵の具を塗るための道しるべ

結論から言うと、油絵の下書きは完成した線画にしなくていいです。

なぜなら、油絵はあとから色を重ねたり、形を直したりできるから。
最初の下書きで全部を決めきろうとすると、線のズレや形の違いが気になって、どんどん手が止まってしまいます。

たとえば、人物を描くときに目・鼻・口まで細かく描こうとすると、それだけで集中力を使います。

でも本当に最初に必要なのは、もっとざっくりしたこと。

  • 顔はどの位置にあるか
  • 体はどれくらいの大きさか
  • 画面の中で余白はどこにあるか
  • 暗い部分はどこに来るか
  • いちばん見せたいところはどこか

このくらいで大丈夫です。

下書きは、絵の完成図ではなく「ここから描き始めるよ」という目印です。

初心者のころは、ちゃんと描こうとするほど疲れてしまいます。

「うまく描く」より、「塗り始められる状態にする」。
この考え方に変えるだけで、下書きのプレッシャーはかなり軽くなリます。

ポイントは、線を増やしすぎないこと。
線が多いと、どれを信じて塗ればいいかわからなくなります。逆に、必要な線だけなら、絵の具を置くときに迷いにくいです。

だから最初は、こんな感じでいいです。

「細かく描かない。迷子にならない線だけ描く」

このくらいの気持ちで下書きを始めると、油絵はもっと入りやすくなります。

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2. 初心者が下書きで決めるのは「形」より先に配置

下書きで最初に気にしたいのは、細かい形ではなく配置。どこに何を置くかが決まると、絵全体が落ち着きやすいです。ここでは、初心者でもすぐできる配置の見方を整理していきます。

2-1. 最初に大きな位置だけ決めると、描き出しがラクになる

油絵の下書きで最初に見るのは、細かい形ではなく大きな配置です。

理由は、どんなに顔や花びらを丁寧に描いても、画面の中で位置がずれていると、あとから直すのが大変だから。
逆に、最初に配置が決まっていると、多少形が甘くても絵として落ち着きやすいです。。

たとえば、カップを描くとしましょう。
いきなり取っ手や飲み口を描くより、まずはこんなふうに見ていきます。

  • カップは画面の中央か、少し左か
  • 上に余白はどれくらいあるか
  • 下に影を入れる場所はあるか
  • カップの高さと横幅はどれくらいか
  • 背景とのバランスはどうか

この「大きな位置」を先に決めると、あとがラクになります。

初心者におすすめなのは、モチーフをいきなり線で追わないことです。
まず、画面の中に大きな四角や丸で描いてましょう。

人物なら、顔は丸、体は大きな台形
花なら、花全体は丸、茎を一本の線
カップなら、縦長の箱のように見る

これだけでも、下書きの迷いはかなり減ります。

特にスマホやフリー画像を参考にするときは、元画像の中の形をそのまま写そうとしてしまいます。でも、キャンバスに描くときは、画面のサイズも比率も違います。

だから、最初に決めるのはこれだけでいいです。

「主役をどこに置くか」

主役が決まると、背景も影も決めやすくなってきます。
逆に主役の位置があいまいだと、全部を同じくらい頑張ってしまって、絵が散らかりやすいです。

初心者の下書きは、細かい正確さよりも、画面全体のバランスが大事です。
配置が決まればスムーズに描いていくことができます。

その感覚が出たら、下書きとしてはもうかなり進んでいます。

3. 油絵の下書きは、細かい線より「明るい・暗い」を見る

油絵は色を塗る絵ですが、最初から色だけを考えると迷いやすいです。。初心者は、下書きの段階で明るい場所と暗い場所をざっくり見ておくと、塗る順番がわかりやすくなります。

