- 油絵のキャンバスへの書き方が知りたい
- ポイントや注意点は?
こういった疑問に答えます。
油絵の販売経験ありです。
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★もくじ★
油絵のキャンバスへの書き方
まずはじめにキャンバスは、生地だけでも「キャンバス」、キャンバス生地を木枠に釘などで打っているものは「張りキャンバス」とも、「キャンバス」とも言います。今回は「張りキャンバス」のことを「キャンバス」と呼ぶことにします。
油絵をキャンバスに描くときの描き方は以下の流れで行います。
- キャンバスを用意する
- 下地材を塗る
- 下描きする
- フィキサチーフで定着させる
- おつゆがきする
- 油絵を描く
- 仕上材を塗る
- 額装する
以上がキャンバスに描くときの描き方です。
[/aside]【関連記事】
卓上イーゼルのおはなし
キャンバスの紹介
筆の紹介
結論、ガスから守るか守らないかです。なので、とりあえず指触乾燥で塗れる仕上材を塗っておけば大丈夫です。
油絵をキャンバスに書くときの注意点
油絵をキャンバスに描くときの注意点です。
- 下地ありのキャンバスに下地材塗布は必要ない
- 油彩用キャンバスの上から水性の下地材は塗れない
上記のとおりです。順番に解説します。
下地ありのキャンバスに下地材塗布は必要ない
もともと、下地が施されたキャンバスに下地材を塗る必要はありません。ただし、「色のある下地を塗り直したい」、「もっと目を潰して平滑にしたい」などの目的があれば下地材を塗るのもありです。
ちなみに、購入したキャンバスに下地材が塗っているかどうかの確認方法は、
- 説明書きをみる
- 店員さんに聞く
上記の方法で解決します。
ちなみに僕は、誤って油性下地の上に水性下地を塗って失敗した事がありました。ある画材屋さんで購入したF30号のキャンバスにジェッソを塗ったあと、気になって購入したキャンバスの下地についてその画材屋さんに電話で聞いたら、そのキャンバスには「予め油性の下地が塗られている」との回答でした。とても、もったいないことをしてしまいました。
購入する前に一度店員さんに聞くだけだったのに、僕はそこを怠っていました。
油彩用キャンバスの上から水性の下地材は塗れない
結論、油彩用キャンバスの上から、水性の下地材は塗れません。
理由は、油彩用キャンバスは「油性キャンバス」だからです。水性の下地材はもちろん、アクリル絵具も塗れません。塗ったところで剥離してしまいます。
なので、油絵を描く場合、油彩用キャンバスの上に「水性の下地材」は塗らず、油絵を描き始めましょう。
一方、油彩・アクリル兼用のキャンバスには水性の下地材が塗れます。理由は、水性の下地が塗られているキャンバスだからです。
とはいえ、下地を塗り直す必要がなければ、油絵を描き始めましょう。
額装する
仕上材を塗ったらお好みで額装します。規格サイズ(F・P・M・S)ならぴったりの額縁が販売されています。
一方、規格外なら自分で額装します。
- 例)ボックスフレーム
また、額縁のクオリティによって値段が様々あります。ちなみに、売れやすい絵の額縁は「ゴールド」のような華やかな色です。
とはいえ、額装せずに絵が売れている画家の方もいらっしゃいます。そこは、売ってみての反応で額装するスタイルか、額装しないスタイルにするのかを探っていきましょう。
まとめ
- キャンバスを用意する→麻がおすすめ
- 下地材を塗る→油彩用の上に水性下地はNG!
- 下描きする→カーボン紙・ます目・フリー(必須ではない)
- フィキサチーフで定着させる→濁り防止(下描きしない場合不要)
- おつゆがきする→揮発性油+油絵具でまんべんなく(必須ではない)
- 油絵を描く→ペインティングオイル+油絵具でOK
- 仕上材を塗る→指触乾燥用と完全乾燥用あり
- 額装する→規格あるなしで、額装方法が変わる
以上です。工程が多く、乾燥のことに注意が必要ですが、結局は慣れです。
油絵が乾く時間を解説【乾く時間が気になる人は、油絵向いてません】
また、下地材を塗ってしまえばキャンバス同様、木製パネルにも油絵を描くことができます。
おぼえておいて損はありません。
是非やってみてくださいね。
油絵の板の下地を解説【油絵で板に使える下地材・道具・塗り方・手入れ】
まずは小さい作品を1枚描いてみましょう。
明日ではなく、さっそく今から始めますか。
以上、油絵をキャンバスに書くときの書き方のおはなしでした。
【関連記事】
卓上イーゼルのおはなし
キャンバスの紹介
筆の紹介
おつゆがきのあとの乾燥時間は、表面がカラカラに乾いたらOKです。1日見ていれば確実に乾いています。または、本のとおりに拭き上げてから油絵を描くことも可能です。
オドレスペトロール←臭いが気になる人向け
油絵を描く
それでは、油絵を描いていきます。
筆
まず、筆では下記のような考え方で使っていきましょう。
- 細密の描写をする場合→細い丸筆
- 広い面を塗る場合→は太い平筆(またはフィルバート)
上記のような考え方で筆を選びましょう。
よく、「筆は大きい筆で描かなければいけない」みたいなことを聞きます。これは、ひとつの正解でもあると思います。理由は、あまり細い筆で描きすぎると線が貧弱になるからです。線が貧弱になるということは、発色も悪くなる可能性があります。そのような絵は、目立たない絵になるはず。
逆に、太い平筆ばかり使って描いていると、細部がおろそかになります。なので、モチーフの面積の広い部分や、背景などの面積が広い部分は平筆。モチーフの細い部分は細い丸筆を使うと良いかと。
じゃあ、どんな筆が良いのか?
