- 油絵で最初にやることを知りたい
- 最初の方のことが曖昧だから知りたい
- できれば油絵を描く工程も知りたい
こういった疑問に答えます。
油絵の販売経験ありです。
それでは「油絵で最初にやること」をみていきましょう。
油絵で最初にやることを解説
油絵で最初にやることは人それぞれです。
理由は、「最初」の意味が人によって違うからです。
なので、油絵制作の最初の方の工程をいくつか挙げてみました。
具体的には…
- 油絵の道具や材料を揃える
- モチーフを選ぶ
- 支持体に下地材を塗る
- 下描きする
- おつゆがきする
上記の流れが最初の方の工程です。
順番に解説します。
油絵の道具や材料を揃える
油絵の道具や材料を揃えましょう。
これがないと油絵が描けません。
なので、まずは道具や材料を揃えましょう。
モチーフを選ぶ
モチーフは実物や、画像、または写真を選びましょう。
ここまでで、油絵を描く前の準備が整います。
支持体に下地材を塗る
支持体に下地材を塗ります。
下地材は…
- ジェッソ
- アキーラ
以上がおすすめです。
アキーラは絵具ですが、油絵の下地材として使えます。
油彩専用の張りキャンバスにはすでに油絵の下地が施されている可能性があります。下地材を塗るか否かの確認をお願いします。
下地材が既に塗られているものにあえて下地材を塗る必要はありません。
上記の下地材は、どの支持体に使えるかですが…
- ジェッソは油彩専用の張りキャンバスには塗れない
- ジェッソは油彩・アクリル両用の張りキャンバスには塗れる
- アキーラは油彩専用の張りキャンバスには塗れる
- アキーラは油彩・アクリル両用の張りキャンバスにも塗れる
- ジェッソ・アキーラとも、木製パネル(シナ材)に塗れる
乾燥時間として…
- ジェッソ→塗ってから3日間
- アキーラ→表面が乾いたら使用可
以上です。
ジェッソは完全乾燥(3日)しないと、油絵具が剥がれたりする恐れがあります。
一方、アキーラは完全乾燥に1ヶ月半ほど要しますが、完全乾燥をまたなくても油絵を塗ることができます。私は、アキーラを塗った2日後ぐらいに下描きを描いています。
ちなみにアキーラを下地にできるか否かは、メーカーに問い合わせて「下地材として使えます。」とのご回答をいただいています。
ただし、表面乾燥の時点で硬い筆で強くこすると剥がれる恐れがあります。そんなときは…
- 優しく下描きする
- オイルを使って柔らかめの筆で絵を描く
などの対策を取りましょう。
- クサカベ 水性アルキド樹脂絵具 アキーラ 20号 (100ml) ミキシングホワイト
- クサカベ 水性アルキド樹脂絵具 アキーラ 20号 (100ml) チタニウムホワイト
- クサカベ アキーラ 速乾 ドライハード 100ml←アキーラに少し混ぜると、アキーラ下地の色が油絵に混ざるのを防いでくれる。
下描きする
下地材が乾いたら下描きしましょう。
鉛筆でも木炭でもあたりを描いてから、スムーズに色が塗れるように輪郭線や陰影を描きます。
この下描きならスムーズに色が塗れるな、と思ったらフィキサチーフをかけて定着させましょう。
おつゆがきする
下描きの定着が乾いたらおつゆがきします。
おつゆがきすることで油絵具で描いたとき、絵具が定着しやすくなります。
油絵を描く人はおつゆがきをしよう!、、、ところでなにそれ?
油絵の制作工程
以上、油絵の最初の方おつゆがきまで解説しました。おつゆがきのあとは油絵具で絵を描いていけばOKです。
この先の工程を知りたい人は、「油絵の描き方の手順をご紹介!支持体選びから仕上材まで解説」をごらんください。
まとめ
- 油絵で最初にやることは人によって違うので、最初の方の工程としては…油絵の道具や材料を揃える、モチーフを選ぶ、支持体に下地材を塗る、下描きする、おつゆがきする
- モチーフは実物、画像、写真を選ぶ
- 支持体に下地材を塗るときは比較的乾きが早いジェッソ、アキーラがおすすめ
- 下地材が乾いたら、下描きいて定着剤をかける
- 定着剤が乾いたらおつゆがきする
以上、油絵の最初にやることを紹介しました。
ご覧くださいいましてありがとうございます。
油絵の最初の方を見てしまったので、油絵をやらない手はないですね。そうと決まれば、明日からではなく今すぐに取りかかりましょう。