- 油絵をキャンバスで描きたいんだけどキャンバスにはどんな種類があるんだろう?
- キャンバスにどんな下地がされているんだろう?
- そもそもキャンバスを使って描いたほうがいいのか?
そのようなお悩みを解決します。
★もくじ★
油絵の張りキャンバスのサイズ
油絵に限ったことではないのですが、キャ ンバスのサイズは規格「F」、「P」、 「M」、「S」、「SM」で表されています。
「F」はFiguraで人物 「P」はPaysageで風景 「M」はMarineで海 「S」はSquareで正方形 「SM」はサムホールです。
「号数」の数字が大きくなるとサイズも大 きくなっていきます。 はじめは0号から3号ぐらいまでのサイズを描いてみると良いですね。
画材屋さんによくある規格は「F」です。
画材屋さんで油絵に使うキャンバスを選ぶとき
基本的に説明書きされているのでわかりや すいですが、油絵の場合「油彩・アクリル 兼用」や「油彩用」などと書かれているの で、そのような表記のものを選ぶと良いで す。
その他、木枠の素材や布地の素材によって 値段が色々あります。
はじめはあまり値段が高すぎないキャンバ スを選んだほうがと思います。
油絵のキャンバスの下地の種類
油絵を描くときは下地処理が必要となりま す。
下地処理が施されたキャンバスを買うの か、自分で下地処理をするのかを決めまし ょう。
下地処理の手順
①目止め
織り目の固定や酸化防止の目的で「膠」 (にかわ)など目止めを行います。
②地塗り塗料を塗る
目止めのあとさらに耐久性を高めたり、発 色を良くするために地塗りを施していきます。
油絵のキャンバスに塗る地塗り塗料の種類
地塗りの塗料の性質で、描き味が変わって きます。
非吸水性下地
「乾性油と白色顔料」を練って作られた塗 料です。これは油性のキャンバスになりま す。油絵具の艶を引き出します。
油性なので油絵のみにしか使用できません。
油分を吸わないので油絵具の乾燥が遅くな ります。
この非吸水性下地には「ファンデーション ホワイト」といった商品が販売されている みたいなので、艶を出したい私はチェック したいです。
半吸収性下地
「白色顔料、アクリルエマルジョン」を練 って作られたものはアクリル絵具、油絵、 テンペラに利用可能です。
「ジェッソ」と言われる商品がそれです。 私もジェッソを使用しています。扱いやす いのでおすすめです。
また「白色顔料、膠水、エマルジョン」を 練って加えたものは、テンペラ(顔料と卵 黄を混ぜ合わせて描いた絵具)と混合した 絵に適しているみたいです。
アクリル絵具でも使用できます。
吸収性下地
「白色顔料と膠水」で練って作られたもの を使います。
吸着がよいアクリル絵具、テンペラ、油絵具 が使用可能です。
油絵具を使用する場合は油分を吸収して艶 のない画面になります。
まとめ
今回はキャンバスの特徴をお伝えしてきま した。
キャンバス布地の素材、キャンバス布地の 目、絵を描く前の下地処理、またはサイズ によって絵は変わってきます。
どのような絵を描きたいのか明確にして、 キャンバスを決めていきましょう。
まずは麻で中目の油彩用、F0号からF3号く らいまでの張りキャンバスを1枚揃えるのが 良いかと思います。
すぐに油絵を描くことができますからね?
一度油絵を描いてみて、その描き味を確認 したほうが良いと思います。
最後までお読みくださいましてありがとうご ざいます。