丸筆も、平筆も、まとまりがあってコシがある筆が良いかと。豚毛だと毛羽立ってきて外側に広がる傾向にあるかと。そこは、お好みで使ってみましょう。
不安であれば、豚毛とまとまりのある筆を購入することもありかと。豚毛は安めなので、手に入りやすいです。
また、毛の種類は「油絵=豚毛」のイメージがあるかと思います。本にも豚毛を紹介している本があります。しかし、画材屋さんにはたくさんの種類の筆が売っていますし、プロの画家の方が使っている筆を観察すると、コシがあって柔らかい筆(ナイロン、コリンスキーなど)を使っています。
なので、「油絵=豚毛」は必ずしも正解ではなさそうです。とはいえ、豚毛で描くことも間違いではないです。あやふやですみません。
この「筆は何が良いか問題」は、「描いてみて自分の正解を探す」しか方法はないかと。
下記に、良さそうな筆を挙げてありますので参考になれば幸いです。
上記のナイロン筆が高いと思う方はこちら。多分同じものです。ただし、海外からの購入となります。こちらはブラシが50ドルほどで、送料が8ドルほど。そして、説明は英語です。とはいえ、ページを開く際、日本語表記に設定すればOKです。
上記のナイロン筆を紹介する理由は、僕が現在使用しているのと、まだ日本でこのぐらいの硬さの筆を探していないからです。僕は海外のAmazonで購入しました。
気になる方はどうぞ。
オイル
オイルは下記のような人におすすめです。
- 細密の描写をしたい場合
- 線がかすれてしまう
- 一度で長い線が描きたい
- グレーズがしたい
以上です。
ペインティングオイルは、描き始めから油絵完成までこれ1本で油絵具と混ぜて使えるのでおすすめです。粘度や乾燥調整にはペインティングオイルに揮発性油を足したり、乾性油をたしてつかえるので一本持っていると便利です。
油絵におけるオイルのおすすめ紹介【超初心者向け】[快適制作3つだけ]
仕上材を塗る
仕上材は2種類あります。
- 表面乾燥(指触乾燥)で使える仕上材
- 完全乾燥で使える仕上材
以上です。
表面乾燥(指触乾燥)で使える仕上材
表面乾燥(指触乾燥)の乾燥時間は条件にもよりますが、
- 7日~10日
上記の時間かかります。
ちなみに表面乾燥の確認方法は、
- キャンバス全体を指で触る
以上で確認できます。
指に絵具がつかなければ表面乾燥したことになります。なので、指に絵具がつかなければ、仕上材を塗る準備が整ったことになります。そのまま仕上材を塗りましょう。
ちなみに、仕上材の塗り方は、下記記事より動画で紹介しています。よろしければご覧ください。»油絵の描き方の手順をご紹介!支持体選びから仕上材まで解説の記事の、仕上材塗布の章です。
ホルベイン ラピッドタブロー 200ml←液状タイプ
次に、完全乾燥の乾燥時間は、
- 約半年
上記の時間かかかります。
中まで乾いたかは、見た目で確認できないので説明通り油絵制作から半年間待ちます。完全乾燥できれば「タブロー」を使うことができます。これが塗れたら完全に保護できます。
マツダ エアゾールタブロー 300ml←スプレータイプ
ちなみに、仕上材を塗った刷毛や容器は水では落ちません。専用の「剥離剤」を使用します。
容器についた仕上材の落とし方
容器についた仕上材の落とし方の手順です。
- 容器にあまった仕上材をティッシュや布などで拭い取り、ビニール袋に入れる。
- 仕上材を入れていた容器に剥離剤を入れる
- 仕上材を塗った筆や刷毛を容器に入れる
- 容器の縁や、筆や刷毛についた仕上材を剥離剤で洗い落とすようにかき混ぜる。
- 廃液を先程のビニール袋に入れる
- 筆と容器を石鹸を使って水で洗う
上記のような感じです。
ビニール袋に入れた廃液は臭いがきついので、ゴミ箱に入れる前にビニール袋の口を縛ってベランダに置いておき、臭いが落ち着いたら処分しましょう。一日ぐらい放置すれば臭いが落ち着きます。
クサカベ ストリッパー 250ml←強力。要手袋着用。即効性ありリムーバーK←即効性はないが、体に優しい
エコリムーバー←即効性はないが、体に優しい
表面乾燥で使える仕上材と完全乾燥で使える仕上材のちがい
結論、ガスから守るか守らないかです。なので、とりあえず指触乾燥で塗れる仕上材を塗っておけば大丈夫です。
油絵をキャンバスに書くときの注意点
油絵をキャンバスに描くときの注意点です。
- 下地ありのキャンバスに下地材塗布は必要ない
- 油彩用キャンバスの上から水性の下地材は塗れない
上記のとおりです。順番に解説します。
下地ありのキャンバスに下地材塗布は必要ない
もともと、下地が施されたキャンバスに下地材を塗る必要はありません。ただし、「色のある下地を塗り直したい」、「もっと目を潰して平滑にしたい」などの目的があれば下地材を塗るのもありです。
ちなみに、購入したキャンバスに下地材が塗っているかどうかの確認方法は、
- 説明書きをみる
- 店員さんに聞く
上記の方法で解決します。
ちなみに僕は、誤って油性下地の上に水性下地を塗って失敗した事がありました。ある画材屋さんで購入したF30号のキャンバスにジェッソを塗ったあと、気になって購入したキャンバスの下地についてその画材屋さんに電話で聞いたら、そのキャンバスには「予め油性の下地が塗られている」との回答でした。とても、もったいないことをしてしまいました。
購入する前に一度店員さんに聞くだけだったのに、僕はそこを怠っていました。
油彩用キャンバスの上から水性の下地材は塗れない
結論、油彩用キャンバスの上から、水性の下地材は塗れません。
理由は、油彩用キャンバスは「油性キャンバス」だからです。水性の下地材はもちろん、アクリル絵具も塗れません。塗ったところで剥離してしまいます。
なので、油絵を描く場合、油彩用キャンバスの上に「水性の下地材」は塗らず、油絵を描き始めましょう。
一方、油彩・アクリル兼用のキャンバスには水性の下地材が塗れます。理由は、水性の下地が塗られているキャンバスだからです。
とはいえ、下地を塗り直す必要がなければ、油絵を描き始めましょう。
額装する
仕上材を塗ったらお好みで額装します。規格サイズ(F・P・M・S)ならぴったりの額縁が販売されています。
一方、規格外なら自分で額装します。
- 例)ボックスフレーム
また、額縁のクオリティによって値段が様々あります。ちなみに、売れやすい絵の額縁は「ゴールド」のような華やかな色です。
とはいえ、額装せずに絵が売れている画家の方もいらっしゃいます。そこは、売ってみての反応で額装するスタイルか、額装しないスタイルにするのかを探っていきましょう。
まとめ
- キャンバスを用意する→麻がおすすめ
- 下地材を塗る→油彩用の上に水性下地はNG!
