絵を初めて描く方はまず何をしたらよいか迷ってしまうと思います。
- いきなり絵の具を買うのか?
- はたまた絵画教室に通う?
絵を描く作業の前に色々考えてしまい、なにをすればいいのかわからないかもしれません。
今回は、「絵を描き始めたい初心者はまず何から描き始めるか?」について解説します。
★もくじ★
- そもそも絵を描きたい理由はなに?「描きたい気持ち」を大切にしよう
- 絵の初心者、描く時は気分と達成感が大事
- 絵を描くときの対象は何を描くのが良いのか
- 絵の初心者、もし絵がうまく描けなかったら?
- 見せられないものでも良いから描きたいものを描こう
- 絵を描く2つの方法
- 絵を初心者が描くとき、まずは必要な分、画材を揃えてみよう
- 絵を初心者が描くとき、上達に効果的な練習ってあるの?
- 絵の初心者は、好きな絵を模写してマネしてみよう
- 絵を初心者が描くはじめのうちはデッサンなどを気にせず描こう!
- 絵の初心者は描くことを習慣にしてしまおう
- 絵を初心者が描くとき「何から描いたらいい?」と悩むのはNG!?とにかく描いてみよう
- 絵の初心者が描くときは、はじめが肝心!最初は全体、後から細かい部分を描きこもう
- まとめ
そもそも絵を描きたい理由はなに?「描きたい気持ち」を大切にしよう
結論として絵を描きたい理由は、何でも良いと思います。
描きたい気持ちが大切だからです。
- 単純に花を見て、花の絵が描きたくなった
- 画家の絵の線がきれい、カッコイイ、カワイイ、色がきれい
「だから絵を描きたい。描いてみようかな?」そう思えたら、ぜひとも絵を描きましょう。
その理由は、絵を描きたくない人は「絵を描いてみようかな?」という気持ちにすらならないからです。
なので、少しでもなにかを見て「絵を描く」ということが頭をよぎったら絵を描きましょう。
絵の初心者、描く時は気分と達成感が大事
絵を描くときには、
- 「絵を描いていて楽しいな」という気分
- 「もうこんな時間になっている。今日は描いたな」という達成感
上記がとても重要です。
ここで注意してほしいのは、「絵を描を描き終える時間を決めない」ことです。
趣味で絵を描くことは仕事ではありません。
それに、時間を決めて予定終了時刻に近くなるとあせる可能性が出てきます。なので、予定終了時刻に近づいてくると絵を描くどころの気持ちではなくなってしまうからです。
「絵を描いていて、気がついたら夕方になっていた」という状況がベストです。
時間を忘れるくらい絵を描いている状態はとても貴重なことです。
精神的にも安定していると思います。
ただし、
朝の通勤前の時間で絵を描く
ことや、
仕事が終わって夜寝るまでの時間に絵を描く
などの場合、
- スマートフォンのアラームを使う
- 目覚まし時計のタイマーをセットする
毎日絵を描くことがコンスタントに続くように管理したほうが良いと思います。
絵を描くときの対象は何を描くのが良いのか
結論として、描きたい対象は何でも良いです。
- 憧れの画家の絵を真似して描いたり
- 好きな写真を見て絵を描いたり
あなたが本当に描きたいものを描くと楽しさと達成感が得られます。
あなたが本当に描きたいものを自分自身で受け入れて、自分を否定せずに描きましょう。
自分は絵を描きたいから描いている
だから、やりたいことに理由はないよ
だって好きだから!
と、素直な気持ちで描きましょう。好きなものを描くことは恥ずかしいことではありません。
思った通りに絵が描けず、下手だと思うことがあるかもしれません。
しかし、初めはできなくてあたりまえです。
落ち込んでも良いので、何度も絵を描いてみましょう!
なので、「描きたい!描いた!楽しい!」気持ちは絵を描き続けるために大事な気持ちです。
絵の初心者、もし絵がうまく描けなかったら?
絵を描いたあとは気に入った部分、気に入らなかった部分など出てくると思います。
うまく描けたところは
- うまく描けた自分を褒めてあげる
うまく描けなかったところは
- じゃあどうすれば思い通りに描くことができるかな?
と考えましょう。
絵でも勉強でも得意な分野、不得意な分野があると思います。
例えば人物の場合、
顔は得意だけど、手を描くのは苦手
上記のように、得意なパーツがあれば不得意なパーツがあるはずです。
そんなときは、なるべく得意な分野に力を注いで、得意を伸ばしていくほうが長く続くのではないかと思います。
見せられないものでも良いから描きたいものを描こう
描きたい対象のものは、人に見せられなくても良いと思います。
日記でも、人に見せたくない内容だったりしますよね。
また、スマートフォンだって見せたくなかったりします。
人には秘密があるものだと思います。
アニメだって女性だっていいじゃないですか。
理由なんてないんです。
描いてみたなら、描いてみましょう!
