文化の日の意味を子供に伝える簡単な言葉|教えられなければパパ失格

この記事では次のことをお伝えします。
 
文化の日の意味を子供に伝えるにはどう説明するか
 
このブログにたどり着いたあなたは、もしかして次のようなことを考えているのではないでしょうか?
 
あなたのお悩み

  • 文化の日の意味を子供に伝えるにはどう説明したら良いのか
  • 文化の日のことは子供に聞かれるまで考えたことがなかった
  • 祝日になると、いつも説明に困る
  • 文化の日は子供に何をしてあげたら良いのか

 
もし、あなたがこのように考えているならば、是非このページの記事を読んでみてください。
 
文化の日の意味を子供に伝えるにはどう説明するかを解説し、お子さんと有意義な文化の日を過ごす方法をお伝えします。
 
この記事のざっくりとした結論

文化の日の意味を子供に伝える言葉は以下です。
  • 文化の日は「今あるモノに感謝し、モノのことを考えたり、新しく作ったり考えたりする日」
  • 文化の日のイベントに参加したり、「文化の日特集」を組んでいるテレビ番組を見て文化の日に触れよう

もし続きが気になる場合は、記事を読み進めてみてください。
 

スポンサーリンク

文化の日の意味を子供に伝える簡単な言葉

文化の日の意味を子供に伝える簡単な言葉は以下です。
 
文化の日を子供に伝える言葉(文化の説明なし)
文化の日は「いつも楽しく戦いのない世の中を大切に思って文化を行う日」です。
 
文化の日の「文化」を説明して文化の日を伝えると、
文化の日を子供に伝える言葉(文化の説明あり)
「いつも楽しく戦いのない世の中を大切に思って、今まで描かなかった絵を描いたり、文化の日特集のテレビ番組を見たり、今あるモノのどんなところが便利なのか、なかったら何が困るのかを考えたりする日」
 
上記が文化の日の意味を子供に伝える言葉です。
 
下記より文化の日の「文化」をより詳しく解説します。
 

スポンサーリンク

文化とは

文化の日の「文化」とは何でしょうか?
 
国語辞典によると
文化の意味
「人間が社会の成員として作り出していく、物質的・精神的成果のすべて」と記されています。
 
成員とは、団体や組織を構成する人々のことで、「メンバー」と言ったりします。
 
また、精神とは人間の考え方や感情の働きをつかさどる人間の心のことです。
 
出典
「文化」「成員」「精神」旺文社 国語辞典[第八版]
 
なので、まとめると「文化」とは、
 
文化とは
「人間が社会のメンバーとして作り出す、モノや考え方全てのこと」
 
ということができます。

文化は日常の中にあふれている

文化は日常の中にあふれていて、今当たり前にあるモノや考え方には、昔の人が大切にしてきた思いや考えが詰まっています。

なぜなら、昔の人の考えがなければハサミやテレビなどは作ることができないし存在していないからです。
 
なので、日常にあるモノや考え方には文化が詰め込まれた結果と言えます。
 
下記に具体例をあげます。
 

子供がおにごっこで遊ぶ時

形のないおにごっこも文化です。
 
「おにごっこのルール」も文化と言えます。
 
おにごっこの文化=おにごっこのルール
 
なぜなら、昔の人の考えがおにごっこのルールとして使われて、遊ぶことができるからです。
 
おにごっこは、おにごっこのルールがあるから、おにごっこのルールの範囲内で楽しむことができます。
 

子供が折り紙で遊ぶ時

折り紙も文化です。
 
折り紙は、形がありますが折り紙の作り方のルールも文化です。
 
折り紙の文化=折り紙そのもの+折り紙の作り方
 
私たちは折り紙と、折り紙の作り方があるから鶴を完成させることができます。
 
何もない状態から、おにごっこを楽しむことはできないですし、折り紙と折り紙のやり方があるから鶴が折れるのです。
 
モノや、考えを大切にして昔の人が残して引き継いできたから遊びを楽しむことができるし、昔から考えられた便利なものに囲まれて今生活できています。
 
また、新しいと思われるモノや考え方も、今まであったモノや考え方からヒントを得て作られているものが多いです。
 
なので、今まであったモノや考え方、新たに作り出されたモノや考え方に触れて、さらに子供たちが新しく考えたり、作ったりすることで文化を築き、文化に触れることができます。
 
生活をより良いものにするために、より楽しく過ごすための人間の知恵が文化とも言えます。
 

スポンサーリンク

文化の日の意味と日付

文化の日(ぶんかのひ)は、日本の国民の祝日の一つで、毎年11月3日が文化の日です。
 
国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によれば、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨としている。
 