- 下描きする→カーボン紙・ます目・フリー(必須ではない)
- フィキサチーフで定着させる→濁り防止(下描きしない場合不要)
- おつゆがきする→揮発性油+油絵具でまんべんなく(必須ではない)
- 油絵を描く→ペインティングオイル+油絵具でOK
- 仕上材を塗る→指触乾燥用と完全乾燥用あり
- 額装する→規格あるなしで、額装方法が変わる
以上です。工程が多く、乾燥のことに注意が必要ですが、結局は慣れです。
油絵が乾く時間を解説【乾く時間が気になる人は、油絵向いてません】
また、下地材を塗ってしまえばキャンバス同様、木製パネルにも油絵を描くことができます。
おぼえておいて損はありません。
是非やってみてくださいね。
油絵の板の下地を解説【油絵で板に使える下地材・道具・塗り方・手入れ】
まずは小さい作品を1枚描いてみましょう。
明日ではなく、さっそく今から始めますか。
以上、油絵をキャンバスに書くときの書き方のおはなしでした。
【関連記事】
卓上イーゼルのおはなし
キャンバスの紹介
筆の紹介
下描きする
下描きの方法は以下の3つです。
- カーボン紙を使って転写する
- 支持体とます目を描いてから下描きする
- フリーハンドで描く(鉛筆または、油絵具)
以上です。
一番確実な順から挙げてみました。
とはいえ、何がやりやすいかは人それぞれ。楽しく始められる方法で下描きしましょう。
絵を描くことが苦手な人は、カーボン紙に頼っても良いです。しかし、いつまでもカーボン紙を使っていると、自由度がなく、ありきたりな絵になる可能性もあります。ですが「独自の色使い」で差別化も可能です。
そこは色々と試してみましょう。
フィキサチーフで定着させる
鉛筆や木炭で描いた線に、フィキサチーフ(定着液)をかけて、定着させます。フィクサチーフを使う理由は、油絵具で描いた時に下描きの線を引きずり、濁るのを防ぐためです。絵具で鉛筆の色を引きずると、結構ストレスです。
なので、フィキサチーフを使って定着させましょう。
ちなみに「スプレータイプ」が使いやすいです。
鉛筆や木炭で下描きする場合は必須アイテムですね。
ホルベイン スプレー フィキサチフ 300ml←スプレータイプ
ホルベイン 画用液 フィキサチフ 55ml←液体タイプ
おつゆがきする(必須ではなく、他のやり方も紹介)
おつゆがきとは、画面への油絵具の固着を助けるために行います。おつゆがきは、揮発性油と油絵具を混ぜて行います。
「おつゆがき」のやり方は、下記記事をどうぞ。
おつゆがきのやり方をみる
とはいえ、必須ではありません。
いきなり、ペインティングオイルと油絵具を混ぜて油絵を描いていっても問題ありません。具体的には、ペインティングオイルと油絵具1色を混ぜ全体に塗って、余分な油分を拭き取ってから描きます。複数色の油絵具でも良いかと。そして、このやり方も時間のおつゆがきのやり方とほぼ同じ要領で、「おつゆがき」というのかもしれません。
おつゆがきの参考本↓
日曜はクーポン有/1日で描くリアル油絵の基本←油絵のシンプルな描き方がわかります
以上です。
このやり方で問題ありません。
一方、おつゆがきの段階から色を替えながら絵の輪郭を描く場合もありますが、全体に塗ることを忘れてしまう可能性があります。「塗り損じ」がないように、最初の段階で、全体に色を塗ることをおすすめします。
なので、はじめ全体に揮発性油(またはペインティングオイル)と油絵具1色で溶いて全体に塗ってしまいましょう。
おつゆがきのあとの乾燥時間は、表面がカラカラに乾いたらOKです。1日見ていれば確実に乾いています。または、本のとおりに拭き上げてから油絵を描くことも可能です。
油絵を描く
それでは、油絵を描いていきます。
筆
まず、筆では下記のような考え方で使っていきましょう。
- 細密の描写をする場合→細い丸筆
- 広い面を塗る場合→は太い平筆(またはフィルバート)
上記のような考え方で筆を選びましょう。
よく、「筆は大きい筆で描かなければいけない」みたいなことを聞きます。これは、ひとつの正解でもあると思います。理由は、あまり細い筆で描きすぎると線が貧弱になるからです。線が貧弱になるということは、発色も悪くなる可能性があります。そのような絵は、目立たない絵になるはず。
逆に、太い平筆ばかり使って描いていると、細部がおろそかになります。なので、モチーフの面積の広い部分や、背景などの面積が広い部分は平筆。モチーフの細い部分は細い丸筆を使うと良いかと。
じゃあ、どんな筆が良いのか?
丸筆も、平筆も、まとまりがあってコシがある筆が良いかと。豚毛だと毛羽立ってきて外側に広がる傾向にあるかと。そこは、お好みで使ってみましょう。
不安であれば、豚毛とまとまりのある筆を購入することもありかと。豚毛は安めなので、手に入りやすいです。
また、毛の種類は「油絵=豚毛」のイメージがあるかと思います。本にも豚毛を紹介している本があります。しかし、画材屋さんにはたくさんの種類の筆が売っていますし、プロの画家の方が使っている筆を観察すると、コシがあって柔らかい筆(ナイロン、コリンスキーなど)を使っています。
なので、「油絵=豚毛」は必ずしも正解ではなさそうです。とはいえ、豚毛で描くことも間違いではないです。あやふやですみません。
この「筆は何が良いか問題」は、「描いてみて自分の正解を探す」しか方法はないかと。
下記に、良さそうな筆を挙げてありますので参考になれば幸いです。
上記のナイロン筆が高いと思う方はこちら。多分同じものです。ただし、海外からの購入となります。こちらはブラシが50ドルほどで、送料が8ドルほど。そして、説明は英語です。とはいえ、ページを開く際、日本語表記に設定すればOKです。
上記のナイロン筆を紹介する理由は、僕が現在使用しているのと、まだ日本でこのぐらいの硬さの筆を探していないからです。僕は海外のAmazonで購入しました。
気になる方はどうぞ。
オイル
オイルは下記のような人におすすめです。
- 細密の描写をしたい場合
- 線がかすれてしまう
- 一度で長い線が描きたい
- グレーズがしたい
以上です。
ペインティングオイルは、描き始めから油絵完成までこれ1本で油絵具と混ぜて使えるのでおすすめです。粘度や乾燥調整にはペインティングオイルに揮発性油を足したり、乾性油をたしてつかえるので一本持っていると便利です。
油絵におけるオイルのおすすめ紹介【超初心者向け】[快適制作3つだけ]
仕上材を塗る
仕上材は2種類あります。
- 表面乾燥(指触乾燥)で使える仕上材
- 完全乾燥で使える仕上材
以上です。
表面乾燥(指触乾燥)で使える仕上材
表面乾燥(指触乾燥)の乾燥時間は条件にもよりますが、
- 7日~10日
上記の時間かかります。
ちなみに表面乾燥の確認方法は、
- キャンバス全体を指で触る
以上で確認できます。
指に絵具がつかなければ表面乾燥したことになります。なので、指に絵具がつかなければ、仕上材を塗る準備が整ったことになります。そのまま仕上材を塗りましょう。
ちなみに、仕上材の塗り方は、下記記事より動画で紹介しています。よろしければご覧ください。»油絵の描き方の手順をご紹介!支持体選びから仕上材まで解説の記事の、仕上材塗布の章です。
