子供がおしりを拭ける年齢は?正しい拭き方3STEP&危険な拭き方

この記事では次のことをお伝えします。
子供がおしりを拭ける年齢は何歳からか
 
このブログにたどり着いたあなたは、もしかして次のようなことを考えているのではないでしょうか?
 
あなたのお悩み

  • 子供がおしりを拭ける年齢は何歳からなのか
  • おしりを拭きたがらないけれど、どうしたら良いのか
  • 家事の途中で「ママ、出たー!」と言われて少し困る
  • どうしたら子供一人でトイレを済ませられるのだろうか

 
もし、あなたがこのように考えているならば、是非このページの記事を読んでみてください。
 
子供がおしりを拭ける年齢を解説し、お子さんが難なく一人でお尻が拭けるようなおしりの拭き方をお伝えします。
 
この記事のざっくりとした結論

子供がおしりを拭ける年齢は以下です。
  • 平均4歳3ヶ月
  • 筆者家族は平均5歳
  • 家事や夕食の途中にトイレに付き添い、いつの間にか一人でお尻が拭けるようになった経緯

もし続きが気になる場合は、記事を読み進めてみてください。
 

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子供がおしりを拭ける年齢は何歳からか

子供がおしりを拭ける年齢は何歳からでしょうか。

 
結論としては、平均4歳3ヶ月ほどです。
 
早い子では2歳11ヶ月、遅い子では6歳ほどで一人でおしりを拭けるようになります。
 
4歳といえば、トイレトレーニングから約1年ほど経過した頃。
 
トイレを含めた生活に慣れているころなので4歳前後から、おしり拭きのトレーニングにはおすすめです。

子供がおしりを拭けるまでの道のりと目安

子供がおしりを拭けるまでの道のりと目安をお伝えします。

以下の表は、子供がおしっこに対する身体の変化、トイレトレーニングの時期を表にしたものです。

1歳~2歳 おしっこがしたい刺激に反射的に反応するが出てしまう
2歳半~3歳 少しの間おしっこを我慢していられる時期(トイレトイレトレーニングに最適)
3歳~4歳 トイレトレーニングが終わりトイレに慣れ始める時期
 
ちなみにトイレトレーニングは「オムツからパンツに切り替える」目的で行います。
 
2歳半~3歳の時期でトイレトレーニングが終われば、3歳~4歳の時期はパパ・ママが立ち会うとしても約1年間トイレを含めた毎日の生活に慣れていく時期であると言えます。
 
また、3歳のころはパパ・ママが子供のズボンやパンツの着脱の補助をしないといけない時期でもあります。
 
しかし、4歳になると次第にズボンやパンツを一人で着脱できるようになります。
 
なので個人差はありますが、だいたい4歳ごろになると自分でおしりを拭けるようになる時期であると言えます。

また、多くの子供が一人でトイレに行けるようになっていて、1歳未満から5歳未満までは73%の子供が一人でトイレに行けるようになっています。

参考:子どもが1人でトイレに行けるようになったのはいつ?-1人トイレは成長の証

なので、この73%の子供たちは「最低でもおしっこを拭ける子供」と仮定することができます。

中にはおしりを拭ける子供もいるかもしれませんが、最低でもおしっこを拭ける状態、つまり「身体の前の方に手を持っていき、おしっこを拭くことに慣れている」はずです。

なので、おしりを拭けるのは時間の問題。

今まで身体の前に持っていっていた手をおしりを拭くために背中側に手を回して拭いていけば良いので、身体の成長とともにある程度コツをつかめば、おしりを拭けるようになります。

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子供がおしりを拭けるようになる年齢の理由

子供がおしりを拭けるようになる理由を以下にあげました。

自分でやりたいという気持ちが出てくるから

4歳ぐらいになると、自分でやりたい時期になります。
 
みんなで楽しく遊ぶために自分なりに考えて行動したり、約束やルールを守ろうとしたりする。
 
このことから、自分でやるためにどう行動したら良いのかを考えるので、おしり拭きも
 

「どうやったらおしりが拭けるのか」
「どうやって拭いたらきれいに拭けるのか」

 
を考えながらパパ・ママのやり方を聞いて拭くことができるようになっていきます。

周りの目が気になる

4歳ぐらいになると、周りの目が気になり恥ずかしさも芽生えます。
自分の思いを相手に伝えようとしたり相手にも思いがあることに気づいたりする。
このことから、「一人でおしりを拭いてほしいな」というパパ・ママの思いに答えようとしたり、先生に見られることに敏感に感じはじめる時期なのかもしれません。
 
