絵やイラストなどを売る方法を解説しています。
★もくじ★
あなたが自分で描いた絵やイラストなど!を売るための方法
絵が売りやすい時代になった?
あなたが絵を売るためには良い作品を作り、「これが僕が描いた絵だ」ということを伝えることが必要です。
それと同時に、展覧会では来場してくださった方には、あなたの描いた絵が一点物であること、画家として活動していることなどを強調して伝えることが大切です。
今の日本ではほぼ全ての人がスマートフォンを持ち、いつでも画像や動画、ブログなどを見ることができる時代になりました。以前に比べてあなたの絵を見てもらえる環境が整ったということになります。
発信する側もいつでも発信できる環境があるということですので、様々なところからあなたの絵を見てもらえる機会を増やしたいものです。
絵を売ることについて、以前は本屋さんで公募展の本を買い公募展に出展する流れが私のイメージでした。
しかし今はSNS、ブログなどであなたの絵の出来を発信したり、絵に対する考え方を語ったりできるようになったので、あなたの絵に共感してくれる方がいる可能性が増えました。
あなたの絵をインターネットで販売することだって可能になりました。
これは、生活に欠かせないものではない絵を身近に感じてもらえる時代になったのではないでしょうか。
まずはインターネットであなたの絵を知ってもらおう
絵を売るためには、個展や公募展に出展して個展開催を狙ったり、インターネットで絵を販売したり、路上で売ったり、とにかくいろいろな方法があります。
そのためには絵の制作をしながらSNSやブログで絵のことについて発信していきましょう。個展の準備が整ったら個展のお知らせもできます。
あなたとあなたの絵を知ってもらうためのPRをしていきましょう。
あなたが描いた絵を売る方法【人を集めながら売ろう】
グッズ販売
あなたの絵(原画)ではなく、絵(原画)から広げてポストカードやトートバッグなどを作りお客様が手軽にご購入できるグッズを販売しましょう。
在庫を抱えてしまうリスクがあるので、大量に始めるのではなく手応えを確認しながら少量の在庫になるように売れ筋を見極めましょう。
売れなければ個展やイベントで差し上げるということもできます。
インターネットで販売すれば、販売した場合販売一覧に「Sold」つまり「売り切れ」の表示が出ますので、新しくあなたのお店をご覧になったお客様には「ここのお店には購入者がいたんだ。」というお知らせになります。
また、あなたとお客様とのコメントのやり取りであなたの人柄がわかりますし、販売取引後にする販売者と購入者のお互いの評価が良いと、それを見た新たなお客様の印象となります。
お客様にとって良いイメージだったらサイトを定期的に見てくれる可能性も出てきます。
販売していて実績がある程度出てくると宣伝になりますので、それだけですごいことです。
あなたが眠りについているときも販売中ですし(笑)。
あなたが描いた絵を売る方法【リアル編】
フリーマーケットやデザインフェスタで売る
フリーマーケットやデザインフェスタのお客様はご購入目的でいらっしゃる方が多いと思うので、「売りたい」と「買いたい」というお互いの気持ちが叶う場所です。
色々な層のお客様が来店されるので、各層のお客様のご意見を聞くと次の出店のヒントになり、刺激をもらえます。
たくさんのブースがあるので作家さん同士だったりすると、お客様同士が意気投合することもあります。
その後の作家活動に影響を与えてくれます。刺激と活気がすごいです。私はお客さんとして行ったことがあるのですが、今度は出品者で出てみたいです。
商品は原画はもちろん、ポストカードから、マグカップなどを置いても良いかもしれません。
グッズ販売に力を入れると人だかりができて、その人だかりがさらに人を呼んで活気が出そうですね。
その他、イベントで大きな作品を即興で描くなんてこともできるかもしれません。展覧会とはまた違った距離感と雰囲気でお客様と接することができそうですね。
絵とグッズ販売が前提となることもあるかもしれません。出店料、売れる場所取りの確保などなど細かいことを言えばキリがありませんが、これもひとつひとつ準備して会場を盛り上げていきたいですね。
展覧会を開いて絵を売る
展覧会は準備に時間と工夫が必要で、お金がかかったり、売れない場合はショックかもしれません。
しかし売れないかもしれないときでも、なるべく在廊してあなたの絵を見てくださる方に自分の絵の評価やご意見を伺って、次につながるような展覧会にしましょう。
絵は売れなくても、あなたが展覧会を開いた経験となり、次の展覧会の時には経歴欄に華々しい経歴が載せられます。
おめでとうございます!!