次に、完全乾燥の乾燥時間は、
- 約半年
上記の時間かかかります。
中まで乾いたかは、見た目で確認できないので説明通り油絵制作から半年間待ちます。完全乾燥できれば「タブロー」を使うことができます。これが塗れたら完全に保護できます。
ちなみに、仕上材を塗った刷毛や容器は水では落ちません。専用の「剥離剤」を使用します。
容器についた仕上材の落とし方
容器についた仕上材の落とし方の手順です。
- 容器にあまった仕上材をティッシュや布などで拭い取り、ビニール袋に入れる。
- 仕上材を入れていた容器に剥離剤を入れる
- 仕上材を塗った筆や刷毛を容器に入れる
- 容器の縁や、筆や刷毛についた仕上材を剥離剤で洗い落とすようにかき混ぜる。
- 廃液を先程のビニール袋に入れる
- 筆と容器を石鹸を使って水で洗う
上記のような感じです。
ビニール袋に入れた廃液は臭いがきついので、ゴミ箱に入れる前にビニール袋の口を縛ってベランダに置いておき、臭いが落ち着いたら処分しましょう。一日ぐらい放置すれば臭いが落ち着きます。
クサカベ ストリッパー 250ml←強力。要手袋着用。即効性あり表面乾燥で使える仕上材と完全乾燥で使える仕上材のちがい
結論、ガスから守るか守らないかです。なので、とりあえず指触乾燥で塗れる仕上材を塗っておけば大丈夫です。
油絵をキャンバスに書くときの注意点
油絵をキャンバスに描くときの注意点です。
- 下地ありのキャンバスに下地材塗布は必要ない
- 油彩用キャンバスの上から水性の下地材は塗れない
上記のとおりです。順番に解説します。
下地ありのキャンバスに下地材塗布は必要ない
もともと、下地が施されたキャンバスに下地材を塗る必要はありません。ただし、「色のある下地を塗り直したい」、「もっと目を潰して平滑にしたい」などの目的があれば下地材を塗るのもありです。
ちなみに、購入したキャンバスに下地材が塗っているかどうかの確認方法は、
- 説明書きをみる
- 店員さんに聞く
上記の方法で解決します。
ちなみに僕は、誤って油性下地の上に水性下地を塗って失敗した事がありました。ある画材屋さんで購入したF30号のキャンバスにジェッソを塗ったあと、気になって購入したキャンバスの下地についてその画材屋さんに電話で聞いたら、そのキャンバスには「予め油性の下地が塗られている」との回答でした。とても、もったいないことをしてしまいました。
購入する前に一度店員さんに聞くだけだったのに、僕はそこを怠っていました。
油彩用キャンバスの上から水性の下地材は塗れない
結論、油彩用キャンバスの上から、水性の下地材は塗れません。
理由は、油彩用キャンバスは「油性キャンバス」だからです。水性の下地材はもちろん、アクリル絵具も塗れません。塗ったところで剥離してしまいます。
なので、油絵を描く場合、油彩用キャンバスの上に「水性の下地材」は塗らず、油絵を描き始めましょう。
一方、油彩・アクリル兼用のキャンバスには水性の下地材が塗れます。理由は、水性の下地が塗られているキャンバスだからです。
とはいえ、下地を塗り直す必要がなければ、油絵を描き始めましょう。
額装する
仕上材を塗ったらお好みで額装します。規格サイズ(F・P・M・S)ならぴったりの額縁が販売されています。
一方、規格外なら自分で額装します。
- 例)ボックスフレーム
また、額縁のクオリティによって値段が様々あります。ちなみに、売れやすい絵の額縁は「ゴールド」のような華やかな色です。
とはいえ、額装せずに絵が売れている画家の方もいらっしゃいます。そこは、売ってみての反応で額装するスタイルか、額装しないスタイルにするのかを探っていきましょう。
まとめ
- キャンバスを用意する→麻がおすすめ
- 下地材を塗る→油彩用の上に水性下地はNG!
- 下描きする→カーボン紙・ます目・フリー(必須ではない)
- フィキサチーフで定着させる→濁り防止(下描きしない場合不要)
- おつゆがきする→揮発性油+油絵具でまんべんなく(必須ではない)
- 油絵を描く→ペインティングオイル+油絵具でOK
- 仕上材を塗る→指触乾燥用と完全乾燥用あり
- 額装する→規格あるなしで、額装方法が変わる
以上です。工程が多く、乾燥のことに注意が必要ですが、結局は慣れです。
油絵が乾く時間を解説【乾く時間が気になる人は、油絵向いてません】
また、下地材を塗ってしまえばキャンバス同様、木製パネルにも油絵を描くことができます。
おぼえておいて損はありません。
是非やってみてくださいね。
油絵の板の下地を解説【油絵で板に使える下地材・道具・塗り方・手入れ】
まずは小さい作品を1枚描いてみましょう。
明日ではなく、さっそく今から始めますか。
以上、油絵をキャンバスに書くときの書き方のおはなしでした。
【関連記事】
卓上イーゼルのおはなし
キャンバスの紹介
筆の紹介
張りキャンバス F6 麻100% 中目 油彩・アクリル兼用
その他のキャンバス生地
下地材を塗る
下地材の塗り方は以下です。
- 下地材を容器に入れる→ガラス容器など
- 筆や刷毛で下地材を溶く→原液か、薄める
- 下地材をキャンバスに塗る→隙間なく
- 乾かす→しっかり乾かす
以上です。
下地材を容器に入れる
下地材を容器に入れます。購入したときの容器をそのまま使うこともありますが、内容量より少なく使う場合は、ガラス容器やプラスチック容器に取り分けて使います。
筆や刷毛で下地材を溶く
筆や刷毛で下地材を溶きます。原液でも良いですが、固く感じる場合は、溶剤で溶きましょう。
溶剤は…
- 油性の下地材→揮発性油
- 水性の下地材→水
上記のとおりです。
具体的には…
- キャンゾール→ペトロール
- ジェッソ→水
上記のような感じです。
溶剤は、少しずつ足して好みの固さに調節してから使いましょう。その際は、分量を守って溶剤を使います。大体下地材の容器に、溶剤の分量が記載されているはずです。
下地材をキャンバスに塗る
下地材をキャンバスに塗ります。
条件は以下です。
- 刷毛または筆
- 縦方向、または横方向
- 薄く塗る
以上です。
下地材一回につき、刷毛または筆で縦方向、または横方向に方向を統一して薄く塗ります。
下地の仕上がりをより平滑にしたければ、複数層塗ります。一回を薄く塗り、何層にも下地材を塗ってキャンバスの目をなくしていきます。その方がきれいに仕上がります。どうしてもキャンバスの凹凸が気になる場合は、予めキャンバスの目を中目より細かい「細目」にしましょう。
キャンバスの凹凸を目立たなくさせる別の方法として、「油絵具を厚めに塗る」です。理由として、油絵具の場合は乾燥しても、体積があまり変わらないからです。逆に、アクリル絵具は乾くと体積が減るのでキャンバスの目が残ります。
なので、たとえ下地材でキャンバスの凹凸が残っていても、油絵具を厚めに塗るとキャンバスの凹凸を目立たなくさせることができます。
下地材を「複数層」塗る場合は、以下の方向で塗ります。
例)3層塗る
- 1層目→縦方向(または横方向)
- 乾かす
- 2層目→横方向(または縦方向)