3-1. 影の場所を先に決めると、塗るときに迷いにくい

油絵の下書きでは、輪郭線もそうですが、影の場所を決めると描きやすくなります。

理由は、影が決まると絵の立体感が見えやすくなるからです。
なので、明るいところと暗いところの区別があると、絵はまとまりやすいです。。

たとえば、顔を描くとき。
目や鼻を細かく描く前に、まず見るのはここ。

  • 顔のどちら側が暗いか
  • 鼻や首の下に影があるか
  • 背景と顔の境目は明るいか暗いか

これを軽く決めておくと、あとから絵の具を塗るときに迷いにくいです。

初心者は「線を正しく描かないといけない」と思いやすいです。
でも油絵では、線よりも面で見るほうが大事になることが多いです。

線で見ると、細部が気になってきます。
逆に面で見ると、「ここが暗い」「ここが明るい」「ここは中間」と考えられるようになります。

この見方になると、少し気持ちがラクになります。

おすすめは、下書きの段階で細かい陰影を描き込まないこと。
影の場所にうっすら印をつけるくらいでいいです。

たとえば、

  • 暗くしたいところに薄く斜線を入れる
  • 一番暗い場所だけ、小さく印をつける
  • 明るく残したいところは、何も描かずに空けておく

これだけで十分です。

下書きで影を決めると、塗るときに「どこから始めればいいか」が見えてきます。
これは初心者にとって大きいです。

下書きは線の練習ではなく、色を塗れるように整える作業です。
明るい場所と暗い場所を決めるだけで、キャンバスの前で止まりにくくなります。

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4. 初心者におすすめの下書き手順は5ステップ

ここでは、油絵初心者でもすぐ試せる下書きの流れを5つに分けてご紹介します。難しい技法ではなく、写真やスマホでもできるやり方にしているので、最初の一枚にも使いやすいです。

油絵初心者におすすめの下書き手順は、5ステップで小さく進めること

一気に完成形を描こうとすると、途中で疲れてしまいます。
だから、下書きも作業を分けたほうがいいですね。

1. 描くものを一つに決める

最初は、モチーフを増やしすぎない。
カップ、りんご、花、一人の人物など、主役を一つにします。

「背景も描きたい」「小物も入れたい」と思うけど、初心者のうちは主役が増えるほど迷いやすいです。。
まずは一つでOK。

2. スマホ画面で明暗を確認する

参考画像をスマホで見て、目を細める。
細かい形を消して、明るい場所と暗い場所だけを見る。

できれば、スマホの画像を白黒にしてみるとわかりやすいです。
色に引っ張られず、影だけ見えるから。

これは無料でできるし、かなりおすすめです。

あとは、太陽の下ではっきりした影が出ている画像を絵にすると描きやすいです。または、影がはっきりしたライティングでモチーフを描くといいですね。

3. キャンバスに大きな位置を置く

いきなり細部を描かず、主役の大きさだけ決める。
顔なら丸、カップなら四角、花なら大きな丸。

この段階では、うまくなくていいです。
「このへんに置く」と決めるだけ。

4. 必要な輪郭だけ薄く描く

次に、必要な線だけ描いていきます。

描くのは、主役、向き、影の大きな境目です。
薄く描けば、あとで絵の具を重ねたときに気になりにくいです。また、鉛筆の跡も残りにくいです。

もし鉛筆などでモチーフの角度などを測れたら、それを写していきます。

5. 暗い場所に印をつける

最後に、暗くしたい場所を決めます。
ここが決まると、塗り始めがラクになります。

たとえば、カップの内側、人物の首の下、花の奥など。
暗い場所があると、絵に締まりが出やすいです。

この5ステップで下書きすると、初心者でも「次に何をすればいいか」が見えやすいです。

大事なのは、下書きをあまり長引かせないこと。
下書きは準備。主役はこのあとに塗る絵の具です。

だから、ある程度決まったら進んでいいです。

完璧な下書きより、塗り始められる下書き。
これを意識すると、油絵はもっと気楽に始められます。

5. 下書きで失敗しても大丈夫。油絵はあとから直せる

初心者が下書きで不安になる理由の一つは、失敗したら終わりだと思ってしまうこと。でも油絵は、あとから調整できる描き方です。失敗を前提にしておくと、やりやすくなってきます。

