この記事では次のことをお伝えします。
勉強におすすめのシャー芯が知りたい
シャープペンシルの芯(以下シャー芯)は、勉強で使う重要なアイテムのひとつですよね。
なぜなら、書き心地や強度によって集中力が途切れるかどうか左右するからです。
勉強は毎日することだから、なるべくストレスなく勉強したいものです。
- 勉強できる理想のシャー芯の見つけ方
- シャー芯を選ぶ3つのポイント
- シャー芯は進化し続ける!各メーカーの特徴
もし続きが気になる場合は、記事を読み進めてみてください。
★もくじ★
勉強で使うシャー芯は同じじゃない、シャー芯にこだわろう
勉強で使うシャー芯にはこだわりましょう。
なぜなら、シャープペンは勉強中、常に持っているアイテムだからです。
また、シャー芯は一度手にしたらしばらく買わないものだからです。
なので、折れずに書き味が良ければ、短時間で勉強できる可能性が高いです。
集中できますからね。
短時間で勉強を終わらせて他のことができたり、資格に合格することだってできるかもしれません。
理想の勉強から考えるシャー芯の選び方
理想の勉強とは何か?考えてからシャー芯を選びましょう。
シャープペンシルで勉強することとは、つまり文字を書いたり、線を書いたりすることだと思います。
勉強は集中力の持続が大切です。
なるべく短時間で勉強に集中して終わらせ、他のこともやりたいですからね。
なので、勉強におすすめのシャー芯とは「集中がとぎれずに文字や線を書くことができるシャー芯」を選ぶことが重要だと考えます。
勉強時の「集中」とは
「集中がとぎれる」とは、「気が散ったり、身体的・精神的不調に伴う疲れや落ち込みがあったりする状態」のことです。
なので、たとえば
「勉強でシャー芯が折れた」
とか、
「文字を書くときザラザラしている」
などのことが気になると、
「また起こるのではないか」
と考えてしまい、結果的に集中力がなくなってしまいます。
なので、集中力を高めるためのシャー芯を選んでいきましょう。
集中して勉強するためのシャー芯とは
上記のことから、集中して勉強するためのシャー芯とは、次のようなシャー芯になるのではないかと思います。
- 折れにくい
- 書き味がなめらか
- 紙が汚れにくい
- マーキングしやすい
上記が勉強に集中できるシャー芯だと予想して、これらに特化したシャー芯をご紹介していきます。
シャー芯を選ぶポイント
シャー芯を選ぶタイプは主に3つです。
用途によってさまざまなシャー芯があります。
かたさ/柔らかさ
勉強中にたびたび芯が折れてしまう人は、筆圧が強いか、選んでいる芯が柔らかい可能性があります。
また、芯の出しすぎも折れやすい原因です。
例えば、他の人があまり折れないシャー芯のかたさなのに自分では折れてしまう場合、筆圧が強い可能性が高いです。
筆圧を変えることはなかなか難しいと思うので、手っ取り早い方法として、シャー芯を変えたほうが良いと思いますね。
そのときは、少しかためのシャー芯を選択しましょう。
HBで折れる→Hに変更
ちなみに筆圧とは、
文字を書くとき、筆・ペンなどの先に加えられる圧力
引用元:コトバンク
のことです。
筆圧が強ければ、圧力に耐えきれずにシャー芯が折れる可能性が高まります。
逆に筆圧が弱ければ、シャー芯が折れる可能性が低くなります。
また、シャー芯の強度は、、メーカーによっても異なります。
もし、シャー芯が折れる人は現在使用しているかたさの芯で、折れない芯のメーカーがあるかもしれません。
「HBのかたさが気に入っているのに折れる」という方は、折れにくいHBのシャー芯がないか、「折れにくい」を謳い文句にしているシャー芯を探してみましょう。
HBで折れる→HBでかためを選ぶ
メーカーは、独自の製法で従来よりも芯の強度を上げる努力をされています。なので、今まではHBで折れていたけれど、新しいHBの芯にしたら折れなくなる可能性もあります。
各メーカーの芯の成分、構造や、純度に注目です。
濃さ/薄さ
濃さ/薄さは、字を書くときに重要です。
書き味につながってくるからです。
特に、勉強の場合多くの文字を書くと思います。
書かなければいけないのに書けないストレスはなるべくなくしたいですよね。そのためには、折れるのを防ぎながら、書き心地の良い芯を選ばないといけません。
現在、書き心地に不満があったらシャー芯を見直す必要がありそうですよね。
濃さはそのままに、新商品を購入しただけで「書きづらい」を解決してくれる可能性があります。