- 乾かす
- 3層目→縦方向(または横方向)
- 乾かす
以上です。
1層目が縦方向なら、2層目は横方向。
1層目が横方向なら、2層目は縦方向で塗っていきます。
乾かす
乾かす場合は、以下です。
複数層塗った場合で解説します。
例)ジェッソを3層塗る
- 1層目→縦方向(または横方向)
- 乾かす(1時間ほど)
- 2層目→横方向(または縦方向)
- 乾かす(1時間ほど)
- 最終層→縦方向(または横方向)
- 乾かす(最低3日)
以上です。
下地材は、早く乾かしたいところです。ですが、しっかりと決められた時間乾かしましょう。理由は、剥離などが起こる原因になるからです。ちなみに、ジェッソは最終層を塗ったあと3日ほど乾かす必要があります。
また、ジェッソを1層塗って下地材を終わらせる場合も、1層だけ塗って3日乾かします。
先程説明したとおり、下地材は「水性」のものや「油性」のものがあります。お好みで使ってみましょう。また、他の下地材は、容器に説明書きがありますので、都度確認しましょう。
おすすめは水性のジェッソです。
ジェッソがおすすめの理由は、
- 水が溶剤
- 掃除が簡単
- 乾燥時間が3日
- 塗ってもムラになりにくい
上記のとおりです。
逆に油性の下地材は1層塗ったら5時間乾燥とかです。少し時間かかり過ぎかなと。ここは、「油性の下地を使って油絵を描くと、めちゃくちゃ楽しい」とか「油絵の仕上がりが全然違う」なんかの基準で決めればOKです。
とりあえず、初めて下地材を塗るならジェッソで良いかと。
ちなみに、支持体の段階で平滑なのは木製パネルです。こちらは、はじめからキャンバスのような凹凸がありません。凹凸が気になるようでしたら、キャンバスではなく、木製パネルを検討されるのもありです。
木製パネルに油絵を描く→動画解説つき
ホルベイン ジェッソMスタンドパック 300ml←最終塗布から3日乾燥させてから油絵を描く、水性タイプ
リキテックス スーパーヘビージェッソ 300ml←盛り上げられる下地材
マツダ キャンゾール 250ml 缶入り ※ホワイト←1日で乾燥(ただし厚さによるので、中まで乾燥を確認の上油絵を描く)。洗浄がやや難。油性タイプ
マツダ ファンデーション油絵具 ファンデーションホワイト 10号 50ml
ホルベイン クイックベース ホワイト←最終塗布から15日ほど乾燥させてから油絵が描ける。油彩タイプ
アブソルバン 500ml スタンドバック←主に板、木製パネル用。アクリルキャンバスも使用可。吸水性下地の水性タイプ
下描きする
下描きの方法は以下の3つです。
- カーボン紙を使って転写する
- 支持体とます目を描いてから下描きする
- フリーハンドで描く(鉛筆または、油絵具)
以上です。
一番確実な順から挙げてみました。
とはいえ、何がやりやすいかは人それぞれ。楽しく始められる方法で下描きしましょう。
絵を描くことが苦手な人は、カーボン紙に頼っても良いです。しかし、いつまでもカーボン紙を使っていると、自由度がなく、ありきたりな絵になる可能性もあります。ですが「独自の色使い」で差別化も可能です。
そこは色々と試してみましょう。
フィキサチーフで定着させる
鉛筆や木炭で描いた線に、フィキサチーフ(定着液)をかけて、定着させます。フィクサチーフを使う理由は、油絵具で描いた時に下描きの線を引きずり、濁るのを防ぐためです。絵具で鉛筆の色を引きずると、結構ストレスです。
なので、フィキサチーフを使って定着させましょう。
ちなみに「スプレータイプ」が使いやすいです。
鉛筆や木炭で下描きする場合は必須アイテムですね。
おつゆがきする(必須ではなく、他のやり方も紹介)
おつゆがきとは、画面への油絵具の固着を助けるために行います。おつゆがきは、揮発性油と油絵具を混ぜて行います。
「おつゆがき」のやり方は、下記記事をどうぞ。
おつゆがきのやり方をみる
とはいえ、必須ではありません。
いきなり、ペインティングオイルと油絵具を混ぜて油絵を描いていっても問題ありません。具体的には、ペインティングオイルと油絵具1色を混ぜ全体に塗って、余分な油分を拭き取ってから描きます。複数色の油絵具でも良いかと。そして、このやり方も時間のおつゆがきのやり方とほぼ同じ要領で、「おつゆがき」というのかもしれません。
以上です。
このやり方で問題ありません。
一方、おつゆがきの段階から色を替えながら絵の輪郭を描く場合もありますが、全体に塗ることを忘れてしまう可能性があります。「塗り損じ」がないように、最初の段階で、全体に色を塗ることをおすすめします。
なので、はじめ全体に揮発性油(またはペインティングオイル)と油絵具1色で溶いて全体に塗ってしまいましょう。
おつゆがきのあとの乾燥時間は、表面がカラカラに乾いたらOKです。1日見ていれば確実に乾いています。または、本のとおりに拭き上げてから油絵を描くことも可能です。
油絵を描く
それでは、油絵を描いていきます。
筆
まず、筆では下記のような考え方で使っていきましょう。
- 細密の描写をする場合→細い丸筆
- 広い面を塗る場合→は太い平筆(またはフィルバート)
上記のような考え方で筆を選びましょう。
よく、「筆は大きい筆で描かなければいけない」みたいなことを聞きます。これは、ひとつの正解でもあると思います。理由は、あまり細い筆で描きすぎると線が貧弱になるからです。線が貧弱になるということは、発色も悪くなる可能性があります。そのような絵は、目立たない絵になるはず。
逆に、太い平筆ばかり使って描いていると、細部がおろそかになります。なので、モチーフの面積の広い部分や、背景などの面積が広い部分は平筆。モチーフの細い部分は細い丸筆を使うと良いかと。
じゃあ、どんな筆が良いのか?
丸筆も、平筆も、まとまりがあってコシがある筆が良いかと。豚毛だと毛羽立ってきて外側に広がる傾向にあるかと。そこは、お好みで使ってみましょう。
不安であれば、豚毛とまとまりのある筆を購入することもありかと。豚毛は安めなので、手に入りやすいです。
また、毛の種類は「油絵=豚毛」のイメージがあるかと思います。本にも豚毛を紹介している本があります。しかし、画材屋さんにはたくさんの種類の筆が売っていますし、プロの画家の方が使っている筆を観察すると、コシがあって柔らかい筆(ナイロン、コリンスキーなど)を使っています。
なので、「油絵=豚毛」は必ずしも正解ではなさそうです。とはいえ、豚毛で描くことも間違いではないです。あやふやですみません。
この「筆は何が良いか問題」は、「描いてみて自分の正解を探す」しか方法はないかと。
下記に、良さそうな筆を挙げてありますので参考になれば幸いです。
上記のナイロン筆が高いと思う方はこちら。多分同じものです。ただし、海外からの購入となります。こちらはブラシが50ドルほどで、送料が8ドルほど。そして、説明は英語です。とはいえ、ページを開く際、日本語表記に設定すればOKです。
上記のナイロン筆を紹介する理由は、僕が現在使用しているのと、まだ日本でこのぐらいの硬さの筆を探していないからです。僕は海外のAmazonで購入しました。
気になる方はどうぞ。
