油絵の道具の筆の必要本数と素材を初心者向けに解説

読者の方の想定お悩み
  • 油絵で使う筆はどんなものが良いのか
    な?
  • 筆は何本そろえたら油絵が描けるのか
    な?

そんなお悩みにお答えします。

この記事を読むと
  • 油絵で使用する筆がわかります
  • 油絵で使用する筆の本数がわかります
  • 最少の数の筆で無駄なく油絵が描ける

以上のようになるかと思います。

上記の根拠

実際にこれらの筆で油絵を描いています。
大体この本数で油絵を完成させています。

よかったら私と一緒に「油絵の道具、筆」
について勉強していきましょう。

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油絵の道具である筆の必要本数は3本です

油絵の道具である筆の必要本数は3本です。

具体的には2号・4号・10号の3本を用意し
ます。

油絵の道具である筆が3本必要な理由

油絵の道具、筆が3本必要な理由は、

  • 3本あればSMサイズを完成させられる
    からです

SMサイズの寸法は227mm×158mmで、
一番買ってもらいやすい絵のサイズです。

ということはSMサイズは一番需要があるサ
イズということなので、

  • 一番需要があるサイズに描いている筆

ということになるかと思います。

もちろん、あなたの絵を「飾りたい、欲し
い」という方がいらっしゃればですが。

「あなたの絵が欲しい」と誰かが思って、
その方が居ても立っても居られないくらい
の絵を描いていきましょう!

油絵の道具に必要な筆3本の特徴

私が使用している筆で例をあげていきま
す。

3本の筆の特徴
  • 筆の形状はすべて平筆
  • 筆の素材はすべてナイロン

  以上です。

油絵の道具に必要な筆3本の描き味

これらの3本の筆は細かい描写ができ、
くきれいな直線が描け、平たい部分を使っ
て油絵の具を厚めに載せられる、などの特
徴がある筆です。

油絵の道具に必要な筆3本のターゲット

因みにこれら3本の筆の内容は比較的細か
い描写をしたい方向けです。

タッチを活かしたければ3本の筆を豚毛、
またはタッチを活かす目的ではなく別の
目的で他の筆
に変えてみれば良いかと思い
ます。

油絵で筆3本を使う描き方具体例

油絵を描く時に筆を3本使いますが、具体
的に絵のモチーフ(題材)のどこの部分に使
用するのか、モチーフを「蝶」を描くと想
定してご説明していきます。

モチーフ(何を描くか)

背景が写った蝶、全身が真ん中の構図

2号→蝶の羽、黒い線の細い部分(細かい描
   写が必要な部分)

4号→蝶の体と蝶の羽、黒い線の太い部分
   (2号より太い部分)

10号→背景(支持体の中の広い面積)

この蝶の絵はSMサイズより小さいサイズに描いています。

基本的には細く細かい部分ほど細い筆で色
を塗り、 大きな面や太い線ほど太い筆で
色を塗ると良いかと思います。

逆に、大きい面や太い線を細い筆で色を塗
ると、いくつも筆跡が残って見た目に落ち
着かない絵になるのではないかと思いま
す。

何か意味があって大きい面を細い筆で塗る
のは良いかもしれません。

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油絵で使っている筆の商品名

私が油絵で使っている筆は株式会社アムス
という会社から販売されているアルテージ
ュ画筆「キャムロンプロ610平筆」です。

キャムロンプロは、油絵だけでなくアクリ
ル画、水彩画などにも幅広い絵具に対応す
る優れた商品です。

平筆だけでなく様々な形状の筆があるの
で、一度ご覧いただくと良いかと思いま
す。

筆の値段も安くはないですが高いわけでも
ないので、購入しやすい筆だと思います。

因みに筆の形状は好みが分かれると思いま
すので、ご確認いただければと思います。

筆は同じサイズを2本ずつという意見もあるが

筆の色を変える場合、2本以上あると描く
のがスムーズかもしれませんが、はじめは
各サイズ1本ずつあれば良いかと思います。

筆についている絵具を替えるときは

筆についている油絵具を替える工程5
  1. 筆についた油絵具をティッシュに拭い
  2. 筆を筆洗油につけ油絵具を洗い落とし
  3. 筆についた筆洗油をティッシュに拭い
  4. 筆にペインティングオイルをつけ
  5. ペインティングオイルがついた筆に
    油絵具をつける

