この記事では次のことをお伝えします。
このブログにたどり着いたあなたは、もしかして次のようなことを考えているのではないでしょうか?
あなたのお悩み
- 赤ちゃんが寝返りするたびに起きて眠れない
- 赤ちゃんが寝返りで夜中起きるのはいつまで続くのか
- 赤ちゃんが自分で寝返り返りをして再び寝てほしい
- どうすれば寝返り返りできるのか
もし、あなたがこのように考えているならば、是非このページの記事を読んでみてください。
赤ちゃんが寝返りで夜中起きるのはいつまで続くか解説し、なるべく寝返りで夜中に起きない方法をお伝えします。
この記事のざっくりとした結論
赤ちゃんが寝返りで夜中起きるのはいつまで続くかは以下です。
- 赤ちゃんが寝返りで起きるのは、生後4ヶ月~6ヶ月から2週間~4ヶ月の間
- 育て方や赤ちゃんには個人差がある
- 赤ちゃんが寝返りしやすい環境、安心して眠れる環境を整える
もし続きが気になる場合は、記事を読み進めてみてください。
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赤ちゃんが寝返りで夜中起きるのはいつまで続くか
赤ちゃんが寝返りで夜中に起きる期間は約2週間から4ヶ月が目安です。
つまり赤ちゃんが寝返りであお向けになり、一人で寝返り返りができるまでの期間が約2週間から4ヶ月かかることになります。
これには、はっきりとした答えはありません。
なぜなら、各ご家庭の赤ちゃんの育て方や周辺環境、赤ちゃんによって個人差があるからです。
赤ちゃんが初めて寝返りしてから約2週間から4ヶ月ぐらいで寝返りを繰り返し、寝返り返りを習得していきます。
寝返りと寝返り返りとは
寝返りと、寝返り返りとはどういった状態でしょうか。
寝返りとは
寝返りは、あお向けの状態からうつ伏せになること
寝返り返りとは
寝返り返りは、寝返りでうつ伏せになった状態からあお向けに返る動作のこと
赤ちゃんが寝返りできる時期はいつか
赤ちゃんが寝返りできる時期は、一般的には生後4ヶ月~6ヶ月頃です。
ということは、
赤ちゃんが寝返りで起きるのは、生後4ヶ月~6ヶ月から約2週間~4ヶ月の期間
ということになります。
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赤ちゃんが寝返りで夜中起きる時の対処法
ここからは、赤ちゃんが夜中寝返りで起きる時の対処法について3つお伝えします。
寝返りしたらあお向けに戻してあげる
赤ちゃんが寝返りしたらパパ・ママがあお向けに戻してあげます。
つまり、赤ちゃんの寝返り返りを手伝ってあげます。
乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを減らすため、乳幼児は1歳になるまで睡眠のために「仰臥位(ぎょうがい)」、つまりあお向けが推奨されています。
あお向けの状態は乳児の窒息や誤嚥のリスクが高まらないと言われています。
寝返りして自分ではどうしようもなくなった赤ちゃんは今まで頑張って上げていた首を布団に下ろし、額を布団につけて身動きができない、または両肘を立てて布団につけ、頭は斜め下の角度にとどめながらこの先の行動に困っているはずです。
もし、肘を立てていたらパパ・ママが寝返り返りをさせる方の腕をまっすぐにして布団につけ腰と首をゆっくりと、まっすぐにした腕の方に回転させて寝返り返りを手伝ってあげます。
もし、寝返り返りで赤ちゃんが泣き止んだとしたら、赤ちゃんは寝返り後の動作ができずに困っていたことがわかります。
寝返りできないようにする
寝返りできないようにするのも、対処法の一つです。
赤ちゃんが夜中に寝返りできないように、寝返り防止グッズを使用します。
寝返りしないことでぐっすりあお向けだけで寝てくれるかもしれません。
しかし、うつ伏せで寝たい赤ちゃんは身体を拘束されて寝付きが悪い可能性もあります。
また、寝返り防止グッズは窒息のリスクがなくなるわけではありません。
なので、まずは赤ちゃんがあお向けで寝ることが好きか、うつ伏せで寝ることが好きかを確認します。
次に、寝返り防止グッズはお部屋の壁とクッションの距離が近すぎて身動きできなくなる箇所はないか、赤ちゃんの顔が埋まってしまうくらい柔らかい素材を使っていないか、その他窒息の恐れがある箇所はないかを確認しておく必要があります。
うつ伏せ派の赤ちゃんにはうつ伏せで寝てもらう
うつ伏せ派の赤ちゃんにはうつ伏せで寝てもらいます。
うつ伏せ派の赤ちゃんとは、あお向けでは寝てくれなかったり、泣いたりする赤ちゃんで、うつ伏せになるとおとなしくなる赤ちゃんです。