オイル
オイルは下記のような人におすすめです。
- 細密の描写をしたい場合
- 線がかすれてしまう
- 一度で長い線が描きたい
- グレーズがしたい
以上です。
ペインティングオイルは、描き始めから油絵完成までこれ1本で油絵具と混ぜて使えるのでおすすめです。粘度や乾燥調整にはペインティングオイルに揮発性油を足したり、乾性油をたしてつかえるので一本持っていると便利です。
油絵におけるオイルのおすすめ紹介【超初心者向け】[快適制作3つだけ]
仕上材を塗る
仕上材は2種類あります。
- 表面乾燥(指触乾燥)で使える仕上材
- 完全乾燥で使える仕上材
以上です。
表面乾燥(指触乾燥)で使える仕上材
表面乾燥(指触乾燥)の乾燥時間は条件にもよりますが、
- 7日~10日
上記の時間かかります。
ちなみに表面乾燥の確認方法は、
- キャンバス全体を指で触る
以上で確認できます。
指に絵具がつかなければ表面乾燥したことになります。なので、指に絵具がつかなければ、仕上材を塗る準備が整ったことになります。そのまま仕上材を塗りましょう。
ちなみに、仕上材の塗り方は、下記記事より動画で紹介しています。よろしければご覧ください。»油絵の描き方の手順をご紹介!支持体選びから仕上材まで解説の記事の、仕上材塗布の章です。
次に、完全乾燥の乾燥時間は、
- 約半年
上記の時間かかかります。
中まで乾いたかは、見た目で確認できないので説明通り油絵制作から半年間待ちます。完全乾燥できれば「タブロー」を使うことができます。これが塗れたら完全に保護できます。
ちなみに、仕上材を塗った刷毛や容器は水では落ちません。専用の「剥離剤」を使用します。
容器についた仕上材の落とし方
容器についた仕上材の落とし方の手順です。
- 容器にあまった仕上材をティッシュや布などで拭い取り、ビニール袋に入れる。
- 仕上材を入れていた容器に剥離剤を入れる
- 仕上材を塗った筆や刷毛を容器に入れる
- 容器の縁や、筆や刷毛についた仕上材を剥離剤で洗い落とすようにかき混ぜる。
- 廃液を先程のビニール袋に入れる
- 筆と容器を石鹸を使って水で洗う
上記のような感じです。
ビニール袋に入れた廃液は臭いがきついので、ゴミ箱に入れる前にビニール袋の口を縛ってベランダに置いておき、臭いが落ち着いたら処分しましょう。一日ぐらい放置すれば臭いが落ち着きます。
クサカベ ストリッパー 250ml←強力。要手袋着用。即効性あり表面乾燥で使える仕上材と完全乾燥で使える仕上材のちがい
結論、ガスから守るか守らないかです。なので、とりあえず指触乾燥で塗れる仕上材を塗っておけば大丈夫です。
油絵をキャンバスに書くときの注意点
油絵をキャンバスに描くときの注意点です。
- 下地ありのキャンバスに下地材塗布は必要ない
- 油彩用キャンバスの上から水性の下地材は塗れない
上記のとおりです。順番に解説します。
下地ありのキャンバスに下地材塗布は必要ない
もともと、下地が施されたキャンバスに下地材を塗る必要はありません。ただし、「色のある下地を塗り直したい」、「もっと目を潰して平滑にしたい」などの目的があれば下地材を塗るのもありです。
ちなみに、購入したキャンバスに下地材が塗っているかどうかの確認方法は、
- 説明書きをみる
- 店員さんに聞く
上記の方法で解決します。
ちなみに僕は、誤って油性下地の上に水性下地を塗って失敗した事がありました。ある画材屋さんで購入したF30号のキャンバスにジェッソを塗ったあと、気になって購入したキャンバスの下地についてその画材屋さんに電話で聞いたら、そのキャンバスには「予め油性の下地が塗られている」との回答でした。とても、もったいないことをしてしまいました。
購入する前に一度店員さんに聞くだけだったのに、僕はそこを怠っていました。
油彩用キャンバスの上から水性の下地材は塗れない
結論、油彩用キャンバスの上から、水性の下地材は塗れません。
理由は、油彩用キャンバスは「油性キャンバス」だからです。水性の下地材はもちろん、アクリル絵具も塗れません。塗ったところで剥離してしまいます。
なので、油絵を描く場合、油彩用キャンバスの上に「水性の下地材」は塗らず、油絵を描き始めましょう。
一方、油彩・アクリル兼用のキャンバスには水性の下地材が塗れます。理由は、水性の下地が塗られているキャンバスだからです。
とはいえ、下地を塗り直す必要がなければ、油絵を描き始めましょう。
額装する
仕上材を塗ったらお好みで額装します。規格サイズ(F・P・M・S)ならぴったりの額縁が販売されています。
一方、規格外なら自分で額装します。
- 例)ボックスフレーム
また、額縁のクオリティによって値段が様々あります。ちなみに、売れやすい絵の額縁は「ゴールド」のような華やかな色です。
とはいえ、額装せずに絵が売れている画家の方もいらっしゃいます。そこは、売ってみての反応で額装するスタイルか、額装しないスタイルにするのかを探っていきましょう。
まとめ
- キャンバスを用意する→麻がおすすめ
- 下地材を塗る→油彩用の上に水性下地はNG!
- 下描きする→カーボン紙・ます目・フリー(必須ではない)
- フィキサチーフで定着させる→濁り防止(下描きしない場合不要)
- おつゆがきする→揮発性油+油絵具でまんべんなく(必須ではない)
- 油絵を描く→ペインティングオイル+油絵具でOK
- 仕上材を塗る→指触乾燥用と完全乾燥用あり
- 額装する→規格あるなしで、額装方法が変わる
以上です。工程が多く、乾燥のことに注意が必要ですが、結局は慣れです。
油絵が乾く時間を解説【乾く時間が気になる人は、油絵向いてません】
また、下地材を塗ってしまえばキャンバス同様、木製パネルにも油絵を描くことができます。
おぼえておいて損はありません。
是非やってみてくださいね。
油絵の板の下地を解説【油絵で板に使える下地材・道具・塗り方・手入れ】
まずは小さい作品を1枚描いてみましょう。
明日ではなく、さっそく今から始めますか。
以上、油絵をキャンバスに書くときの書き方のおはなしでした。
【関連記事】
卓上イーゼルのおはなし
キャンバスの紹介
筆の紹介
順番に見ていきましょう。
キャンバスを用意する
キャンバス選びのポイントは以下です。
- 生地→麻
- 目の粗さ→中目
- 仕様→油彩・アクリル兼用、または油彩用
- サイズ→SM、F3、F6など
上記の通りです。
画材屋さんで売られているキャンバスも、一般的に上記のような条件のものが売られています。
下地材が塗られているものは、表示なしで売られている場合があります。表面に、下地材が塗られているか否かの判断基準は、「白い表面」になっています。
それがアクリル系なのか、油性のものなのかは画材屋さんで必ずチェックしましょう。
理由は、「ジェッソが塗ってある」と判断してしまい、誤って油性の下地の上に、水性下地のジェッソを塗ってしまった場合、のちに塗った油絵具が剥がれ落ちる心配があるからです。
下地材を塗る
下地材の塗り方は以下です。
- 下地材を容器に入れる→ガラス容器など
- 筆や刷毛で下地材を溶く→原液か、薄める