さらに開催場所に名を残すことができます。展覧会を開くことで会場にあなただけの世界を作ることができます。
お客様から頂戴したご意見や感想ノートのコメントは財産です。大切にしましょう。
お客様とのお話の中でタイミングを見計らって名刺をお渡ししてお客様とつながる努力をしましょう。
もしあなたの絵が売れた場合、当然ですがあなたの絵が売れる様子を目の当たりにできます。次回からは、売り方がわかってくるはずです。
イベントで会場を盛り上げる
個展を開催したら人が集まる日を狙ってワークショップを開いたり、即興で絵を描いたりお客様と一緒に絵を描いたりする催し物を行います。
そこでお客様の目を引く会場にすると人が集まってきます。お客様の印象に残って絵が売れる可能性が高まります。
プレゼントでお客様の印象を高める
展覧会に来場してくださった方にポストカードのプレゼントや、小さなグッズを配ったりしてお客様にアピールしましょう。あなたが作者だという印象も残ります。
展覧会の開き方はこちらの記事をご覧くださいませ。
さあ、個展を開こう!
公募展出品で絵を売る?
公募展は申し込みをしてあなたの作品を郵送などで絵を送って出展すると、審査員に審査してもらうことができます。
本屋さんには「公募ガイド」という本があったり、インターネットでも「公募展」と検索窓に文字を入力して検索するといくつか公募展サイトが出てきます。
あなたの作風に似た作品が多く入選している公募展を探してみましょう。あなたの作風に全く合わない公募展を目指して、眠っている才能を目覚めさせる方法もあります。
出展には出展手数料や、参加費、作品の送料がかかります。参加費がかからないものもあるみたいです。
賞をとれば賞金をもらえることがあり、さらに個展を開くことができるようになるかもしれません。
そしてあなたの作家経歴欄に「なんとか展〇〇賞」などと記載することができます。入賞、入選しなくても経歴として記載しましょう。
ただ、大勢の作家さんが出品するため、よほどのことがない限り入賞することはできません。
私は公募展入選者の展覧会に伺ったことがあります。賞をとった作品を拝見しましたが、圧倒されました。それぐらいの熱量がありました。
絵がうまいとか綺麗とかそのような感覚ではなく(もちろんうまいし、綺麗なんですが)、絵にオーラみたいなものを感じたことを覚えています。
公募展は出展作品サイズが大きいです。大作を描くのに慣れていない人、普段テーブルで描いている人は大作を描くことは結構大変かもしれません。
普段使っている細い筆を使って大きな画面に描いても迫力に欠けます。そんなときは大きめの筆や刷毛を使って描くと迫力が出ます。
何を描くかによってもまた筆の大きさや種類は変わりますが。
私は公募展に2度ほど挑戦し、F100号(1620×1620㎜)1枚とF50号(1167×910㎜)
2枚をそれぞれ出展しましたが、2度落選しました。
落選した後、会社の面接試験で落ちたような挫折感を味わいました。
しかし、これは私の主観なので公募展で落選した時にあなたが挫折感を味わうのか、メラメラと燃えて「やってやるぜ」となるのかはわかりませんので一度挑戦してみても良いです。
公募展は「入賞しないとタンス行きになる」と思うと、私は入賞しないと意味がないと思います。ですから、ある程度絵を描いたり展覧会開催で絵が売れて自信をつけてから公募展に出展しても遅くはないです。
もちろん、その経験をする前にいきなり公募展に出展するのもありです。申し込みをして郵送さえしてしまえば、審査員に絵を観てもらえることはすごいことです。
あなたが描いた絵を売る方法【Web編】
インターネットで絵(原画)を売ることはなかなか難しいですが、やってみる価値はあります。
現実的に考えてあなたが何か欲しいものを買うときにインターネットで買うのか、実際に店舗に足を運んで買うのかを考えた時に、「絵をインターネットで買うか?」ということも頭に入れておきましょう。
実際に何か欲しいものを買うとき、インターネットで調べて実店舗で触ったり持ってみたりして感触を確かめるはず。
絵となれば作家の人柄、絵の筆跡や、額の感じを実物で確認したほうが売り上げにつながりやすいとも考えます。
作家として知られているかも売り上げるかの基準になってきますね。
SNSで絵は売れるか?