ただし、うつ伏せで寝ることは1歳まで推奨されていません。
窒息の心配があるからです。
なので、うつ伏せが好きな赤ちゃんには、パパ・ママがそばについていつでも赤ちゃんの様子がわかるようにして、眠りが深くなった時に赤ちゃんをあお向けにする対策を取りましょう。
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どのようなときに赤ちゃんが寝返りで泣くか
どのようなときに赤ちゃんが寝返りで泣いてしまうのでしょうか。
4つのケースをお伝えします。
寝返りの後どうすればよいのか自分で判断できないとき
寝返りを覚えたての赤ちゃんは、寝返りはできても寝返りから元の状態に戻ることはできません。
つまり、寝返り返りのやり方がわからないからです。
うつ伏せになり、手足を伸ばし、首はかろうじて動かせてもあお向けになるための回転の仕方がまだわからないのです。
なので、このうつ伏せの状態からどのようにして今まで通りのあお向けの状態になればよいのかわからず泣いてしまいます。
赤ちゃん自身の寝返りに自分で驚いた時
赤ちゃんは自分がした寝返りに自分で驚きます。
寝返りは赤ちゃんが生まれてから初めてできる移動運動です。
あお向けからうつ伏せになる寝返りができるようになって間もない頃は寝返りしたことに驚いて泣いてしまいます。
寝返りした後あお向けになりたいから
赤ちゃんが寝返りで泣く理由は、寝返りした後あお向けになりたいからです。
この理由は、うつ伏せになった赤ちゃんをあお向けにすると泣き止むことが多いからです。
この他に赤ちゃんが泣く理由として以下があげられます。
- オムツが汚れて気持ち悪い
- かまってほしい
- 眠い
- お腹が空いた
- ミルクのあとゲップがしたい
上記から、赤ちゃんが何かを望んでいる時に泣くことがおわかりいただけるかと思います。
これらの欲求が満たされると「泣き止む」状態になります。
泣き止むことは、欲求が満たされたことになります。
なので、寝返りで泣いている赤ちゃんをあお向けにして、赤ちゃんが泣き止んだら「あお向けになりたかった」と思っていたことになります。
もし、まだ泣き止まなければ、上記にあげた赤ちゃんが泣く理由を探して対応してみましょう。
【赤ちゃんの気持ち】うつ伏せの状態に慣れていないから
今まで天井だけを見ていた赤ちゃんが横を向き、あお向けから180度回転して寝返りします。
天井を見る生活から一変し、視界が変わります。
大人の場合、今まで病院で寝ている生活を送っていていきなり明日退院となったとき、筋肉は落ち、立った時の平衡感覚は不安定です。
大人は一時的な入院でもせいぜい1週間ほどかと思います。
それでも健康状態によっては身体の筋肉は衰えフラフラの状態もあります。
一方赤ちゃんは生まれてから、まだ歩いたことも立ったこともありません。
抱っこされない限り、寝返りするまでずっと「寝たきり状態」です。
仮に寝返りできるようになるのが生後6ヶ月とすると、6ヶ月も寝たきり状態で天井を向いたいたのに、6ヶ月経って初めて180度回転して、自力で寝返りをします。
首、背筋、腰、足の筋肉を一生懸命動かしてやっとできた運動が寝返りです。
それまで首は座っていますが、腕は全くと言っていいほど使われていません。
なので、やっとの思いで寝返りできたのに、その後の行動がわからないのは容易に想像できるかと思います。
おそらく赤ちゃんは首を持ち上げることで精一杯なのだと思います。
視力も低く(生後8~11ヶ月の視力は0.1~0.15程度)、平衡感覚も不安定。
首は疲れて腕はほぼ動かない状態で、必死にこらえようとしているのではないでしょうか。
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【そもそも論】赤ちゃんが夜中起きる原因は寝返りだけではない
赤ちゃんが夜中起きる原因は、寝返りだけではありません。
そもそもの話、赤ちゃんは夜中起きやすい性質があります。
睡眠には、2つのパターンがあります。
浅い眠りは脳が活動している状態で眠りから目覚めやすくなります。
深い眠りは物音や不快な感覚が起こっても目を覚ましづらくなります。
大人は90分でノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返し、
- 浅い眠り「レム睡眠」20%
- 深い眠り「ノンレム睡眠」80%
の割合で眠ります。
対して
赤ちゃんは50分でノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返し、
- 浅い眠り「レム睡眠」50%