結果的に、パパ・ママの気持ちに応えたり、保育園や幼稚園の先生に見られないように自分で拭くようになる可能性があります。
 

周りの目が気になる4歳の子供:筆者体験談

筆者はよく食事中に食べ物をこぼす4歳の次女に、食べ物をこぼす度にどのようにすればこぼさないようになるかを注意したり教えたりしていました。
 
ある時、次女は食事中後ろめたい表情で筆者の顔を見てきました。
 
筆者の気づかないところで食べ物をこぼしていたのだとわかり、今まで必要以上に叱ってしまったのではないかとも思いました。
 
それぐらい4歳は周りの目が気になる時期でもあります。
なので、この時期に子供がおしり拭きを覚えてしまえば、恥ずかしい項目がひとつ減ることになります。

子供の身体の変化

子供の身体は日々変化しています。
 
大人は身長や腕の長さが横倍なのに対して、子供の身体の大きさは毎年記録更新しているからです。
 
以下に、2歳から5歳までの子供の身長と腕の長さを表にまとめました。
  2歳 3歳 4歳 5歳
身長 約88cm 約97㎝ 約103㎝ 約110㎝ 
腕の長さ 約37㎝ 約41㎝ 約43㎝ 約47㎝
 
おしりを拭けるようになる理由として、
 

  • 身長が伸びて自宅のトイレでも踏み台なしで拭けるようになったから
  • 腕が伸びて今まで届きづらかったおしりに手が届くようになったから

などがあげられるかと思います。

4歳9ヶ月ほどの次女の肩から指先までの長さ約44㎝

また、子供の身体の柔らかさもおしりを拭ける要因になるかもしれません。
 
逆におしりが拭けない子供は、自宅の便器の横に設置してある台の上が不安定なことも考えられます。

筆者家のトイレの様子。両脇に台を設置している

おしりを拭こうすれば、前に倒れそうになるから怖くて拭けない可能性もあります。
 
台の上に乗っていたために、怖くて拭けなかった子供も身長が伸びることにより直接床に足をつきながら、安定しておしりを拭けるようになる場合もあります。
 

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子供がおしりを拭ける年齢【そもそものおしりの拭き方】

 
そもそものおしりの拭き方はどういったやり方でしょうか。
 
基本的なおしりの拭き方がわからなければ、パパ・ママは子供に教えることができません。
 
基本的なおしりの拭き方は以下です。
おしりの拭き方

  1. 用を足した後おしりの筋肉をひきしめる
  2. 腕を背中の方に回して後ろから手を入れる
  3. お腹側から背中の方に向かって一方向に拭く

 
おしりを拭く時、一番最初にしたいことはおしりの筋肉を引き締めることです。
 
おしりの筋肉を引き締める理由は、おしりから出た粘膜を中に収めるためです。
 
次に、腕を背中の方に回して後ろから両足の間に手を入れます。
 
おしりを拭く方向は、お腹側から背中側の方に向かって一方向に拭きます。
 
2回目におしりを拭く場合は、拭き終わった手を浮かせ、トイレットペーパーを折りたたんできれいな面を出し、再度お腹側から背中の方に向かって一方向に拭きます。
 
おしりをきれいに拭き終えるまで、上記を繰り返します。
 

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子供がおしりを拭ける年齢【おしりの拭き方のコツ】

4歳9ヶ月ほどの次女のおしり拭きの様子。保育園ではおしりを拭けているが、家ではトイレのあとママを呼ぶ

次に、おしりの拭き方のコツを5つお伝えします。

最初に子供の手がおしりに届くかを確認

まずは、子供が腕を後ろに回して、手がおしりにタッチできるかを確認します。
 
なぜなら、手がおしりに届かない限り子供が一人でおしり拭きすることは不可能だからです。
 
おしりが拭けない場合、子供がまだ成長段階で、おしりを拭く腕の長さに達していない可能性があります。
 
「子供の身体の変化」からもわかるように、子供は毎年身体の大きさを更新し続けています。
 