ちなみに私は、女性の絵をInstagramに投稿していました。(笑)
絵を描く2つの方法
絵の描き方は大きく2つあります。
それは、アナログとデジタルです。
【アナログ】紙とペンがあればすぐ始められる
アナログは、
- 鉛筆や筆を使って紙やキャンバスに直に絵を描いていく
上記が可能です。
紙と鉛筆・ペンなどがあれば、すぐに絵を描くことができます。絵を描こうと思ったその瞬間からです。
絵に色を付けたければ、色つきのペンやクレヨン、絵の具などを用意します。
色つきのペンやクレヨン、絵の具は100円ショップや画材屋さんや、ネットショップでも販売しています。
【デジタル】パソコンでも絵が描ける!
デジタルでも絵が描けます。
デジタルで絵を描く場合は、
- パソコンのマウスやペンタブレットを使って絵を描く
上記が可能です。
デジタルで絵を描いた後はデータで保存でき、
- デジタルなので、紙のように紙が破れる心配がない
- 画面が色褪せない
- つまり劣化がない
また、
- 絵の具や鉛筆で手や衣類や机が汚れない
- 絵を描くときやり直しが容易など
などの特徴があります。
絵を初心者が描くとき、まずは必要な分、画材を揃えてみよう
絵を描くには画材が必要になります。
よし、そうと決まったら画材屋さんへ行きましょう。
ですが、まずは身の回りにあるもので絵を描いていきましょう。
初めは鉛筆やペンで紙に描いていこう
初心者が絵を描き始める場合、
- まずは紙と鉛筆
これだけあればよいと思います。
鉛筆がなければ、シャープペンシルでもボールペンでも良いです。
場合によっては画材を買わなくても間に合ってしまうかもしれないですね。
紙はこだわったほうが良い?
「こだわる」というと、2つのこだわりの意味があって、
- 素材にこだわる
- 描き心地にこだわる
こだわりは、この2つがあると思います。
私は2の描き心地にはこだわった方が良いと思っていて、描き心地にこだわった結果「高い値段がする素材の紙を使うことになった」ということはありだと思います。
初めから高い値段がする紙を使っても、使い切れないと思います。逆に困りますよね。
だから、初めから描き心地にこだわって身近にある描きやすい紙に描いていけば良いと思います。
ノートのはしっこでも、コピー用紙の裏でも良いです。
あなたのお好みのノートでも良いですね。
鉛筆は何を使う?
鉛筆を使用する場合は鉛筆に記されている数字とアルファベット(2Hとか6Bとか)で硬さが違います。
私の感覚ではHだと鉛筆が紙に触れたときスるような感覚。Bだと鉛筆の芯がモロく崩れる感覚(極論)を感じます。
初めのうちは一般的なHBを使うとよいと思います。
薄い色、濃い色は筆圧と鉛筆の線の重ねによってHB一本である程度描くことができます。
消しゴムは線を消すだけでなく、描いた鉛筆の線を切って点線を描いたり、光の部分を作ったりすることができます。鉛筆の線や面を字を消すように、こすったり叩いたりすると違った表現ができます。
ペンは水性、油性などがありそれによって紙へのにじみ具合、色の濃さや描き味は変わってきます。描いていて楽しいと思うペンで描きましょう。
目標を具体的に立てて描いてみよう
・いついつまでに絵を1枚描く。
・絵を描いたらSNSで投稿する。
・一日30分絵の時間に充てる。
などなど、目標はなんでも良いです。もちろんできない日もあります。仕事で疲れたから眠かった、とか別のことで忙しかった。なんてことは当たり前にあります。
目標がクリアできなかったからといって自分を責めたり諦めたりしたらもったいないです。少しでもいいので楽しく続けましょう!
私も朝は眠いです(笑)
絵を初心者が描くとき、上達に効果的な練習ってあるの?
絵を上達させたい方は、以下のことをやってみましょう!日々の練習があなたの力になります。
絵の初心者は、好きな絵を模写してマネしてみよう
絵が上手くなるためには模写が良いと、よく言われていると思います。あなたが描いてみたい対象を真似て描いてみましょう。
上手くなるコツは何事も上手い人のことを真似ることとよく言われますね。
デッサンでモノを見る目を鍛える
モノを正確に描くことは、デッサン力と言われます。練習相手には形が単純な果物やボールなどがよいでしょう。
意識すべきは、素材の材質、色の濃淡、光と影を表現しリアルに立体的に描くこと。
私はデッサン力とは描く対象をよく見る、観察することです。
そして、対象を絵で表現するためにはこんな曲線で、こんな太さで、こんな感じの立体感でというふうに考えながら描きましょう。
絵を初心者が描くはじめのうちはデッサンなどを気にせず描こう!