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)ではあなたのプロフィールを作成・登録して、
- 他の方の展覧会鑑賞の感想を投稿
- あなたの展覧会の告知
- 写真の投稿
- 他の人が投稿した文章や写真にコメントをつける
上記のように、様々な投稿ができます。
代表的なSNSはTwitter(ツイッター)やFacebook(フェイスブック)、Instagram(インスタグラム)などです。
あなたの書いたブログを見に来てもらったり、個展に足を運んでもらったりする目的で活用すると良いです。
SNSでは販売・購入目的の方が見に来るわけではなく、リアルな世界と同様で「いいね」をしあったり、コメントを交わしたりする場です。
毎日「この絵〇〇円です。ご購入希望の方はこちらまでご連絡下さい」という投稿を見ても、買ってくれる可能性は低いと思いですし、場合によっては煙たがられます。
絵を売る目的で使用するのではなく、絵に関わっている人たちと交流すればわからなかったことを教えてもらったり、場合によっては公募展やグループ展に誘われることもあるかもしれません。
ブログで絵を売ってみる
ある程度の記事数があり、絵に関することをブログに更新していると、読者の方はその作家の記事や絵を見たいと思ってブログを定期的に見てくれるようになります。
私はまだブログを始めたばかりですが、読者の方と一緒に勉強するつもりでブログを書いています。
SNSでブログ更新を告知して、ブログを目的に来て下さる方を増やしてブログを盛り上げていくと絵が売れるようになるかもしれません。
まずは記事を書くことを習慣にしていきましょう。
もしブログで絵が売れたとしたら、まずは実績ができます。展覧会で絵を売ったことがない無名の作家さんがブログで絵を売ることができただけですごいことです。
このような時代なので可能性は全くゼロではないです。
となれば在宅で、しかも本来展覧会を開いて会場に支払うはずのお金がかかりませんから、あなただけの収入となります。
現実的にはブログを運営するスキルや文章力なども必要になってくるわけですが…。
仕組みを作り、1枚でも絵が売れればあとは絵に集中できることになります。
そして、在宅で絵が売れることになります。
いつも使っている画材代、絵の具代、額代、梱包代+送料程度で売れることになるので、出費が少なくてすみますね。
しかし、サーバー、ドメインを取得してブログ作成の時間と、お金(無料でできるブログもあります)、そして売れるまでの仕組みづくりとが必要になります。
何事もコツコツですね。
通販サイトやフリマアプリなどで絵を売ってみる
ブログで絵を購入してくださる方がいるケースがあるとすれば、もともと展覧会などで売り上げ実績がある人や、ある程度名前を知られている作家さんの可能性が高いです。
お客様は以前展覧会に訪れて実際に絵をご覧になった方ではないでしょうか。
ですので、いきなりブログだけで絵を売ることをやってしまうとなかなか売れません。お客様の集客をあなたが全て行う必要が出てきます。制作以外でやることが多いということになってきます。
その点、通販サイトやフリマアプリは比較的売ったり買ったりが手軽に行えます。ここでは売りたい、買いたい人が集まっているから売りやすいし買いやすいです。
商品説明を書く時間とスマートフォンで撮った写真を撮る時間があれば出品にお金がかからず、売れた時にサイトに手数料が支払われる仕組みになっています。
(サイトによって異なるかもしれませんので詳しくは各サイトをご確認くださいませ。)
お金のやり取りは運営会社が手伝ってくれるのでトラブルが少ない、つまり作ることに集中できます。
ひとつではなく複数のサイトやアプリに出品して売れる傾向をつかみましょう。
お客様のご要望では、動物の絵やペットの似顔絵のオーダー、ご家族の絵やイベントごとのお祝いの絵なんかも人気みたいです。
以下通販サイト、フリマアプリのご紹介です。
BASE
ネットショップの作成や運営が無料で、商品登録数が無制限。ネットショップの難しいところをBASEがお手伝いしてくれます。
mercari(メルカリ)
スマホでかんたん、フリマアプリです。サイトに登録して売りたいときは売りたい商品の撮影、商品説明、出品の流れで行います。
買いたいときは購入手続き、支払い方法を選び、商品を購入します。
大雑把に説明しましたが、わからないことはガイドを見たり、質問できたりするのでやりやすいです。わからないことは大体ガイドを見れば解決します。
私はこのアプリに出品しています。主にわんちゃんやにゃんこ、つまり犬猫のイラストを布用ペンや絵の具でトートバッグやTシャツに直接描いて既製品、オーダーメイドとして販売しています。
私がフリマアプリで一番売れたサイトです。
毎度ご利用ありがとうございます!