シャー芯の濃さは、鉛筆同様HやBで記されています。
濃いものはBで、B・2B・3B・4Bと濃くなっていき、薄いものはHで、H・2H・3H・4Hと薄くなっていきます。
また、Fという濃さの芯もあります。HとHBのあいだの性質を持っています。
ちなみにHBは、HとBの中間の性質を持っています。
HBは、ほとんどの人が使っている一般的な濃さの芯です。
シャー芯が濃すぎると、芯が折れたり手やノートが汚れやすくなったりします。
逆にシャー芯が薄すぎると、字がかすれたり、すべりが悪くなり、書き味に影響します。
なので、適度な濃さ/薄さでシャー芯を選ぶ必要があります。
また、漢字の練習の場合は、「ハライ」「ハネ」など細かな動きが要求されます。採点にかかわることなので、比較的なめらかに書けるHBかBくらいが良いですね。
文字を濃く書きたい場合はBを使用し、薄く折れにくく書きたい場合はHを使用します。
少ない力で濃い色を出せるBは、筆圧に自信がない人でも書きやすいです。ただし、濃くなればなるほどもろく折れやすい傾向にあるかと思います。
しかし、各社「濃くてもかたい」シャー芯の開発に力を注いでいたり、折れにくいシャープペンシルも作られています。なので、昔よりは折れやすい印象が減ってきているのではないでしょうか。
太さ/細さ
太さ/細さの一般的なものは、0.5㎜です。
その他には、0.3・0.4・0.7・0.9・1.0・1.3㎜なども販売されています。
字を小さく書きたい人、細かな文字を書く必要がある場合は、0.3・0.4㎜の細い芯が良いですね。ただし、芯が折れやすいので、筆圧が強い場合は気をつけましょう。
逆に、大きめの字を書くときや、0.7㎜くらいからの太い芯を使いましょう。数字、英語などの一文字あたりの画数が少ない場合にはおすすめの太さです。
ちなみに、マークシートを塗りつぶすときは1.3㎜が良いそうです。
上記のように、字の密度によって芯を使い分ける方法もあります。
しかし、基本的にはシャー芯の太さは、0.5㎜で問題ないです。
0.5㎜で特に困ることはないからです。
強いて言うなら、マークシートを塗りつぶすのに時間がかかりますね。やはり、太い芯だと少ない動きで効率的にマークシートを塗りつぶすことができます。
とはいえ、一般的な勉強には0.5㎜1本持っておけば大丈夫です。
また、0.5㎜はシャープペンシルも芯も一般的なので、ラインナップは豊富ですよ。
メーカー別おすすめシャー芯
ここからは、メーカーごとのシャー芯の特徴をご紹介していきます。
文具メーカーは、それぞれ独自の製法でシャー芯を開発しています。
書き味か、折れにくさか、または書き味と折れにくさ両方か、あなたが勉強に集中できるシャー芯を見つけてみましょう。
折れにくく、なめらかに、かつノートをきれいに使いたい【ぺんてる】
「ギガ強芯」と謳っているほど、とにかく強くて折れにくいが特徴のぺんてる「Ain STEIN(アインシュタイン)」。
強化シリカにより構成されたフレームが芯を支えるので、濃いシャー芯でも折れにくく、なめらかな書き味です。
なので、勉強に集中できます。
また、軽く触れてしまっても汚れにくい設計です。ノートを繰り返し確認して勉強する人には嬉しいですね。
芯の太さ・濃さ/薄さ(0.5㎜)のラインナップも豊富です。
Pentel アイン替芯 シュタイン
https://www.pentel.co.jp/products/refillleads_refilleraser/refillleads/ainsteinrefill/ 参照2022年4月13日
なめらか、手が汚れにくい、高純度芯で強度高め【PILOT】
「消せるボールペン」フリクションボールで有名なパイロット。そのパイロットのシャー芯は、「neox GRAPHITE(ネオックス・グラファイト)」がおすすめです。
ネオックス・グラファイトは高純度のグラファイト(黒鉛)を使用しています。不純物が少なく、炭素原子同士の結合がしっかりし、いままでより強くなりました。
また書き味も、よりなめらかになったそうです。純度が高いので、濃く鮮明な字が書ける特徴があります。
パイロットの従来品と比べて、濃さは変わらないのに、折れにくさ、なめらかさがパワーアップしています。
PILOT シャープ替芯 ネオックス・グラファイト https://www.pilot.co.jp/products/pen/sharp_pen/sharp_pen_ct/neox_graphite/ 参照2022年4月13日
