この記事では次のことをお伝えします。
油絵のペインティングオイルの捨て方が知りたい
油絵を描いていると、ペインティングオイルが残ってしまうことがあります。
でも、どうやって捨てたら良いのかわからないと思います。
また、環境を配慮した捨て方をしたいところですよね。
今回は、油絵制作後にあまったペインティングオイルの捨て方をご紹介します。
- 油絵のペインティングオイルは「油」だから危険!
- 染み込ませたティッシュなどは、袋に入れて水を入れ口をしばる
- 一般的な捨て方はあるが、わからなければお住まいの自治体に問い合わせる
もし続きが気になる場合は、記事を読み進めてみてください。
★もくじ★
油絵具のペインティングオイルの捨て方
![](https://i0.wp.com/takeshi58.com/wp-content/uploads/2023/11/0986a2a0b5de88df0c987dc97f7a1e82.png?resize=628%2C330&ssl=1)
油絵に使うペインティングオイルなどは画材ですが、「油」ということになるので、注意しながら取り扱いましょう。
油壺などに残ったペインティングオイルは、下記の手順で処分することができます。
- ペインティングオイルをティッシュなどに染み込ませる
- 油壺などに残ったペインティングオイルをティッシュなどで拭き上げる
- 染み込ませたり、拭き上げたティッシュなどをビニール袋に入れる
- ビニール袋に水を入れる
- ビニール袋の空気を抜き、口をしばる
- ゴミに捨てる
- 油壺などを水性クリーナーなどで洗う
- 油壺などについた水分をティッシュなどで拭き上げる
1.ペインティングオイルをティッシュなどに染み込ませる
染み込ませるものは、ティッシュの他にキッチンペーパー、古紙、ボロ布などでもOKです。
私は、ティッシュがメインで100均のキッチンペーパーを使う場合もあります。
ちなみにティッシュは、安めで硬めのものが良いです。一方、高級ですぐバラバラにほぐれるタイプのものは使わないようにしましょう。
2.油壺などに残ったペインティングオイルをティッシュなどで拭き上げる
油壺や絵皿に残ったペインティングオイルを極限まで拭き上げます。
これは、なるべく排水に流さないようにするためです。
3.染み込ませたり、拭き上げたティッシュなどをビニール袋に入れる
染み込ませたり、拭き上げで使用したティッシュなどは、ビニール袋に入れましょう。
4.ビニール袋に水を入れる
ペインティングオイルがついた紙や布などは、発火の恐れがあります。
ですので、まず捨てるものには水分を含ませましょう。
紙や布などが水で浸るくらいにすれば大丈夫です。
5.ビニール袋の空気を抜き、口をしばる
ペインティングオイルに染み込んだ紙や布などが空気に触れると熱を発することがあります。
ですので、ビニール袋は空気を抜いてしっかりと口をしばり、密閉を保ちましょう。
また、これらの紙や布などはぎゅうぎゅうに詰めると熱がこもって燃える可能性があります。
容量に余裕を持ちましょう。
6.ゴミに捨てる
ゴミは、燃やせるゴミとして捨てましょう。
7.油壺などを水性クリーナーなどで洗う
油壺や絵皿は、水性クリーナーや石鹸、食器用洗剤などでも洗うことができます。
すでにきれいに拭き上げている段階なので、ペインティングオイルを排水に流すことはないかと思います。
8.油壺などについた水分をティッシュなどで拭き上げる
油壺や絵皿についた水分をティッシュやキッチンペーパーなどで拭き上げましょう。
これで、次も快適に制作に取り組めますね。
もし、捨て方でわからない場合は、各自治体に問い合わせるかHPで確認しましょう。
ペインティングオイルを使う際に気をつけること
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ペインティングオイルは毎回新しいものを使用する
ペインティングオイルは、なるべく毎回新しいものを使いましょう。
理由は、ペインティングオイルに含まれる揮発性油は揮発しやすいからです。
揮発すると性質が変わってしまったり、固まるとゼリー状になったりしてしまいます。
ゼリー状になると、除去するのが大変になります。
もしペインティングオイルが固まってしまったら
もし、ペインティングオイルが固まって油壺や絵皿にこびりついてしまったら、剥離剤で除去しましょう。
商品名としては、
- ストリッパー(強力)
- エコリムーバー(強力)
- リムーバーK(体に優しい)
以上です。
ストリッパーは、強力で短時間に油絵具や画溶液の汚れを落としてくれますが、皮膚につくとしびれるので、必ず使い捨ての手袋をするなどして皮膚を守りましょう。
まとめ
- 油絵のペインティングオイルは「油」だから危険!
- 染み込ませたティッシュなどは、袋に入れて水を入れ口をしばる
- 一般的な捨て方はあるが、わからなければお住まいの自治体に問い合わせる
今回は、油絵のペインティングオイルの捨て方をご紹介しました。
なるべく排水に流さないようにして、生活環境をクリーンに保ちましょう。
油絵制作後は後片付けが大変かもしれませんが、油絵独特の立体感や透明度の高さ、ぼかし表現の楽しさは何ものにも代えがたいものがあります。
明日からも快適な環境で油絵を描いていきましょう。