グッズだけではなくウェルカムボードなどの絵も人気があるみたいです。
Rakutenラクマ(旧フリル)
楽天のフリマアプリです。私はこのアプリにも出品しています。内容は大体メルカリと似ています。あくまでも個人的な感想なので利用規約をご確認ください。
こちらも毎度ご利用ありがとうございます!
ART-METER
あなたが制作した絵やイラストなどを掲載して計り売りしてくれる販売代行サイトです。レベルによって単価が上がってきます。
Creema(クリーマ)
ハンドメイド・手作り・クラフト作品が売買できるアプリです。結婚式のウェルカムボードやお祝い事の絵、お客様ご希望の似顔絵を売ると良いかもしれません。
クラウドソーシングサービスで絵を売る
クラウドソーシングサービスとはお仕事したい人と、お仕事をしてほしい人を繋いでくれるサービスのことです。
この、クラウドソーシングサービスを利用して絵やイラストを描いてお仕事にするという方法があります。
お仕事内容はアプリアイコン作成、パンフレット、チラシ、ホームページなどに利用するイラストなどの制作です。
発注者とお金のやり取りを直接するわけではないので制作以外のことを考えずにすみます。ですので、制作に集中できるということになります。
報酬金額は数千円から数十万円。規模によって様々です。これだけで生計を立てている方がいるみたいです。案件数が多いからお仕事として成り立ちやすいですね。
発注者にあわせての制作なので、あなたが描きたい絵を描いていきたいのであればクラウドソーシングではないやり方、またはクラウドソーシングサービスであなたが比較的好きなジャンルを選んでから仕事を絞る必要が出てきます。
クラウドソーシングサイトには多くのクライアントが集まります。過去にやり取りをしていなければ面識のない人同士のビジネスということになりますのでクラウドソーシングサービスの内容を十分把握しておくことが必要です。
クラウドソーシングサービスサイトは、「Bizseek」これは手数料が安いという特徴があります。フリーマーケットの「ココナラ」。イラスト、似顔絵などを個人で売ったり買ったりできる「SKIMA」などがあります。
ココナラ
ココナラは、あなたの知識やスキルを売ったり買ったりできるオンラインマーケット。スキマ時間を使って手軽に副業したい人にぴったりです。
実名不要で、金銭的なこともココナラが仲介してくれます。なので、「売ったのに金銭が払われない」という心配がありません。
登録無料なので、お小遣い稼ぎやちょっとしたスキルを身に着けたいときなどにおすすめです。登録して損はないですね。
あなたが描いた絵が売れない!絵を売る方法間違った?なぜ?
コレクターの心をつかんでいるか
お客様はあなたが描いた絵とあなたに興味があるようです。
例えばこんな経験はないでしょうか?
本屋さんで本を立ち読みして、気になって買って読んだ時には本の内容に集中します。
しかし、本を読み終わったら作者がどんな人物かを知りたくなり、本の最後に書いてある作者経歴を見て人物にも惹かれた。
そしてその作者の人物をイメージし、その作者が書いた他の本も欲しくなり、結果的にリピートした。
結果的にあなたはその作者の本のコレクターとなるのです。
絵にもそれに近いことが起こると考えます。ですので、絵を売るためにはあなたの絵だけではなくあなたの考え方を表現することも必要です。
独創性があるかどうか
一瞬であなたの絵とわかるもので、かつオリジナリティがあるもの。これが大事です。
独創性?オリジナリティ?