5-1. 線がずれても、薄く描けば整えながら進められる

油絵の下書きは、少しくらい失敗しても大丈夫。
大事なのは、最初から直せる薄さで描くことです。

初心者のころは、線を間違えると「もうダメだ」と思いやすいかもしれません。
でも油絵は、描きながら直せる画材です。黒を白で覆い隠せるくらいですから。

むしろ、最初から完璧に決めるより、描きながら形を探していく感覚のほうが合っていることも多いです。

失敗しにくくするには、強く描きすぎないことです。

線が濃すぎると、上から色を重ねたときに気になることがあリます。
でも薄ければ、絵の具を重ねられるので調整しやすいです。。

下書きでよくある失敗は、このあたり。

  • 主役が大きくなりすぎた
  • 顔や物の位置がずれた
  • 線を描き込みすぎた
  • 影の場所がわからなくなった
  • 直しているうちに疲れた

これ、初心者なら普通に起きることです。
だから、失敗しない方法を探すより、失敗しても戻れる描き方にしたほうがいいです。

おすすめは、下書きの途中で一度キャンバスから離れることです。
近くで見ていると、バランスが崩れてもわからないことがあります。
でも少し離れると、全体のバランスが見える。

スマホで写真を撮るのもいいです。
画面で見ると、肉眼では気づかなかった傾きや余白がわかることがある。
だから、SNS投稿してみると、冷静に自分の絵を俯瞰することができます。
投稿しながらバランスが見られるので一石二鳥です。

油絵は、最初の線だけで決まるものじゃないです。
下書きが少しズレても、色を置きながら整えていけます。

だから、下書きで止まらなくていいです。
薄く、余白を残して進められればOKです。

それだけで、初心者の最初の一歩はかなりラクになります。

6. 下書きで疲れないために、初心者は時間を区切る

下書きは大事だけど、長くやりすぎると疲れます。特に完璧に描こうとする人ほど、下書きだけで集中力を使い切りやすいです。ここでは、初心者でも続けやすい時間の区切り方をご紹介します。

6-1. 15分だけ描くと、完璧主義で止まりにくくなる

初心者が下書きで疲れないためには、時間を短く区切ることが大事です。

理由は、下書きに時間をかけすぎると、完成前に気持ちが重くなってしまいます。
特に「ちゃんと描きたい」と思う人ほど、直して、見て、また直して、いつの間にか疲れてしまう。

おすすめは、最初の下書きを15分で区切ること。

15分でやることはこれだけ。

  • 主役の位置を決める
  • 大きな形を置く
  • 影の場所を決める
  • 離れて全体を見る
  • もう少し描くか、塗りに進むか決める

これなら、初心者でも始めやすいです。

「15分で終わらせる」と決めると、集中しやすいです。
線を完璧にするより、全体を決めようとする。

ちなみに私は 25分間作業しています。それが終わったら、5分休憩し、再び25分。
大体下書きするなら、その日は下書きだけで終わらせます。残り時間が短いのに焦りながら塗ってもいい絵が描けないと思っているからです。時間を区切って、じっくり描くのがいいと思います。

下書きで大事なのは、完成度より角度やレイアウト。

毎回完璧に描こうとすると、油絵に進めなくなります。
でも「今日は15分だけ下書き」と決めれば、作業に入りやすいです。

初心者は、下書きの正解を探しすぎなくていいです。
正解よりも、自分が描き続けられる形を見つけるほうが大事です。

もし15分で足りなかったら、もう一回だけ15分追加する。
ただし、ずっと延長しない。

目安は、長くても30分くらいです。
それ以上迷うなら、一度写真を撮って、翌日に見直してもOKです。
一度、下書きから離れたほうが違和感に気づきやすくなります。

油絵は一日で全部決めなくていいです。
むしろ、休みながら見たほうが気づけることもあります。

下書きで疲れない人は、うまい人というより、止めどきを知っている人です。
初心者こそ、時間を区切って、軽く進めていきましょう。

7. まずは小さいサイズで、下書きの成功体験を作る

最初から大きな絵に挑戦すると、下書きの線も多くなり、迷いやすくなります。初心者は小さいサイズで試すと、下書きから色塗りまでの流れをつかみやすいです。まずは小さく成功体験を作っていきましょう。