なので、今年できなくても3ヶ月後、または半年後、一年後にはできるようになることが考えられます。
 
手が届いてからの確認事項は、「おしりの穴の場所がどこにあるか」です。
 
子供が自分のおしりに手が届く場合は、パパ・ママが子供の手を取りトイレットペーパーを使って一緒に子供のおしりに手を当ててみましょう。
 
また、パパ・ママがおしりを拭くときと子供がおしりを拭くときではどこに差があるのかも確認してみましょう。
 
この時に、腕の長さがおしりを拭ける長さに達していない場合があるかもしれません。

腕は後ろに回し前(お腹側)から後ろ(背中側)へ

腕は後ろに回して後ろから手を入れて拭きましょう。
 
そして、前(お腹側)から後ろ(背中側)へ拭き、前(お腹側)にあるトイレットペーパーは常にきれいな状態にしておきましょう。 

トイレットペーパーでおしりを軽く叩く

おしりを拭く時にはトイレットペーパーを丸めて、押したり離したりを繰り返す拭き方をしましょう。
 
押したり離したりする拭き方は、皮膚の負担が少なくて済むからです。
 
逆に、ゴシゴシとトイレットペーパーでおしりの前後をこすると摩擦が起きやすく、皮膚の負担になります。
 
なので、皮膚への負担を軽減させるためにトイレットペーパーを丸めてポンポンと押したり離したりして拭きましょう。

3回ほど拭いて完了を目安にする

拭きすぎは皮膚を傷めたり、かゆみの原因につながります。
 
なので、3回を目安におしりを拭きましょう。

拭く度にトイレットペーパーを見る

おしりを拭く度にトイレットペーパーを見て確認しましょう。
 
おしりを拭く度にトイレットペーパーを見る理由は、
 
拭く度にトイレットペーパーを見る理由

  • 一度でどのくらいうんちがついたかを見るため
  • 拭き終えるタイミングを見るため
  • トイレットペーパーにうんちがつかなくなることできれいに拭けたという事実を見せるため
  • 便の様子から身体の調子を見るため

などです。
 
なので、おしりを拭く度にトイレットペーパーを見て確認することは大切です。
 
 

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子供がおしりを拭ける年齢【間違ったおしりの拭き方による感染症の怖さ】

 
正しいおしりの拭き方は、
 
腕を背中の方に回して背中側から手を入れ、前(お腹側)から後ろ(背中側)へ拭く
 
とお伝えしました。
 
しかし、逆に前(お腹側)から手を入れる拭き方を繰り返すと、感染症になるリスクがあります。
 
前(お腹側)から拭いたトイレットペーパーを見る時にうんちが尿道につくかもしれず、尿道にうんちの細菌がつく可能性があるからです。
 
尿道などに細菌がつくと、感染症を起こす可能性があります。
 
便には大腸菌などのたくさんの細菌が含まれています。
 
具体的な感染症は、「尿路感染症」「女性特有の感染症」です。

間違ったおしりの拭き方でおきてしまった感染症の症状

ここでは、「尿路感染症」についてお伝えします。
 
尿路感染症とは、尿路に細菌が住み着き、増殖して炎症をおこしたものです。
 
尿路感染症は、主に膀胱炎(ぼうこうえん)と、腎盂腎炎(じんうじんえん)に分類されています。
 
膀胱炎の具体的な症状は以下です。
膀胱炎では、尿をするときに尿道や膀胱に痛みを感じる(排尿痛)、尿をした後も尿が膀胱に残っている感じがする(残尿感)、尿が近い(頻尿)、尿が濁る(尿混濁:これは細菌が尿にたくさん存在するためではなく炎症のために出てきた白血球が多く存在するためのものです)といった症状がありますが、発熱はありません。炎症が非常に強く、膀胱がひどくただれているときには尿に血が混じることもあります(血尿)。
 
次は、腎盂腎炎の症状の説明です。
腎盂腎炎では、腎臓の部分(腎臓は背中側で背骨の左右にあります)の痛みと発熱があります。発熱は38℃以上の高いものがほとんどです。炎症がつよいとやはり血尿がみられることもあります。
 