スポンサーリンク

なぜ文化なのか

では、なぜ文化の日は、「文化」なのでしょうか。

1946年(昭和21年)に日本国憲法が公布された日であり、日本国憲法が平和と文化を重視していることから、1948年(昭和23年)に公布・施行された祝日法で「文化の日」と定められた。
 
日本国憲法は、公布から半年後の1947年(昭和22年)5月3日に施行されたため、5月3日も憲法記念日として国民の祝日となっている。
 

平和と文化を重視している日本国憲法が公布されたことにちなんで、「文化の日」と定められたことがわかります。

日本国憲法公布から文化の日の制定までの年表

上記をふまえて、日本国憲法公布から文化の日の制定までの年表を作成してみました。

1946年(昭和21年) 11月3日
日本国憲法を公布 日本国憲法は「平和と文化」を重視
1947年(昭和22年) 5月3日 日本国憲法を施行  
1948年(昭和23年)  「祝日法」を公布・施行
  • 5月3日を「憲法記念日」として定めた
  • 11月3日を「文化の日」と定めた

ちなみに、公布と施行の意味は下記です。

公布とは
こうふ【公布】成立した法令を一般国民に公表し知らせること。

施行とは
しこう【施行】公布された法令の効力を実際に発生させること。法律用語では「せこう」ともいう。

出典
「公布」「施行」旺文社 国語辞典[第八版]

スポンサーリンク

文化の日の由来

日本国憲法よりさかのぼり、文化の日の由来を見ていきましょう。
 
11月3日は、明治天皇の誕生日にあたり、明治期に「天長節」、昭和初期に「明治節」として祝日となっていた日です。
 
休日としては、1873年(明治6年)に公布された年中祭日祝日の休暇日を定む(明治6年太政官布告第344号)以降1911年(明治44年)までは天長節、1927年(昭和2年)に改正された休日に関する件(昭和2年3月4日勅令第25号)以降1947年(昭和22年)までは明治節として明治天皇の誕生日による休日となっていた。
 
 
文化の日以前の11月3日は、「天長節」を経て「明治節」として祝日となっていたことがわかります。

文化の日以前の年表

上記より、文化の日以前の年表をまとめると下記のようになります。

1873年(明治6年)~1911年(明治44年) 「天長節」(天皇誕生日の旧称「てんちょうせつ」) 年中祭日祝日の休暇日による
1927年(昭和2年)3月4日~1947年(昭和22年) 「明治節」(明治天皇誕生日)による祝日 改正された休日に関する件による

文化の日以前から文化の日制定までの年表

文化の日以前から文化の日制定までの年表は下記です。

1873年(明治6年)~1911年(明治44年) 「天長節」(天皇誕生日の旧称「てんちょうせつ」) 年中祭日祝日の休暇日による
1927年(昭和2年)3月4日~1947年(昭和22年) 「明治節」(明治天皇誕生日)による休日 改正された休日に関する件による
1946年(昭和21年) 11月3日 日本国憲法を公布  
1947年(昭和22年) 5月3日 日本国憲法を施行  
1948年(昭和23年)  「祝日法」を公布・施行
  • 5月3日を「憲法記念日」として定めた
  • 11月3日を「文化の日」と定めた
 

文化の日は、「天長節」「明治節」を経て1948年に「文化の日」となったことがおわかりいただけるかと思います。

 
明治天皇の誕生日と、平和と文化を重視する日本国憲法が合わさり「文化の日」と定められました。

文化の日は何をする日か?

文化の日は、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことが文化の日に行うことです。
 
なので、「文化をすすめる日」と言えます。
 
ただの遊びや鑑賞は、いつもどおり自宅で折り紙をしたりテレビを見たりするだけです。
 
しかし、それでは「文化の日」を過ごしたことにはなりません。
 
そもそも、文化の日の意味を理解していないからです。
 
なので、「文化の日の意味を知ってから文化をすすめる」ことが大切です。
 
文化の日にやること
「人間が社会のメンバーとして作り出す、モノや考え方全てのことを考えたり感謝したりしながら遊びや鑑賞をすすめる」
 
昔の人は、モノを作ったり、楽しんだり、ルールを残したりしたからモノがあって今に至ります。
 
昔の人がいなかったら、今モノはありません。
 
なので、昔の人や文化に感謝しながら、

  • 作ったり鑑賞したりして楽しむ
  • 新しいものを考えて作ってみる
  • 楽しんだことを記録に残してみる

などを行ってみましょう。

普段何気なく遊んでいることや行っていることに意味を感じながら行うだけで、充実した文化の日を過ごしたことになります。

下記より、文化の日を過ごす具体案をお伝えします。

文化の日を過ごす具体案

  • 絵を描いたり歌を歌ったりする
  • 生活に必要なモノを探してみる
  • テレビを見る
  • 文化勲章親授式を見る
  • 美術館や博物館に行って芸術に触れる