- 深い眠り「ノンレム睡眠」50%
の割合で眠ります。
赤ちゃんのレム睡眠が長い理由は日中に受けた刺激の情報を整理し、脳を活動させるためだと考えられています。
仮に睡眠時間を450分(7時間半)とすれば
大人のレム睡眠とノンレム睡眠の時間
大人の場合
- 浅い眠り「レム睡眠」20%なので90分
- 深い眠り「ノンレム睡眠」80%なので360分
赤ちゃんのレム睡眠とノンレム睡眠の時間
赤ちゃんの場合
- 浅い眠り「レム睡眠」50%なので225分
- 深い眠り「ノンレム睡眠」50%なので225分
大人の「レム睡眠」90分に対して赤ちゃんの「レム睡眠」は225分。
450分(7時間半)の睡眠時間で赤ちゃんは、大人よりレム睡眠が135分長いことがわかります。
また睡眠の周期としては、大人は浅い眠り「レム睡眠」が5回なのに対して、赤ちゃんは9回で、大人の1.8倍夜中起きやすいことになります。
なので、赤ちゃんが夜中に起きてしまうのは寝返りが原因だけではなく、そもそもの赤ちゃんの睡眠の周期が短いから、レム睡眠の回数が多いことがわかります。
また寝返りで夜中起きやすくなったのは、寝返りという赤ちゃんにとっては「人生で大きな成長」の記録を情報として整理し、再び寝返りできるように記憶を定着させる作業を睡眠中にフル稼働で行っているから、目覚めやすいのかもしれません。
赤ちゃんが寝返りで起きる原因は、寝返りの後の対応に困って泣いてしまうことなので、
- 赤ちゃん自身が寝返りを一人でできるようになる
- 寝返りせずにあお向けで熟睡する
上記のようになれば、寝返りによって夜中に起きてしまうことは減ります。
【クマイリー】
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日中の赤ちゃんとの4つの接し方
ここからは、夜中に赤ちゃんが寝返りで起きても自分で寝返り返りする方法、赤ちゃんが夜まとめて寝るような日中の対策をお伝えします。
寝返りした時の対処法とうつ伏せの効果
日中はパパ・ママが赤ちゃんの近くにいて、機嫌が悪くなければなるべくうつ伏せで過ごしましょう。
そして、泣き始めたらあお向けにしてあげます。
うつ伏せの効果は様々あります。
うつ伏せの効果
- 筋肉の発達
- バランス感覚に良い影響がある
- 立つことや歩くことの準備運動
- 呼吸器の発達
- 口を閉じた腹式呼吸ができる
なので、日中は寝返りしたら赤ちゃんの機嫌を見ながらなるべくうつ伏せにしてあげましょう。
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寝返り返りの練習
寝返りは赤ちゃんが自分でできるようになりますが、赤ちゃん自身が自分で寝返り返りできるようになるには時間がかかります。
なので、日中一人で寝返りした赤ちゃんが困っていたらパパ・ママが寝返り返りを助けてあげましょう。
大切なことは、赤ちゃんが一人で寝返り返りできるような動作にすることです。
先ほどお伝えしたとおり、寝返り返りする方法の腕をまっすぐに伸ばして、赤ちゃんの身体をゆっくり回転させると良いです。
とはいえ、寝返り返りは時間とともに赤ちゃん自身が自分でできるようになりますし、夜赤ちゃんがしっかり寝てくれると寝返りすることはありませんので、必ず寝返り返りの練習をする必要はありません。
また、いくら寝返り返りができるようになっても赤ちゃんの睡眠の周期から、赤ちゃんが夜中に起きる可能性はゼロではありません。
時間を決めて生活する
毎日の生活でやることを同じ時間に決めると、規則正しく生活できるようになり、夜まとめて寝てくれるようになる可能性があります。
実際寝返りを覚えたあとの赤ちゃんでも夜ぐっすり眠れば、寝返りせずにあお向けのまま寝てくれることもあります。
下記に具体的なスケジュールをあげてみました。
毎日の生活で同じ時間に決められること
- 授乳やミルクの時間を毎日同じ時間にする
- 朝起きる時間を毎日同じ時間にする
- 夜寝る時間を毎日同じ時間にする
毎日やることを毎日同じ時間に設定することで、赤ちゃんが生活のリズムも取りやすくなり、夜も決まった時間に寝てくれるようになります。
結果的にまとまった時間に睡眠ができるようになります。
赤ちゃんへの刺激の強さに注意する
赤ちゃんへの刺激が強すぎると、夜眠りが浅くなり夜泣きの原因に繋がりやすくなります。
ただでさえ、レム睡眠の時間が長い赤ちゃん。
日中の刺激が強ければ強いほど、情報の整理に戸惑い赤ちゃん自身の睡眠の質が悪くなり、結果パパ・ママの睡眠にも影響します。
大人も赤ちゃんと一緒で、夜寝る間際のスマートフォンによる光の刺激は睡眠の妨げになり、次の日眠い状態が続きます。
