この記事では次のことをお伝えします。
マスキングテープを丸く切る方法が知りたい
マスキングテープを丸く切る場合、何も使わないときにはフリーハンドでカッターやハサミでカットしたり、小さなマスキングテープを円の形に沿って貼っていかなければなりません。
これは、本当に大変で時間がかかりますよね。
時間がかかるし、正円ではないので正確さに欠けます。
マスキングテープを丸く切り抜くための道具を使うと、圧倒的に効率がアップし、塗装の仕上がりにも大きく影響してきます。
- マスキングテープを切るのに技術は要らない、道具が要る
- 円形マスキングシールは貼りたい直径を選んで使うだけ、周りも使える
- 少量か、大量に使うかで買うものを選ぼう
もし続きが気になる場合は、記事を読み進めてみてください。
★もくじ★
マスキングテープを丸く切る方法
マスキングテープを丸く切る方法は、2つあります。
いずれも道具を用意して丸く切り抜きます。
細いカッターで切っても良いのですが、正確に切ることは難しいです。
なので、技術でなんとかしようとせずに道具を買ってしまったほうがのちのち楽ですよ。
パンチコンパスでマスキングテープを丸く切る
パンチコンパスを使ってマスキングテープを丸く切る方法です。
パンチコンパスは、針の部分を軸にして円周をカッターの刃でカットし、丸く切る道具です。
やり方はとても簡単です。
- マスキングする部分の直径を測る
- マスキングする部分の直径に合わせてコンパスの針とカッターの刃をマスキングする直径の半分(半径)の長さに設定する(例えば、マスキングする部分の直径:8㎜の場合、コンパスの針とカッターの刃の長さ:4㎜)
- マスキングテープをカッターマットに貼る
- コンパスでマスキングテープを丸く切る
パンチコンパスは、円の大きさを細かく設定できます。また、丸く切るだけではなく、円を描いている途中で止めれば円弧も作れます。
切るコツとしては、丸く切る場合は一度にカットするか、何回かコンパスを回してきれいな丸にしながら切るかどちらかの方法で丸く切ることができます。
カッターの刃にマスキングテープの糊がついたり、刃が削れてきたりすると思った丸が切れませんので、切れ味が悪いなと感じたら、カッターの刃を新しいものに交換しましょう。替刃は普段使用している文具用のカッターナイフを使うことができます。
なお、小さな円を切るときはズレることがあります。ですので、慎重にカットしていきましょう。
パンチコンパスは、一度購入したらこれひとつで無限にマスキングテープを丸く切ることができます。なので、これひとつだけ購入すればマスキングテープを丸く切る問題は解決してしまいます。
手軽に素早くマスキングテープを丸く切ることができますね。
ただし、パンチコンパスはつまり「丸く切るコンパス」です。なので、真ん中に固定用の針穴が開いてしまいます。筆で塗装する場合は針穴を避けて塗る必要がありますし、エアブラシで塗装する場合は塗装されないように針穴をふさぐ必要があります。
- ミリ単位で切れる
- コンパクト
- 替刃の入手に困らない(カッターの刃)
- 針が危険
- 大量に作るには大変
- 真ん中に穴が開く
ハトメ抜きでマスキングテープを丸く切る
ハトメ抜きでマスキングテープを丸く切る方法です。
穴を開けたいマスキングテープにハトメ抜きをあてて、木づちや金づちでハトメ抜きをたたいて丸い穴を開けます。
これだけでマスキングテープを丸く切ることができます。
ただし、ハトメ抜きはマスキングテープを貫通します。
なのでテーブルなどを傷つけないようにカッティングマットなどを敷いて養生しておいたほうが良いです。
木づち(金づち)の叩き方によっては完全に丸く切れない可能性があります。なので、しっかりと打ち込みましょう。
プラモデルの円の大きさはある程度同じようなサイズで決められているようです。なので、必要なハトメ抜きだけをそろえればOKですね。
しかし、さまざまな直径の円が必要な場合、ハトメ抜きをそろえようとするとコストがかかります。
その場合は、パンチコンパスや円形マスキングシールを購入したほうが経済的かもしれません。
- 一瞬で丸く切れる
- パンチコンパスよりはやい
- サイズごとにそろえないといけない
- 木づち(金づち)をそろえないといけない
- 大量に作るには大変
マスキングテープを切る以外で丸いマスキングをする方法
マスキングテープを切る以外で丸いマスキングができるものがあります。
円形マスキングシールを使う
円形マスキングシールを使う方法です。
円形マスキングシールは、等間隔に丸く切ってあるマスキングテープです。最初から丸く切ってあるので、使用したい大きさの円を探して貼るだけで作業が終了します。
一気に大量の丸いマスキングテープを使いたい場合は重宝します。
ハトメ抜きやパンチコンパスで大量に丸いマスキングテープを作り出すには時間がかかりますからね。集中力が切れてくると、いびつな丸になることも考えられます。
円形マスキングシールは、四角の中にきれいに丸く切ってあるので円の部分とその周りの部分、両方を使うことができます。
小刻みに円の大きさがそろっているので、欲しい円がなくて困ることがなさそうですね。
一度に多めに使う場合や、丸く切るのが面倒という方は円形マスキングシールを用意しましょう。
- 切らなくても良い
- 丸く切る手間がない
- 貼るだけで良い
- 欲しいサイズがなくなったら使えない
- 好きなサイズに切れない
丸いマスキングテープの使い方
丸いマスキングテープの使い方は、
例えばタイヤを塗装するとしたら、フチの部分を使ってホイール(円のなか)を塗った後、ホイールに丸いマスキングテープを貼ってタイヤ(円の外側)を塗る
などの使い分けができます。
まとめ
- マスキングテープを切るのに技術は要らない、道具が要る
- 円形マスキングシールは貼りたい直径を選んで使うだけ、周りも使える
- 少量か、大量に使うかで買うものを選ぼう
マスキングテープを丸く切る機会はなかなかないかもしれませんが、どれかひとつをそろえておけばのちのち丸いマスキングテープが必要なときに役に立ちます。
そろえておいて損はないですね。
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