- 下地材をキャンバスに塗る→隙間なく
- 乾かす→しっかり乾かす
以上です。
下地材を容器に入れる
下地材を容器に入れます。購入したときの容器をそのまま使うこともありますが、内容量より少なく使う場合は、ガラス容器やプラスチック容器に取り分けて使います。
筆や刷毛で下地材を溶く
筆や刷毛で下地材を溶きます。原液でも良いですが、固く感じる場合は、溶剤で溶きましょう。
溶剤は…
- 油性の下地材→揮発性油
- 水性の下地材→水
上記のとおりです。
具体的には…
- キャンゾール→ペトロール
- ジェッソ→水
上記のような感じです。
溶剤は、少しずつ足して好みの固さに調節してから使いましょう。その際は、分量を守って溶剤を使います。大体下地材の容器に、溶剤の分量が記載されているはずです。
下地材をキャンバスに塗る
下地材をキャンバスに塗ります。
条件は以下です。
- 刷毛または筆
- 縦方向、または横方向
- 薄く塗る
以上です。
下地材一回につき、刷毛または筆で縦方向、または横方向に方向を統一して薄く塗ります。
下地の仕上がりをより平滑にしたければ、複数層塗ります。一回を薄く塗り、何層にも下地材を塗ってキャンバスの目をなくしていきます。その方がきれいに仕上がります。どうしてもキャンバスの凹凸が気になる場合は、予めキャンバスの目を中目より細かい「細目」にしましょう。
キャンバスの凹凸を目立たなくさせる別の方法として、「油絵具を厚めに塗る」です。理由として、油絵具の場合は乾燥しても、体積があまり変わらないからです。逆に、アクリル絵具は乾くと体積が減るのでキャンバスの目が残ります。
なので、たとえ下地材でキャンバスの凹凸が残っていても、油絵具を厚めに塗るとキャンバスの凹凸を目立たなくさせることができます。
下地材を「複数層」塗る場合は、以下の方向で塗ります。
例)3層塗る
- 1層目→縦方向(または横方向)
- 乾かす
- 2層目→横方向(または縦方向)
- 乾かす
- 3層目→縦方向(または横方向)
- 乾かす
以上です。
1層目が縦方向なら、2層目は横方向。
1層目が横方向なら、2層目は縦方向で塗っていきます。
乾かす
乾かす場合は、以下です。
複数層塗った場合で解説します。
例)ジェッソを3層塗る
- 1層目→縦方向(または横方向)
- 乾かす(1時間ほど)
- 2層目→横方向(または縦方向)
- 乾かす(1時間ほど)
- 最終層→縦方向(または横方向)
- 乾かす(最低3日)
以上です。
下地材は、早く乾かしたいところです。ですが、しっかりと決められた時間乾かしましょう。理由は、剥離などが起こる原因になるからです。ちなみに、ジェッソは最終層を塗ったあと3日ほど乾かす必要があります。
また、ジェッソを1層塗って下地材を終わらせる場合も、1層だけ塗って3日乾かします。
先程説明したとおり、下地材は「水性」のものや「油性」のものがあります。お好みで使ってみましょう。また、他の下地材は、容器に説明書きがありますので、都度確認しましょう。
おすすめは水性のジェッソです。
ジェッソがおすすめの理由は、
- 水が溶剤
- 掃除が簡単
- 乾燥時間が3日
- 塗ってもムラになりにくい
上記のとおりです。
逆に油性の下地材は1層塗ったら5時間乾燥とかです。少し時間かかり過ぎかなと。ここは、「油性の下地を使って油絵を描くと、めちゃくちゃ楽しい」とか「油絵の仕上がりが全然違う」なんかの基準で決めればOKです。
とりあえず、初めて下地材を塗るならジェッソで良いかと。
ちなみに、支持体の段階で平滑なのは木製パネルです。こちらは、はじめからキャンバスのような凹凸がありません。凹凸が気になるようでしたら、キャンバスではなく、木製パネルを検討されるのもありです。
木製パネルに油絵を描く→動画解説つき
マツダ キャンゾール 250ml 缶入り ※ホワイト←1日で乾燥(ただし厚さによるので、中まで乾燥を確認の上油絵を描く)。洗浄がやや難。油性タイプ
下描きする
下描きの方法は以下の3つです。
- カーボン紙を使って転写する
- 支持体とます目を描いてから下描きする
- フリーハンドで描く(鉛筆または、油絵具)
以上です。
一番確実な順から挙げてみました。
とはいえ、何がやりやすいかは人それぞれ。楽しく始められる方法で下描きしましょう。
絵を描くことが苦手な人は、カーボン紙に頼っても良いです。しかし、いつまでもカーボン紙を使っていると、自由度がなく、ありきたりな絵になる可能性もあります。ですが「独自の色使い」で差別化も可能です。
そこは色々と試してみましょう。
フィキサチーフで定着させる
鉛筆や木炭で描いた線に、フィキサチーフ(定着液)をかけて、定着させます。フィクサチーフを使う理由は、油絵具で描いた時に下描きの線を引きずり、濁るのを防ぐためです。絵具で鉛筆の色を引きずると、結構ストレスです。
なので、フィキサチーフを使って定着させましょう。
ちなみに「スプレータイプ」が使いやすいです。
鉛筆や木炭で下描きする場合は必須アイテムですね。
おつゆがきする(必須ではなく、他のやり方も紹介)
おつゆがきとは、画面への油絵具の固着を助けるために行います。おつゆがきは、揮発性油と油絵具を混ぜて行います。
「おつゆがき」のやり方は、下記記事をどうぞ。
おつゆがきのやり方をみる
とはいえ、必須ではありません。
いきなり、ペインティングオイルと油絵具を混ぜて油絵を描いていっても問題ありません。具体的には、ペインティングオイルと油絵具1色を混ぜ全体に塗って、余分な油分を拭き取ってから描きます。複数色の油絵具でも良いかと。そして、このやり方も時間のおつゆがきのやり方とほぼ同じ要領で、「おつゆがき」というのかもしれません。
以上です。
このやり方で問題ありません。
一方、おつゆがきの段階から色を替えながら絵の輪郭を描く場合もありますが、全体に塗ることを忘れてしまう可能性があります。「塗り損じ」がないように、最初の段階で、全体に色を塗ることをおすすめします。
なので、はじめ全体に揮発性油(またはペインティングオイル)と油絵具1色で溶いて全体に塗ってしまいましょう。
おつゆがきのあとの乾燥時間は、表面がカラカラに乾いたらOKです。1日見ていれば確実に乾いています。または、本のとおりに拭き上げてから油絵を描くことも可能です。
油絵を描く
それでは、油絵を描いていきます。
筆
まず、筆では下記のような考え方で使っていきましょう。
- 細密の描写をする場合→細い丸筆
- 広い面を塗る場合→は太い平筆(またはフィルバート)
上記のような考え方で筆を選びましょう。
よく、「筆は大きい筆で描かなければいけない」みたいなことを聞きます。これは、ひとつの正解でもあると思います。理由は、あまり細い筆で描きすぎると線が貧弱になるからです。線が貧弱になるということは、発色も悪くなる可能性があります。そのような絵は、目立たない絵になるはず。
逆に、太い平筆ばかり使って描いていると、細部がおろそかになります。なので、モチーフの面積の広い部分や、背景などの面積が広い部分は平筆。モチーフの細い部分は細い丸筆を使うと良いかと。
じゃあ、どんな筆が良いのか?