どうしたらそんなものが手に入るの?といわれるかもしれません。しかし、はじめからオリジナリティのあるものなんて作れないです。
オリジナリティを出すには…
- あなたが好きな絵の真似をする
- 真似したら少し変える(例:紙を貼ってコラージュしてみる)
- または、マネとマネのミックスをしてみる
- それらを繰り返しているうちに自分のモノになる
仕事だって初めは先輩の言われたとおりにやって、先輩のいいところを真似するはず。
そのうち「あれやりたいな、これこうだったらいいのにな」と思って作ってみる。なんてことがあるはずです。
それがオリジナリティなのではないでしょうか。
あなたが描いた絵を売る方法【やっぱり原画でしょ】
絵を描いている以上、原画は売りたいですよね?
「これ、私の作品です!」
といえるぐらい特徴的、どれも印象に残る作品を描きましょう。主役級の作品は多少値が張っても売れるそうです。逆に印象が薄い作品は、お客様に素通りされて見てもらえないです。
いずれにせよ自信がある絵を描いていきましょう。
展覧会が開催されている間はなるべく在廊してお客様とお話しするとお客様とあなた、そしてあなたが描いた絵とお客様との距離が縮まって購入に至るケースも増えていきます。
そしてお客様と知り合い、お客様と直接やり取りができれば会場に払っていた手数料を払わなくても良くなります。
同じお客様にリピートしてもらえるようにしていきましょう。
もちろん、ご新規のお客様へのお声がけも大切です。
さきほども言いましたが、SNSではいつでも発信することができるようになっています。
展覧会の告知とあなたの考えと絵の画像、制作風景を発信してお客様が手に取るようにわかるあなたを出していきましょう。
あなたが描いた絵を売る方法【共有したい】
展覧会やグループ展で仲良くなった作家さんと絵に関する情報を分かち合うことで次の展覧会のきっかけになったり、新しい発想が生まれたりするかもしれません。
わからないときは思い切って「わからないので教えてください」と聞いてみましょう。
あなたより絵を売っている経験が多い作家さんは自分とは何が違うのかも意識してお話ししましょう。
そういう場がない場合は、やはりSNSで憧れの画家の方に質問してみるのもいいかもしれませんね。
すごい時代になったものですね。
あなたが描いた絵を売る方法【好まれる絵】
売れる絵の傾向は
- 風景画
- お花
- 動物
- 美人画
などですが、
- 金箔が使われた高価な印象の絵
- 赤い色が使われている絵
- 明るい雰囲気の絵
なども人気みたいです。
また支持体(紙やキャンバス、木製パネルなど、絵を描く材料)の形も重要で、横長より縦長が売れやすく、楕円や丸の形などの絵は比較的売れにくいです。
額縁も明るく華やかな印象のものが良いです。
あなたが描いた絵を売る方法【結局何を売る?】
「何を売る?って絵に決まってるでしょ!私は、僕は絵を売りたいんだから!」
と思っている方は多いと思います。それでは絵とは何でしょうか?
絵とは「キャンバスや木製パネルや紙などに直接描いた絵、つまり原画」ということになるのではないでしょうか。
しかし、絵を売って生活するためにはそれなりの値段を付けないといけない。
そして生活するには数を売らないといけなくなる。
1か月生活するのにいくら収入があれば生活できるか。
20万円?40万円?それとも100万円?
1枚絵を売ると単価をいくらにすればよい
でしょう?
1万円?5万円?10万円!!
現実的に考えると無名で個展を開催してもあるいはインターネットで原画を売ってもそう簡単に絵は売れません。
売る側であるあなたと買う側であるお客様はお互い気持ちの上では頑張らないと売れない、買えないのではないでしょうか。
つまり最初から原画を売るにはハードルが高いと思います。しかし、個展をしなくてもインターネットで売らなくても売り上げを上げることはできます。
それではどういう方法で売り上げを出すか?
