油絵具の黒色4種類のご紹介!

油絵で使う黒色の種類はどんなものがあ
るのでしょうか?

黒色に使う色の元(顔料)を、よかったら
私と一緒に勉強していきましょう。

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油絵の黒は色々ある、黒色の種類

早速、油絵具の黒色はどんな顔料で作られ
ているか見ていきましょう。

油絵の黒色「アイボリブラック」

↑↑↑上の写真は油絵具の左のアイボリブラック(黒)と右のチタニウムホワイト(白)を、油絵具の上のペインティングナイフで真ん中で混ぜた写真です。

象牙(象のきば)など動物の骨を焼いて作ら
れたアイボ
リブラックです。温かみのある
黒で赤みが
あり、白に混ぜると赤みのある
グレーが作
れます。

隠ぺい(下の色を隠す)する力はあまりあり
ません。現在は象牙を使用することはほと
んどなく、家畜の骨から作られた黒に対し
て使わているみたいです。

原料の動物の種類によって色合いが異なり
ます。リン酸カルシウムが漆黒度を高め
て、深い黒を演出しています。

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油絵の黒色「ランプブラック」

昔、ランプから採った「すす」を使ったこ
とからその名が付けられました。

油脂、樹脂などが不完全燃焼したときに出
る「すす」(火が点いているときの煙など
に含まれている黒い粉末)が顔料になりま
す。

艶がなく青みがある黒です。白を混ぜると
落ち着いたグレーになります。

着色力が強い黒で混色に向いています。や
や油分があるために水に混ぜにくくなって
います。

油絵の黒色「ブルーブラック」

ブルーブラックはウルトラマリンの顔料が
含まれています。白で薄めると青みが強く
出ます。

油絵の黒色「ピーチブラック」

桃の種を焼いて作られたのでこの名前が付
きました。しかし桃の種が必ず使わている
わけではなく、木の枝などの植物などを焼
いて炭にした顔料で作られたりもします。

使用されている植物によって性質が違うの
でメーカーによっても色が異なります。

漆黒の度合いが高く、一番黒に見える黒色
と言われています。

油絵の黒色「アイボリブラック」使用の注意点

アイボリブラックの顔料の骨に含まれるリ
ン酸カルシウムが養分となってカビが生ま
れ育ちます。

アイボリブラックにはカビを防ぐものが配
合されていますが、湿度が高いとカビが生
える可能性が出てきます。

カビが生えないような対策としまして

  • 湿度が高くなる季節(日本では梅雨の
    時期)に黒色をメインにした制作を控
    える
  • 作品は湿気が少ないところへ保管する
  • 風通しは良いけれどホコリが舞わない
    環境で制作する
  • 早く油絵具が乾くように黒色を薄く塗

などの対策が必要です。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

油絵具の黒色の顔料はほぼ何かを焼いてそ
の結果に出たものを利用して作られている
ことがわかったと思います。

油絵具の黒色は、見た目は区別がつかない
ように思えますが、黒色に白を混ぜると青
っぽいグレーだったり赤っぽいグレーを作
ることができます。

お気に入りの黒を見つけて、単色または黒
色と他の色との混色で黒色を使いこなせた
ら良いと思います。

最後までお読みいただきありがとございま
す。

油絵の黒色に関しては、油絵の黒色は使っ
ていいのか!?黒を使うメリット・デメリ
ット
という記事もございますので、よかっ
たら見てみてくださいね。

 

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