とはいえ、初めのうちはデッサン力よりは絵を描くことを楽しむこと前提でいきましょう。
気にしすぎは何でもそうですが、楽しめなくなってしまいます。
あなたの興味あるもの、好きな画家、イラストレーター、漫画家の絵を見ながら見たままを描いていきます。
気軽に気楽に描いてみましょう。
慣れてきたら絵の具や筆を使って描いてみよう
絵の具、水入れ、パレット、筆(1本あれば十分です。)、水があれば、絵の具をパレットに絞ってすぐに塗ることができます。
- 鉛筆やペンで囲まれた部分を塗る
- 鉛筆やペンで囲まれていない部分を塗る
- 絵の具を多く使ってベタ塗りをする
- 水を使って1色をにじませて描く
- 2色以上を使って色の交わりをぼかす
- はっきり塗り分ける
鉛筆を筆に持ち替えると、また違った表現を出すことができます。
鉛筆やペンの色を絵の具で完全に塗りつぶしたり、線を残したりもできます。
比較的簡単に使える水彩絵の具やアクリル絵の具は100円ショップやホームセンターなどで手軽に手に入りますし、ネットショップでも販売されています。
(※アクリル絵の具は、筆についた絵の具は固まる前に塗り終え、すぐに水で洗い、パレットの絵の具は固まる前に使いましょう。)
画材は買い足していったら結構な値段になるので、初めのうちはあまり買わずに、おためしで白と黒だけ、または赤、青、黄の3色だけでも十分表現できます。
»水に溶けるから簡単に始められる油絵具「水可溶性油絵具デュオ」
途中でやめないで!絵は最後まで描こう!
もちろん、休憩やその他のことは大事ですが、日を改めてででも一度描こうと決めた1枚を途中でやめずに描き切ることが重要です。
これをやるのとやらないのでは大きな差が生まれます。
どんな形であれ完成させましょう!!
それがあなたの経験となり、自信につながっていきます!
絵の初心者は描くことを習慣にしてしまおう
1日10分でも良いです。小さなメモ帳でも良いです。
手を動かして細かいところはあまり気せず描きたいものを自由に描きましょう。
オリジナルでも何かをマネしてもよいのでとにかく絵を描くこと楽しみましょう。
だんだんと描くことが楽しくなってきたら、今度は他の人が描いた絵や、身体の作りや建物の構造など…
- どうしたらこういう風に描けるようになるのか?
- どういう色の使い方をすればこのような色が出るんだろう?
上記のように考え、「じゃあこう描いてみよう!」と自分と会話しながら描いてみると良いです。
絵を初心者が描くとき「何から描いたらいい?」と悩むのはNG!?とにかく描いてみよう
何かをする前に、その何かをする方法が描かれた本を探そうと本屋に向かって立ち読み。必要ならば本を購入して、、、。なんかまだ全部読んでいないのに、まだやってもいないのに、何かになれた気がしませんか?
絵でも資格試験でも何でもいいのですが、何かを達成させるためには絵の参考書、資格試験の参考書をまず見て覚えるのではなく、実際絵を描いてみて、過去問を解いてみて、できるかできないかの基準を作りましょう。(つまりそれが現場というものだと思っています。)
その時初めて何が描けて、何が解けなかったかがわかります。
そこで初めて参考書の出番ですね。わからないことを調べてやってみて自分のものになる。その繰り返しです。
絵の初心者が描くときは、はじめが肝心!最初は全体、後から細かい部分を描きこもう
初めから周りが見えなくなるぐらい紙に顔を近づけて、絵を描いていませんか?そして、絵を描いている途中でこの先描く予定のモノが描けなくなってしまった経験はありませんか?
まず初めに全体のレイアウトをイメージして画面(紙)に入れたい要素を大まかに鉛筆で描いていって、画面(紙)から離れてバランスを見ます。それで良ければ徐々に描きこんでいきます。全体のバランスはとれていますので、安心して描いていけますね?
まとめ
- あなたが本当に心の底から描きたいものを描き、わからないことはそのあと調べる。
- できそうな目標を立てて絵を描くことを続ける。
- 上達のコツは対象をよく見て、はじめは広く、後に細部の視野の順番で、考えながら真似て描く。
- 画材は手軽な鉛筆、紙からスタートし絵の具や筆は最低限のものを揃える。
今回は「絵を描き始めたい初心者はまず何から描き始めるか?」について一緒に勉強してきました。
私は小さいころ、迷路やアニメのキャラクターやテトリス棒(?)や、カッコイイと思った字体をマネして描いていました。
その時は本当に純粋に描きたいと思ったものです。ふと「ちょっと描いてみようかな」と思い、描き始めるといつの間にか集中している自分がいます。
なにがきっかけになるか人生わかりませんので、ひとつひとつ大切にしたいです。
最後までお読みいただきありがとうございます!
ちなみに私は、油絵を描いています。少しでも油絵を描いてみようかな?とか、絵を描いてみたいけど何を使って描こうかな?と迷っていたら、油絵をおすすめしています。よかったら油絵の描き方の記事をご覧ください。