油絵を板に描こう!板って何のこと?板の特徴を話します!



こんにちは、Takeshiです。

個展で油絵の説明に「板」って描いてあっ
たけど、板ってなんだろう?自分で作るの
かな?

どんな素材が使われているんだろう?板に
描いたらどんな効果があるんだろう?

そもそも板に直接油絵具をつけて大丈夫?

油絵の支持体にはキャンバスが使われるの
はおわかりかと思いますが、板に描いた油
絵もあります。

よかったら私と一緒に油絵の「板」につい
て勉強していきましょう。

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油絵に使う板って何?

板とは「木製パネル」と言われる支持体の
ことで、画材屋さんに売られています。な
ので自分で作る必要はなく購入することで
簡単に手に入ります。

個展や展覧会で絵の説明に「板に油彩」と
か「panel」なんて英語でかっこよく表記
されていると思います。

油絵を描く板「木製パネル」はどんな素材か?

板(木製パネル)の素材はラワンベニヤとシ
ナベニヤがあります。

ラワンベニヤは筋が目立つ表面をしていて
筋に沿って指を滑らせると指を切ってしま
いそうな見た目をしています。色は茶色っ
ぽい色をしています。

ラワンベニヤです。表面は凹凸があります。

 

一方、シナベニヤは表面にシナの化粧板を
貼った板でラワンベニヤに比べて見た目が
白いのですぐわかります。触りたくなり、
実際に触るとすべすべの表面をしていま
す。

シナベニヤは表面がつるつるしています。

シナベニヤのほうが値段が高いので「あ
あ、なるほど納得」とひと目でわかると思
います。

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油絵に使う板、木製パネルの構造

私が購入したラワンベニヤの厚さは16ミリで、シナベニヤの厚さは20ミリほどでした。

板(木製パネル)の絵を描く面は2ミリぐら
いの木製の合
板が使われ、裏側の角材を足
すとだいたい
15~20ミリの厚さになりま
す。

これはキャンバスと同じぐらいの厚さで
す。 キャンバスの方が木製パネルよりや
や(1~2ミリ程度)厚いです。

油絵に使う板、木製パネルってどんな特徴がある?

板(木製パネル)は反りにくく、平滑なので
細密画向きです。

板(木製パネル)は合板で反りにくいので使
いやすい支持体です。デコボコしてなく滑
らかなので細かい絵を描くのに向いていま
す。

リアルに描きたい方、またはつるりとした
素材感を出したい方やキャンバスの目が気
になってキャンバスに描けない方が板を使
うケースもあるみたいです。

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油絵に使う板、木製パネル裏の角材

板(木製パネル)の角材に使われている素材
は杉や松などが使われていて、しっかりと
組まれているのでパネルの反りやねじれを
防いでくれます。

板の大きさが大きくなると角材の太さや本
数が増します。

油絵で使う板「木製パネル」に描く時の注意点

油絵で板(木製パネル)に絵を描く時はラワ
ベニヤのアクが心配!だからシナベニヤ
使ったほうが良いです!

ラワンベニヤはアクがにじみ出てくるリス
クがあるので、あくまでもラワンベニヤに
描いた油絵を個展などで展示するかどうか
は任意ですがシナベニヤを使ったほうが良
いと思います。

私は「ラワンベニヤには下地を塗っている
から大丈夫だ」と思っていましたが、プロ
の画家の方の「アクが出る」というアドバ
イスで、ラワンを直ちにやめシナベニヤを
買うことにしました。

はぁ、いままでのラワンベニヤ代が板のア
ク。いや水の泡。そしてせっかくうまく描
けたのに。

でも、ラワンベニヤを使用した絵の展示を
して描いた絵が売れてお客様の手に渡って
しまった後にアクが出てしまったら、アク
とクレームの大放出になってしまうところ
でした。

そんなことになってはお客様にご迷惑をか
けるところでした。とりあえず救われまし
た。気持ちを切り替えてシナベニヤを買っ
て油絵を描きます。

過去の私に教えたかった今の私です。

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板に油絵を描くときのもう一つの注意点

もうひとつの注意点は板(木製パネル)に直
接、油絵具をつけないで!
ということで
す。

油絵具を直接板(木製パネル)に塗ってしま
うと板に油が吸い込まれて木材が酸化した
りシミになったり発色が悪くなったり、油
絵具の耐久性や表面の艶が出にくくなった
りして、結果板の劣化につながります。良
くないことだらけですね。

じゃあ板に油絵を描くとき、直接油絵具をつけないようにどうしたらよいか?