 
子供のころ、正しいおしりの拭き方を教わらなかったばかりに、ならなくても良い感染症に一生苦しむことになるかもしれません。
 
なので、お子さんを感染症から守るためにこの時期に「一生使える正しいおしりの拭き方」をパパ・ママが知り、子供に教えていきましょう。
 

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子供がおしりを拭ける年齢【おしり拭きの練習方法】

はじめはパパ・ママが立ち会う

おしり拭きの練習方法として、まずはパパ・ママがトイレに立ち会いましょう。
 
パパ・ママがトイレに立ち会うおしり拭きの練習は、一番根気がいるおしり拭きの方法です。
 
なぜなら、パパ・ママが子供のうんちの度に食器洗いや夕食を中断して立ち会うからです。
 
しかし、一番確実な方法です。
 
子供の拭き方のどこに問題があって、どうやって拭いてほしいのか直接伝えることができるからです。
 
はじめは子供のトイレに付きっきりですが、次第に
 
トイレに慣れてきた子供に対して取れるパパ・ママの行動

  • トイレの途中でパパ・ママがその場を離れられる
  • おしりを拭くときだけ立ち会う

上記の状態にまでなっていきます。

絵本を見てもらう

おしりを自分で拭けるきっかけづくりとして絵本を用意することも有効です。
 
まずは、パパ・ママがトイレに立ち会い、どうしてもおしりを拭くことを嫌がった場合に見せてあげましょう。
 
イラストのわかりやすさでおしり拭きが苦手な子でもイメージしやすくなるのではないでしょうか。
 
私たち大人でも、わからないことはイラストを見るとすぐにわかることがあるかと思います。
 
トイレに絵本を持っていって、パパ・ママと見ながら拭き方を実践してみても良さそうですね。
 

動画を見てもらう

風船二つを横に並べておしりに見立て、おしりの拭き方を子供に教えている様子の動画です。
 
口だけで説明しても拭き方はわかりにくいです。
 
しかし、親しみのある風船でおしりを作って拭くジェスチャーは、子供たちにとっては遊びながら取り組めるおしりの拭き方トレーニングですね。
 

パパ・ママが見守り最後まで一人でやらせる

パパ・ママが根気よくおしり拭きに立ち会ったあとは、ある程度自分でコツがつかめているはずです。
 
なので、お子さん一人でおしり拭きができそうだな、と判断したらその日を境にトイレにいくところから、おしりを拭いて流すまでパパ・ママは見守るだけで、子供に全部任せてみましょう。
 

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子供がおしりを拭ける年齢【自分でお尻を拭けるメリット】

自分でおしりをふけるメリットは以下2つです。

パパ・ママの時間に余裕が生まれる

今までは、食器洗いの途中や夕食の途中で「ママ(パパ)、うんち」と呼び出され、パパ・ママと子供が一緒にトイレに行っていました。
 
その度にパパ・ママの家事が中断していたはずです。
 
自分でおしりが拭けるようになると
おしりを拭けるようになった子供の行動

  • 子供がパパ・ママに「トイレにいく報告」だけするようになる
  • または何も言わずに一人でトイレに行って済ませるようになる

 
上記のように成長します。
 
一人で拭けるようになって間もない子供には、パパ・ママが
 

「トイレ大丈夫だった?」
「ちゃんとおしり拭けた?」

 
と聞いてあげるようにすればOKです。
 
もし、おしりがちゃんと拭けていない場合はパンツに付いているはずです。
 
うんちがパンツに付いていたら、その都度どんな拭き方をしているのか、どうやったらきれいに拭けるのかを教えてあげると良いです。

子供自身に自信がつく

子供は、自分でおしりが拭けるようになり自信がつきます。
 
4歳の子供は悩みを乗り越えていき、自信をつけていく年齢でもあります。
 
今までできなかったことができるようになった場合、今までうまくいかずに悩んだ分、できるようになったことへの喜びは大きいのではないでしょうか。
 
なので、今までパパ・ママが見ていないとできなかったおしり拭きが、一人でできるようになると自信がつき何度も何度も繰り返しておしり拭きの精度を高めていくようになるはずです。
 

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まとめ:子供がおしりを拭ける年齢は?正しい拭き方3STEP&危険な拭き方

この記事では以下のことをお伝えしました。
子供がおしりを拭けるようになる年齢

  • 子供がおしりを拭ける年齢は平均4歳3ヶ月ほど
  • 早い子では2歳11ヶ月遅い子では6歳ほどで一人でおしりを拭ける
  • 正しい拭き方は、背中側から手を入れて前(お腹側)から後ろ(背中側)に向かって一方向にトイレットペーパーを動かして拭く
  • 危険な拭き方は正しい拭き方の逆で、お腹側から手を入れて後ろ(背中側)から前(お腹側)に向かって拭く拭き方
  • 危険な拭き方は、感染症の恐れがあるのでこの機会にお子さんに正しいおしりの拭き方を教えてあげましょう

 
子供の身体の変化、幼稚園とご自宅のトイレ環境の違いなどありますが、パパ・ママがトイレについて行って根気強くトレーニングすることが「子供が一人でおしりを拭けるようになる確実な方法」です。
 
いつかはできるようになりますのでパパ・ママも焦らずにゆっくり見守ってあげましょう。
 
 

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