といいますと、それは
「いきなり原画で売らない」という方法です。
原画をもとに、または全く別の絵やイラストを描いて、それを複製するやり方です。複製の方法は絵を描いたらスキャナでスキャン、またはその絵をデジタルカメラなどで撮影してそのデータを使用します。スキャンをプロに依頼する方法もあります。
そのあとパソコンの「ペイント」などを使用して加工(無駄な線を消したりサイズ調整、色を少し塗り足したり薄くしたり)すればポストカード、トートバッグ、マグカップ、複製画などのデータになります。
少ないリスク(なるべく在庫をかかえない)で価格帯は3段階ぐらいに分けてお客様に選んでもらえるようにします。
あなたが描いた絵を売る方法【私の実績編】
私はトートバッグやTシャツに布用のペンや絵の具で絵を直接描いて販売していました。
ポストカードはプリンタのスキャナ機能でスキャンした画像を無地のポストカードにプリントアウトして販売したりご購入いただいたお客様にプレゼントで渡したりしています。
そのうちお客様からオーダーを受けることができるようになりました。
やり取りは一人のお客様と1か月ぐらいかかり、ほぼ毎日コメントを交換していて、お客様にはご要望を細かくお伝えいただきました。
ですが、そこはやり方。1か月ほぼ毎日お客様のご要望を聞いてしまっていてはお客様のご負担になってしまうこともあります。
日常、お客様がお忙しい可能性がありますのでコメントのやり取りの中でお客様がお忙しいかどうかをこちらが察して
「このようなやり取りで進めていきたいのですがお忙しくないですか?」
と伺ったり、
予めプロフィールに「オーダーメイド商品は完成までお客様とのやり取りが3週間程かかる場合がございます。」
と説明書きを入れておけば、比較的上記のようなやり取りを理解してくださったお客様が集まってきます。
コメントのやり取りの中で、お客様のご要望にこちらが応えていくと自分が成長していく感覚がありますし、「お客様と二人で作った商品」感が強まり、商品への愛着はひとしお、ご購入後もお客様に商品を大事にしてもらえます。
在庫を抱えてしまうリスクは、オリジナル商品では発生してしまいますが、オーダーメイドで売れたものはお客様ご希望の材料を揃えてやり取りをしていって販売すれば、在庫を抱えなくてすみます。
なのでお客様が、お客様にしかない世界でただひとつのものを喜んで下さるならオーダーメイド商品一本でやっていくのもいいかもしれません。
しかし、宣伝のためには「こんなのも描けますよ」アピールがある程度必要だと思うので、材料に描いたり紙に描いたりして宣伝することはある程度必要です。
また比較的完成まで簡単に描ける絵(原画)を販売することや、小さなキャンバスで、ご自宅にちょこんと立てかける絵や模様、ポストカードなんかも良いです。
あなたのお店をご覧になる方の反応を見て少しずつ大きくしていけば良いですね。
なるべくコストを抑えて商品を売ることも頭に入れておくと良いです。
例えばピアスは小さいので送料を抑えてお客様にお届けすることができます。ピアスの飾り部分に絵や模様を描いて販売しても良いかもしれませんね。
インターネットでプリント依頼「オリジナルプリント.jp」(私が実際に仕入れているインターネットのお店です)すると
無地+アイテム&加工代がかかり1000円以上かかります。
(プリント加工の方法によって値段は様々ですので詳しくはサイトをご確認くださいませ。)
プリントによっては注文枚数が増えていくと割安になるものもありますが、初めのうちはあまり枚数を増やさないほうが在庫を抱えなくてすむので、多少お値段がかかっても試しに何枚か少量でプリントすることをおすすめします。
ちなみに無地のものですと
12ozキャンバストートバッグ(M)幅約36cm、高さ約37cm、底マチ役11cm持ち手約2.5×56cmは300円ぐらいで仕入れることができます。(2018年12月現在の価格です。詳しくはサイトをご確認くださいませ。)
※なお、別途送料がかかります。
それに、布に描ける下書き用のペン、布用ペン、マジック、絵の具などを用意して絵を描いていきます。
仕入れには送料がかかるので自分でお店に行って仕入れるのも良いかもしれません。ちなみに私は100円ショップや文房具店、画材屋さんで揃えました。
まとめ
- SNSやブログでは絵の画像・心構え・や展覧会の告知を発信する
- Webでは売りやすい絵やグッズ販売でコツコツ実績を上げていく
- リアルでは展覧会、フリーマーケット、デザインフェスタで様々な層のお客様、作家さんと接し刺激を受ける
絵を売る方法はひとつでは売れないと思いますから、売れる可能性があるところで販売してみることが大事です。
少しの反応、手応えを感じたら少しずつ展開していくと、在庫を抱えすぎるなどのリスクを抑えられるのではないでしょうか。