板(木製パネル)に下地処理をしてから絵を
描くことです。

下地処理は「ジェッソ」という名前の下地
材などを板(木製パネル)の表面に刷毛や筆
で塗り、下地材が乾いてから油絵具を塗っ
ていきましょう。

ジェッソの乾燥時間は3~4日ぐらいです。

画材屋さんに行ってお店の人に聞けば教え
てくれます。色付きのジェッソもあります
が、白い標準粒子タイプでよろしいのでは
ないかと思います。

ジェッソ「左」カラージェッソ「右」です。ジェッソは白いですが、カラージェッソは様々な色があります。写真はレッドオーカーです

油絵を描くとき、直接油絵具をつけないようにする対策【余談】

モデリングペーストです。同じに見えますが中身は違います。重さや内容が違いますのでご確認くださいませ。

板(木製パネル)の下地材にはモデリングペ
ーストというものもあります。

これもジェッソと同じで板に直接塗って使
うことができます。ジェッソはサラサラし
た液体ですが、モデリングペーストはもっ
ちりした硬いクリームのようなものなの
で、ペインティングナイフなどで板に塗り
広げて下地とします。

私は板にモデリングペーストをペインティ
ングナイフで塗り広げる作業が楽しくて左
官屋さんにでもなったかのような気分にな
ります。

モデリングペーストの効果は盛り上げた
り、わざとペインティングナイフの跡を残
したり、乾燥後にモデリングペーストを削
って立体感を出したりできます。

油絵に描く板「木製パネル」の気になる点

気になる点は、少し重いということです。

小さいサイズの絵を描くのであれば問題あ
りませんが、小さくても木製パネルの数が
多かったり木製パネルのサイズが大きくな
ったりすると補強材も増えていくので重く
なります。

でも、それ以上にしっかりした支持体に描
くという感覚には勝てないと思います。

油絵で使う板を求めて画材屋さんに行ってみると

実際に画材屋さんで売っていた板(木製パ
ネル)はラワンベニヤが多かったです。

???

なんで?

じゃあなんで油絵で使うはずの「アクが出るリスクのラワンの板」が店頭に並んでるの?

それは「油絵用」に使うのではなく、「水
張り用」で売っているのではないかな?と
思います。

水張りは紙に水彩画や鉛筆画を描くときに
行います。

実際に画材屋さんに行ってラワンベニヤを
油絵に使えるか聞いてみたところ、「油絵
ではなく水張り用で使います。」と教えて
もらいました。

板「木製パネル」の水張りとは?

水張りテープという裏に糊が付いたテープ
と描きたい画用紙を用意して、画用紙を水
張りテープで木製パネルに固定して、紙を
支持体にして描くというものです。

鉛筆画、水彩画やアクリル画、日本画の制
作のときに水張りをして絵を描いていきま
す。

なんでわざわざ板「木製パネル」に水張りをするの?

板に水張りをすると紙がたるんだり波打っ
たりせずに最後まで紙が平滑のまま作業で
きるからです。

描く面が固定されるので水分が多い水彩の
ぼかしなんかでも制作が終わったら水張り
テープと紙の境をカッターナイフで切って
紙にしたり、水張りしたまま完成としても
いいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

板とは「木製パネル」と言われる支持体
ことで、購入することで手に入り、板「木
製パネル」の素材はラワンベニヤとシナベ
ニヤの2種類があります。

板「木製パネル」は反りにくく、平滑なの
で細密画向きです。

ラワンベニヤは水張りに適していて、シナ
ベニヤは油絵
に適しています。

油絵で板「木製パネル」に絵を描く時は
ワンベニヤのアクが心配なのでシナベニヤ
を使ったほうが良いです。

板を使った油絵制作では劣化の原因になる
ので板「木製パネル」に直接、油絵具をつ
けないで板「木製パネル」に下地処理をし
てから絵を描きましょう。下地材はジェッ
ソとモデリングペーストがあります。下地
材は他にもありますので、いろいろと試し
てみるといいかと思います。

私はジェッソとモデリングペーストしか試
したことがありませんが一番やりやすいの
はジェッソじゃないかなと思いました。

最後までお読みくださいましてありがとう
ございます。



ABOUTこの記事をかいた人

現在東京在住。家族と5人暮らしです。 好きな生き方を模索しながら、独学で絵を描きブログを書いている「独学内向型会社員画家」です(笑)早朝にブログと絵の制作を行っております。 絵のモチーフは主に花、人物です。めちゃくちゃ描くのが遅いです。そこが課題です。ブログ運営は主に絵に関する記事を書いております。なるべくお役に立てる記事を書いてまいりますので、「いいね」や「フォロー」、メールなどいただけたらモチベーションに繋がります。よろしくお願いいたします。