丸筆も、平筆も、まとまりがあってコシがある筆が良いかと。豚毛だと毛羽立ってきて外側に広がる傾向にあるかと。そこは、お好みで使ってみましょう。
不安であれば、豚毛とまとまりのある筆を購入することもありかと。豚毛は安めなので、手に入りやすいです。
また、毛の種類は「油絵=豚毛」のイメージがあるかと思います。本にも豚毛を紹介している本があります。しかし、画材屋さんにはたくさんの種類の筆が売っていますし、プロの画家の方が使っている筆を観察すると、コシがあって柔らかい筆(ナイロン、コリンスキーなど)を使っています。
なので、「油絵=豚毛」は必ずしも正解ではなさそうです。とはいえ、豚毛で描くことも間違いではないです。あやふやですみません。
この「筆は何が良いか問題」は、「描いてみて自分の正解を探す」しか方法はないかと。
下記に、良さそうな筆を挙げてありますので参考になれば幸いです。
上記のナイロン筆が高いと思う方はこちら。多分同じものです。ただし、海外からの購入となります。こちらはブラシが50ドルほどで、送料が8ドルほど。そして、説明は英語です。とはいえ、ページを開く際、日本語表記に設定すればOKです。
上記のナイロン筆を紹介する理由は、僕が現在使用しているのと、まだ日本でこのぐらいの硬さの筆を探していないからです。僕は海外のAmazonで購入しました。
気になる方はどうぞ。
オイル
オイルは下記のような人におすすめです。
- 細密の描写をしたい場合
- 線がかすれてしまう
- 一度で長い線が描きたい
- グレーズがしたい
以上です。
ペインティングオイルは、描き始めから油絵完成までこれ1本で油絵具と混ぜて使えるのでおすすめです。粘度や乾燥調整にはペインティングオイルに揮発性油を足したり、乾性油をたしてつかえるので一本持っていると便利です。
油絵におけるオイルのおすすめ紹介【超初心者向け】[快適制作3つだけ]
仕上材を塗る
仕上材は2種類あります。
- 表面乾燥(指触乾燥)で使える仕上材
- 完全乾燥で使える仕上材
以上です。
表面乾燥(指触乾燥)で使える仕上材
表面乾燥(指触乾燥)の乾燥時間は条件にもよりますが、
- 7日~10日
上記の時間かかります。
ちなみに表面乾燥の確認方法は、
- キャンバス全体を指で触る
以上で確認できます。
指に絵具がつかなければ表面乾燥したことになります。なので、指に絵具がつかなければ、仕上材を塗る準備が整ったことになります。そのまま仕上材を塗りましょう。
ちなみに、仕上材の塗り方は、下記記事より動画で紹介しています。よろしければご覧ください。»油絵の描き方の手順をご紹介!支持体選びから仕上材まで解説の記事の、仕上材塗布の章です。
次に、完全乾燥の乾燥時間は、
- 約半年
上記の時間かかかります。
中まで乾いたかは、見た目で確認できないので説明通り油絵制作から半年間待ちます。完全乾燥できれば「タブロー」を使うことができます。これが塗れたら完全に保護できます。
ちなみに、仕上材を塗った刷毛や容器は水では落ちません。専用の「剥離剤」を使用します。
容器についた仕上材の落とし方
容器についた仕上材の落とし方の手順です。
- 容器にあまった仕上材をティッシュや布などで拭い取り、ビニール袋に入れる。
- 仕上材を入れていた容器に剥離剤を入れる
- 仕上材を塗った筆や刷毛を容器に入れる
- 容器の縁や、筆や刷毛についた仕上材を剥離剤で洗い落とすようにかき混ぜる。
- 廃液を先程のビニール袋に入れる
- 筆と容器を石鹸を使って水で洗う
上記のような感じです。
ビニール袋に入れた廃液は臭いがきついので、ゴミ箱に入れる前にビニール袋の口を縛ってベランダに置いておき、臭いが落ち着いたら処分しましょう。一日ぐらい放置すれば臭いが落ち着きます。
クサカベ ストリッパー 250ml←強力。要手袋着用。即効性あり表面乾燥で使える仕上材と完全乾燥で使える仕上材のちがい
結論、ガスから守るか守らないかです。なので、とりあえず指触乾燥で塗れる仕上材を塗っておけば大丈夫です。
油絵をキャンバスに書くときの注意点
油絵をキャンバスに描くときの注意点です。
- 下地ありのキャンバスに下地材塗布は必要ない
- 油彩用キャンバスの上から水性の下地材は塗れない
上記のとおりです。順番に解説します。
下地ありのキャンバスに下地材塗布は必要ない
もともと、下地が施されたキャンバスに下地材を塗る必要はありません。ただし、「色のある下地を塗り直したい」、「もっと目を潰して平滑にしたい」などの目的があれば下地材を塗るのもありです。
ちなみに、購入したキャンバスに下地材が塗っているかどうかの確認方法は、
- 説明書きをみる
- 店員さんに聞く
上記の方法で解決します。
ちなみに僕は、誤って油性下地の上に水性下地を塗って失敗した事がありました。ある画材屋さんで購入したF30号のキャンバスにジェッソを塗ったあと、気になって購入したキャンバスの下地についてその画材屋さんに電話で聞いたら、そのキャンバスには「予め油性の下地が塗られている」との回答でした。とても、もったいないことをしてしまいました。
購入する前に一度店員さんに聞くだけだったのに、僕はそこを怠っていました。
油彩用キャンバスの上から水性の下地材は塗れない
結論、油彩用キャンバスの上から、水性の下地材は塗れません。
理由は、油彩用キャンバスは「油性キャンバス」だからです。水性の下地材はもちろん、アクリル絵具も塗れません。塗ったところで剥離してしまいます。
なので、油絵を描く場合、油彩用キャンバスの上に「水性の下地材」は塗らず、油絵を描き始めましょう。
一方、油彩・アクリル兼用のキャンバスには水性の下地材が塗れます。理由は、水性の下地が塗られているキャンバスだからです。
とはいえ、下地を塗り直す必要がなければ、油絵を描き始めましょう。
額装する
仕上材を塗ったらお好みで額装します。規格サイズ(F・P・M・S)ならぴったりの額縁が販売されています。
一方、規格外なら自分で額装します。
- 例)ボックスフレーム
また、額縁のクオリティによって値段が様々あります。ちなみに、売れやすい絵の額縁は「ゴールド」のような華やかな色です。
とはいえ、額装せずに絵が売れている画家の方もいらっしゃいます。そこは、売ってみての反応で額装するスタイルか、額装しないスタイルにするのかを探っていきましょう。
まとめ
- キャンバスを用意する→麻がおすすめ
- 下地材を塗る→油彩用の上に水性下地はNG!
- 下描きする→カーボン紙・ます目・フリー(必須ではない)
- フィキサチーフで定着させる→濁り防止(下描きしない場合不要)
- おつゆがきする→揮発性油+油絵具でまんべんなく(必須ではない)
- 油絵を描く→ペインティングオイル+油絵具でOK
- 仕上材を塗る→指触乾燥用と完全乾燥用あり
- 額装する→規格あるなしで、額装方法が変わる
以上です。工程が多く、乾燥のことに注意が必要ですが、結局は慣れです。
油絵が乾く時間を解説【乾く時間が気になる人は、油絵向いてません】
また、下地材を塗ってしまえばキャンバス同様、木製パネルにも油絵を描くことができます。
おぼえておいて損はありません。
是非やってみてくださいね。
油絵の板の下地を解説【油絵で板に使える下地材・道具・塗り方・手入れ】
まずは小さい作品を1枚描いてみましょう。
明日ではなく、さっそく今から始めますか。
以上、油絵をキャンバスに書くときの書き方のおはなしでした。
【関連記事】
卓上イーゼルのおはなし