なので、夜は早めに照明を暗くして、静かで安心して眠れる環境づくりを目指しましょう。
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寝返りで怖い「赤ちゃんの窒息」をなくすための3つの対策
寝返りすると赤ちゃんの窒息のリスクが高まります。
あお向けが口を塞ぐ要素(布団やまくら)が少ないのに対し、うつ伏せ状態は口を塞ぐ要素(布団やまくら)が常につきまといます。
赤ちゃんの首の筋肉の未発達や身体が思うように動かせないことから、口を塞いでしまっても簡単に回避できないはず。
なので、下記の3つのことに注意しながら生活していきましょう。
柔らかいものやゆったりとした寝具を赤ちゃんの寝室から遠ざける
赤ちゃんの寝室から、柔らかいものや沈み込むようなゆったりとした寝具をなくしましょう。
赤ちゃんの窒息の原因は、柔らかい布団やまくらなどです。
なので、大人の寝具と一緒にせず赤ちゃんの周りにはほとんど物を置かず、固めの寝具にしましょう。
寝室のレイアウトもシンプルにしておきましょう。
また、シーツは毎回しわが寄らないようにしっかりと張ります。
なるべく母乳で育てる
なるべく母乳で育てると、窒息を軽減させることができます。
母乳で育てると、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症率が低いことが研究でわかっています。
なので、なるべく母乳で育てましょう。
パパ・ママや周りの人は喫煙しない
パパ・ママはもちろん、赤ちゃんの周りの人は喫煙しないようにしましょう。
妊娠中と出産後の喫煙が乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを高めます。
なので、赤ちゃんがいる環境では喫煙しないようにしましょう。
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赤ちゃんが寝返りで夜中起きるのはいつまで続くか:筆者談
筆者には子供が4人いて、赤ちゃんが睡眠中の時にはママが一緒に寝ます。
4人目は現在寝返り真っ只中で、生後7ヶ月目から寝返りをはじめ、現在進行中です。
上3人は寝返りや寝返り返りの練習をしたことはありましたが、そんなに頑張ってトレーニングしたわけではありませんでした。
しかし、いつの間にか寝返り返りができるようになっていました。
睡眠環境はフローリングに赤ちゃん用の敷布団とおねしょパッドを布団四隅に留め、周りにはほとんどなにもない状態にしてリビングや寝室で寝かせていました。
夜寝返りで起きることはありますが、寝返りを覚えた後も熟睡すれば寝返りをせずにあお向けのままで寝ているときもあります。
偶然にもあお向けで眠れる子どもたちだったので良かったと思っています。
なので、特に寝返り防止グッズなどは購入せずに4人目も寝返りの時期を乗り越えられそうです。
日中は、筆者が寝返り返りの練習をして赤ちゃんと遊んでいます。
なるべく機嫌が良い時はそのままにします。
苦しそうな時は声を出したり泣き出したりするので、あお向けにしてあげています。
寝返り返りで夜起こされても、もともとの赤ちゃんの睡眠の周期があります。
なので、日中の過ごし方と夜寝返り返りを手伝ってあげるうちに寝返りによる夜泣きは無くなっていくはずです。
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まとめ:赤ちゃんが寝返りで夜中起きるのはいつまで続くのか|昼夜できること
この記事では以下のことをお伝えしました。
赤ちゃんが寝返りで夜中起きるのはいつまで続くか
- 赤ちゃんが寝返りで夜中に起きてしまうのは生後4ヶ月~6ヶ月から2週間~4ヶ月の期間(個人差あり)
- 寝返りしたらパパ・ママがあお向けに戻してあげる
- 乳幼児は1歳になるまで睡眠のためにあお向けが推奨されている
- 寝返りできないように安全性を確かめた上で寝返り防止グッズをうまく活用する
- うつ伏せ派の赤ちゃんにはうつ伏せで寝てもらうがパパ・ママがそばにつき眠りが深くなったらあお向けにしてあげる
- 赤ちゃんはそもそもレム睡眠の周期と割合が多いので寝返り以外でも起きる可能性が高い
- 日中の赤ちゃんとの過ごし方が夜寝返りで起きるかどうか影響する
- 赤ちゃんの窒息を回避するためにパパ・ママの生活と赤ちゃんの寝室の環境を整えましょう
【クマイリー】
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