なめらかに書けて、折れにくく、マーカー汚れを抑えたい【三菱鉛筆】
三菱鉛筆といえば、国産最高級鉛筆「uni」や、ボールペンの「ジェットストリーム」ですよね。
三菱鉛筆のシャー芯は、「uni Smudge Proof-Leads(ユニスマッジプルーフ)」です。
こすれに強くて、紙を汚さないのが特徴のシャー芯です。
ここでの「汚れ」とは、書いたあとに芯の粉が広がることを意味しています。
ユニスマッジプルーフは、濃くなめらかに書けて、その上紙を汚さない特徴があります。
また、鉛筆で文字を書いたあとにマーカーで強調する場合も、にじみにくくなっています。
これは、ユニスマッジプルーフならではの特徴です。
これなら、マーカーのペン先もノートも両方汚れにくく、快適に使用できますよね。
三菱鉛筆 uniシャープ替芯 uni Smudge Proof-Leads https://www.mpuni.co.jp/products/mechanical_pencils/leads/kaeshin/uni.html 参照2022年4月13日
カラーで折れにくく、濃くなめらか、さらにきれいに消せる【三菱鉛筆】
三菱鉛筆「uni Nano Dia Color(ユニ ナノダイヤカラー)」は、芯が折れにくく、きれいに消すことができます。
カラーのシャー芯を使うメリットは、たとえば重要なポイントを赤で目立たせることができます。もちろん消すことができるので、黒に書き直したいときにも使えますよね。
ナノダイヤとは、超微粒子ダイヤモンドのことです。
芯のすき間に1本あたり約4億個ものナノダイヤが含まれています。そのおかげで、濃くてなめらな書き味が体感できるようです。
また、芯の太さ・濃さ/薄さ(0.5㎜)のラインナップも豊富です。
三菱鉛筆 uni Nano Dia Color https://www.mpuni.co.jp/products/mechanical_pencils/leads/kaeshin/nano_dia_color.html 参照2022年4月13日
なめらかに書きたい【Tombow】
青、白、黒のシマシマのデザインで目を引くトンボ。
書いたときの抵抗が低く、なめらかに書けるのがトンボ「MONO graph MG(モノグラフMG)」の特徴です。
また、線の濃さと強さも売りにしていますね。
素早く書きたいときに重宝します。
ケースにもこだわり、芯は一本だけ出したり、まとめて出したりが可能です。シャー芯が机に散らばるわずらわしさから解放されそうですね。
太さは0.3・0.5㎜、濃さはHBとBのほか、2Bもあります。
Tombow MONO fraph MG https://www.tombow.com/products/monograph_mg/ 参照2022年4月13日
折れにくく、しっかりした濃い黒を出したい
ステッドラーは、ドイツの文具メーカーです。製図用品、画材などを扱っています。
シンプルな色でスタイリッシュな形状の文具が特徴です。
シャー芯は天然素材を厳選し、折れにくく、くっきりとした黒の線を表現できます。
STAEDTLER マルス マイクロカーボン https://www.staedtler.jp/products/sharp/sin.html 参照2022年4月13日
マークシートには太さ1.3㎜、濃さはHBかBがおすすめ
試験での解答用紙はマークシート方式が多いかと思います。楕円形の枠内をきれいに塗りつぶさないといけませんよね。
細いシャープペンだとなかなかスムーズに塗りつぶすのが難しいと思います。
1.3㎜の芯を使用したシャープペンシルですと、スムーズに塗りつぶすことができます。
また、鉛筆に近い書き味のため、鉛筆のような書き心地を求める方にもおすすめのシャー芯です。
なお、マークシートは試験によって濃さの指定がちがうと思います。
濃さは主にHBかBです。
試験によってどちらを使うか確認してから購入してくださいね。
まとめ
- 勉強に集中できるシャー芯は何かを考えよう
- 3つのポイントからシャー芯を選ぼう
- 各メーカーの特徴を知って勉強に有利なシャー芯を選ぼう
いままで何気なく購入していたシャー芯かもしれませんが、各メーカーの特徴が見えてきたかと思います。
すこしでも勉強に集中できるのなら、シャー芯を替えてみることも視野に入れてみましょう。
もしシャー芯が折れてから、勉強に身が入らなくなる人は今のシャー芯を使い切ったあと、即シャー芯を替えてみましょう。