という順番で行っています。

どうしても作業が上手くいかないという場
合は筆を買い足せば良いかと思います。

なので、最初は筆の使用本数は3本で大丈
夫です。

油絵の道具の筆はあなたにとって良い筆をそろえよう

当然のことですが、油絵の筆はあなたにと
って良い筆を選びましょう。

理由は、油絵の道具の中で筆は一番大事な
のは筆で、あなたにとって良い筆はあなた
にしかわからないからです。

私は、平筆が使いやすいし描くのが楽しい
と思っています。

当たり前ですが、筆がないと油絵が描けま
せん。

また、自分が使いやすい筆がないと上手く
描けずにイライラしてしまいますし、筆の
穂先が広がってしまうと思い通りの絵が描
けなくなってしまいます。

なので、筆はあなたにとって良い筆を選び
ましょう。

油絵の筆選びは1種類からはじめましょう

ナイロン毛ならナイロン毛一択豚毛なら
豚毛一択で、1種類の筆を使うことから始
めましょう。

油絵の筆選びの種類1択の理由

はじめのうちは筆の描き味に慣れることか
ら大変だと思います。

はじめの段階でいろんな種類の筆がある
と、どれを使っていいのか迷うと思いま
す。

使う筆の種類を絞ったほうが作業に集中で
きるのではないかと思います。

なので、最終的に全部の筆を使うとしても
まずは1種類ずつから始めることをおすす
めします。

油絵の筆の形状を「3つ」ご紹介

油絵の筆の形状をご紹介します。

筆の形状はもっと色々ありますが、ありす
ぎて迷ってしまうと思うのではじめのうち
は2~3種類ぐらいを覚えておけば良いか
と思います。

油絵の道具、筆の形状

丸筆(ラウンド)

筆の断面は丸く、穂先にいくに従って筆
の断面の丸は細くなっていく筆です。

線を描くのはもちろん点描にも良いで
す。

持ちなれた鉛筆やペンと毛先の形状が似
ているので一番使いやすいのかもしれま
せん。

平筆(フラット)

穂が平たい筆で、絵具の含みが良いです。

平らな面を使って面を書いたり、穂先の
毛で作られた直線で鋭い線を引くことが
できます。

平丸筆(フィルバート)

平筆の角が減って角が丸くなったような
形をしていて、使いやすい形状です。

丸みのある点や、少し押し付けると大き
な面も塗ることができます。

油絵の筆の毛「3種類」をご紹介

油絵の筆の毛3種類をご紹介します。

油絵の筆の毛も筆の形状と同じで種類が豊
富なので、全部載せても使えなければ意味
がないので3種類をお伝えします。

豚毛

豚毛は硬いので、何もつけずに塗ることが
できますが、支持体にこすりすぎると筆を
傷めるのでペインティングオイルはあった
ほうが良いかと思います。

ナイロン毛

ナイロンは穂先のまとまりが良く、筆に弾
力があり、値段もお手頃です。

本物の毛ではないのでコシと絵具の含みが
やや物足りないという欠点もあります。

なので、使用するときは最初筆にペインテ
ィングオイルをつけてから油絵の具をつけ
て油絵の具を溶いてから描きましょう。

リセーブル(合成繊維)

特殊な合成繊維に天然の毛を混ぜて作られ
た筆でコシの強さ、しなやかさ、弾力を併
せ持つ筆です。油絵、アクリル画、水彩画
など様々な用途に使えます。

以上、油絵の筆の毛3種類をご紹介しまし
た。

以下にそれぞれおすすめの筆をご紹介しま
すので、よろしければご覧くださいませ。

豚毛

ナイロン毛

キャムロンプロの平筆以外は下記のアルテ
ージュ画筆キャムロンプロのページ
からご
覧くださいませ。

リセーブル

あとは実際に筆で油絵を描いてみましょ
う。

同じ筆を使っていたら段々とやり方が決ま
ってきて要領がわかってくると思います。

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まとめ

油絵の道具、筆についてご説明していきま
した。

  • おすすめの筆は、ナイロン毛の平筆を
    2号・4号・10号、3本用意します。
  • 基本的にペインティングオイルをつけ
    てから油絵具をつけて描きます。
  • 支持体のサイズはSM(227mm×158m
    m)、1択で始めましょう。

これらの道具や材料を使って油絵を繰り返
し描いていくと、描き慣れていくと思いま
す。

お好みの筆をいつも使って楽しんで油絵を
描いていきましょう。

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