- 絵を描きたいけれど油絵かアクリル画か迷
っている - 油絵とアクリル画の違いを知りたい
そんなお悩みを解決します。
★もくじ★
アクリル絵具とは?アクリル画と油絵の違い
アクリル絵具は、顔料の粉末とアクリル樹
脂を練って作られた絵具のことです。
油絵具をもとに生まれた絵具で油絵具や水
彩絵具を使っていた人がアクリル絵具の魅
力に引き込まれていきました。
アクリル絵具の特徴、アクリル画と油絵の違い
アクリル絵具は何で溶いて描けるのか
アクリル絵具は水溶性で、水で溶いて使え
ます。
水やぬるま湯、石鹸で洗って手入れできま
す。
アクリル絵具が付いた筆をそのまま放置す
ると筆がガチガチに固まってしまうので、
筆を使ったらすぐに絵具を落として水で洗
う必要があります。
アクリル絵具が乾くまでの時間
アクリル絵具は乾くのが速く、水をどのぐ
らい足して絵具を溶かすかにもよりますが
約30~40分程度で乾き、乾燥後は耐水性
になります。
なので、すぐに色を重ねることができます。
逆に色を混ぜるのに躊躇していると固まっ
てしまいます。
乾いたアクリル絵具の上に水をかけても、
再び溶けることはありません。
ですから、パレットへのアクリル絵具を出
す量にも配慮が必要になります。
乾燥が気になる方は、水やメディウムを混
ぜて固まるのを遅らせることも可能です。
アクリル画の支持体
アクリル絵具は紙やキャンバスや木製パネ
ル、キャンバスボード、金属、ビニールな
ど様々なものに描くことができます。
アクリル絵具の臭い
アクリル絵具独特の臭いがかすかにします
が、その程度です。
アクリル絵具の筆跡
アクリル絵具は描いた後、筋が残りやすい
と思います。
なるべく筆跡を残したくない場合は柔らか
い筆で水やリターダーと呼ばれるメディウ
ムで乾燥を遅らせてあまり、なですぎずに
一気に描いたほうが良いと思います。
なですぎると筋が残ったり、塗っているそ
ばから絵具が乾いてきてしまいます。
〇〇風が得意なアクリル絵具
水を多く使うと水彩画風、絵具を塗り重ね
て重厚な油絵風といった表現ができます。
どちら側にも簡単に表現できます。
ですが、あくまでも〇〇風です。
アクリル画の仕上がり
アクリル絵具は水分の含有量が30%弱なの
で水分が蒸発して絵具が乾くと体積が減少
します。絵具を塗った直後と乾いた後では
色に変化が出るみたいです。
油絵具の特徴、アクリル画と油絵の違い
油絵具は何で溶いて描けるのか
油絵具は油で溶いて使います。
油絵具がついた筆のお手入れは、絵具を布
やペーパータオルに拭って、制作中には石
油系のブラシクリーナーで絵具を落としま
す。
絵を描いたあとは水性のブラシクリーナー
を使って筆の汚れを落として最後に石鹸で
洗います。
油絵具が乾くまでの時間
油絵具は乾くのが遅く、乾くまで3~4日か
かります。
色を混ぜるのが容易で、乾くのが遅いので
制作にじっくり時間をかけることができま
す。
支持体
油絵具はキャンバスや木製パネル、キャン
バスボードに描くことができます。
臭い
油絵具を薄めて使う場合、溶き油の臭いが
するので換気しながら制作する必要が出て
きます。
筆跡
油絵具は筆跡を残したり、筆跡を残さなか
ったりできます。
グラデーションはアクリル絵具より容易に
作ることができます。
仕上がり
油絵絵具は絵具が乾いても体積の減少がな
く、油絵を描いた直後と油絵具が乾いた時
で色の変化はみられないです。
アクリル絵具と油絵具の違いはわかったけど、どっちを選ぶべき?
アクリル絵具にも特徴があり、同じく油絵
具にも特徴があります。
それぞれ長所とするのか短所とするのかは
人それぞれです。
私は油絵具を使用しています。
でも、臭いも気になりませんし、洗う手間
も感じません。それにはわけがあります。
水に溶ける油絵具があります。私はそれを
見つけてその油絵具を使用して油絵を楽し
んでいます。
筆のお手入れは水性のブラシクリーナーと
石鹸だけでじゅうぶんです。
因みに水性のブラシクリーナーには臭いが
ありません。油絵は臭いが気になってい
て、臭いが気になる画用液を使用しなくて
も良いとわかったので、すごい油絵具に出
会ったと思いました。
また、匂いのしないペインティングオイル
やブラシクリーナーが販売されています
(でも換気は必要です)。
このように、世の中には「快適に制作する
ために考えてくれている人はいるんだな」
と思いました。
まとめ
油絵の技法のところでもお伝えしました
が、あなたが描きたい画家や対象にあった
描き方を学んで得意とする技法を見つけて
それにあった絵具を使っていければ良いと
思います。
要は絵具から入るのではなく、あなたが何
を描きたいか、どんな技法を使いたいのか
ということに意識を集中させていけば良い
のかなと思います。
個人的には油絵具がおすすめです。
水で溶ける油絵具もありますしね?
いずれにしても画材は買い足していけば決
して安いものではないです。いきなり絵具
セットを買うのではなく絵具を1、2本買
って試してから徐々に広げていくことをお
すすめします。
【水可溶性油絵具デュオ】入門油絵具はコレ!初めてでも手軽で簡単な理由