7-1. 小さく試すと油絵のハードルがぐっと下がる

お伝えしたように、油絵の下書きに慣れるには、小さいサイズで試すのがいちばん始めやすいです。

理由は、画面が小さいほど決めることが少なくなるから。
大きなキャンバスだと、余白、構図、細部、背景、明暗まで気になってしまいます。
でも小さいサイズなら、主役を一つ置くだけで絵になりやすいです。

初心者におすすめなのは、いきなり大作を描かないこと。

最初は、こんな小さなテーマでいいです。

  • コーヒーカップを一つ描く
  • チョコを一粒描く
  • りんごを一つ描く
  • 家にある花瓶を描く
  • 手元の筆を描く

お金をかけなくていいですよね、 家にあるものを描けばいいですから。

小さい絵で下書きをすると、次の流れがつかみやすいです。。

  1. 主役を置く
  2. 薄く線を描く
  3. 影を決める
  4. 一色で影を塗る
  5. 次の日に色を足す

この流れを一度体験すると、「油絵ってこうやって進むんだ」と体でわかってきます。

この流れで油絵だけで油絵が描けてしまいます。

初心者に必要なのは、知識を増やすことだけじゃないです。
小さく描いて、「できた」という感覚を増やすこと。

下書きが難しいと感じているときは、色々と迷いが生じているときです。
もっと小さくしていいです。

小さいキャンバス、小さい紙、小さいモチーフ。
それで一枚描けたら、次回からはそれを習慣にしていきます。

油絵は、力を入れすぎると重くなります。
でも小さく始めると、少し遊びに感じるようになります。

「今日は下書きだけ」
「今日はコーヒーカップだけ」
「今日は影だけ」
それで十分。

初心者の下書きは、立派な準備じゃなくていいです。
小さく始めて、ちゃんと塗りまで進めたら、それが成功です。

まとめ

  • 下書きは完璧じゃなくていい
  • 形より配置と影を決める
  • 薄く描けばやり直せる

油絵の下書きは、初心者ほど難しく考えやすいです。。
でも、本当は完成した線画を作る時間ではなく、このあと絵の具を塗りやすくするための準備。

だから、最初から細かく描かなくていい。
大事なのは、主役をどこに置くか、どこを暗くするか、どこから塗り始めるかをざっくり決めること。

線が少しくらいずれても大丈夫。
薄く描いておけば、あとから絵の具で整えられる。

初心者におすすめなのは、5ステップで進めること。

  1. 描くものを一つに決める
  2. スマホで明暗を見る
  3. キャンバスに大きな位置を置く
  4. 必要な線だけ薄く描く
  5. 一番暗い場所に印をつける

これだけで、下書きの迷いはかなり減る。

そして、下書きに時間をかけすぎないこと。
15分だけ描く。足りなければもう15分。
それくらいで区切ると、完璧主義で止まりにくくなる。

最初は小さいサイズでいい。
コーヒーカップ、チョコ、りんご、筆。
家にあるもので、安く、気軽に、まず一枚描いてみる。

油絵の下書きは、うまく描くための試験じゃないです。
絵の具を置くための、小さな案内板。

そう思えると、キャンバスの前で少し呼吸がしやすくなる。


参考文献

  • 油絵初心者の為の描き方・その1 下書きと配色!|想いをカタチに 油絵・心像画家中西宇仁ホームページ
  • 油絵の工程:下塗りから仕上げまで一般的な方法を初心者の為に分かり易く解説|オンライン絵画教室
  • 油絵の下描きは木炭や鉛筆など何がおすすめ?下描き方法を解説!|油絵の日々

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<strong><a href=”https://takeshi58.com/oil-painting-beginner-roadmap#STEP2“>この記事は「油絵初心者ロードマップ」のSTEP2で紹介中!</a></strong>
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