絵を描いたり歌を歌ったりする

絵を描くことや、歌を歌うことは文化に値します。
 
画家は、昔の人の絵の技術を取り入れて新しい絵を生み出してきました。
 
作曲家や歌手は、昔の人の歌い方やリズムなどの技術を取り入れて新しい曲や歌を生み出しました。
 
今まで描いたことがない絵を描いたり、画家の絵を模写することであなたの中の新しい才能を開花させ、文化をすすめることができるのではないでしょうか。

生活に必要なモノを探してみる

昔は、はさみ、ボールペン、テレビ、携帯電話など多くのモノはありませんでした。
 
全て、研究されて開発されたから生まれたモノたちです。
 

  • もし、これらのモノがなかったらどうだろうか?
  • 当たり前に使っているけれど、なぜ便利なのか?

 
などなど、改めて使っているモノのことを考えることで、そのモノへの考え方が変わり、そのモノへの感謝や作った人への感謝の心が生まれてきます。
 
文化の日だからと、特別なことをしなくても今あるモノについて考えるだけでも文化の日を有意義に過ごすことができます。
 
なぜなら、文化の日の意味を知らないと、今当たり前にあるモノについて考えることはないかもしれないからです。

テレビを見る

文化の日にテレビを見ることは、文化の日に触れることでもあります。
 
なぜなら、文化の日には「文化の日特集」を組むテレビ局があるからです。
 
 
そのようなタイトルのテレビ番組を見ることで、自宅で手軽に「文化の日」に触れることができます。

文化勲章親授式を見る

文化勲章親授式を見ることも、文化の日に触れる良い機会です。

文化勲章は、文化の向上に貢献された方々に直接天皇陛下が勲章を渡される儀式です。

文化勲章親授式の様子:テレ朝news

なぜなら、文化勲章は私たちに影響を与えている方々の賞だからです。

なので、私たちに影響を与えている方々の功績を見て文化の日に触れてみましょう。

ちなみに文化勲章の意味は、以下です。

日本の勲章の一つ。科学技術や芸術などの文化の発展や向上にめざましい功績をあげた者に授与される、単一級の勲章が文化勲章である。
 

美術館や博物館に行って芸術に触れる

美術館や博物館に行って芸術に触れましょう。
 
文化の日に芸術に触れることは、大人にとっても子供にとっても良いことです。
 
なぜなら、「文化の日」に合わせて無料で開放している美術館があるからです。
 
例を上げると、
 
 

国立科学博物館過去の無料参加:国立科学博物館 科博オープンラボ

 

 

国立映画アーカイブ無料観覧:2021年

 

などです。

 
無料なので、子供たちを連れて行きやすいですし子供にとっても、普段行ったことがない美術館で珍しい展示物を見ることは刺激になります。
 
また、文化の日を知ってもらうきっかけづくりには良い機会です。
 

スポンサーリンク

まとめ: 文化の日の意味を子供に伝える簡単な言葉|教えられなければパパ失格

この記事では以下のことをお伝えしました。
 
  • いつも楽しく戦いのない世の中を大切に思って、今まで描かなかった絵を描いたり、文化の日特集のテレビ番組を見たり、今あるモノのどんなところが便利なのか、なかったら何が困るのかを考えたりする日
  • 今あるモノや考え方には昔の人が大切にしてきた思いが詰まっている
  • だから、今あるモノや考え方に「ありがとう」と言って、遊びを楽しんだり今あるモノを大切にしたり、今あるモノや考え方を使って、新しく作ったり考えたりする日
  • 文化の日の意味は「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日
  • 1946年日本国憲法が公布された日で、日本国憲法が平和と文化を重視していることから1948年11月3日「文化の日」として定められた
  • 「天長節」「明治節」を経て「文化の日」になった
  • 文化の日にやることは、昔の人が作ってきた文化に感謝しながら、考えたり鑑賞したり描いたりしてみる。
  • 無料開放されている美術館や博物館を利用する
  • 今当たり前にあるモノのことを考えて話し合ってみる
  • 新しいモノを考えたり描いたりしてみる
  • 「文化の日」にちなんだテレビ番組を見てみる
 
文化の日は、文化の日特集のテレビ番組や美術館などの催し物を見に行くなどの過ごし方があります。
 
芸術家の作品や技術をインプットしがちですが、ぜひこの文化の日では作ったり、残したりとアウトプットしてみてください。
 
より、文化の日がお子さんの記憶に残りやすくなります。
 

スポンサーリンク

スポンサーリンク