この記事では次のことをお伝えします。
バルサンは逆効果なのかが知りたい
ゴキブリなどの害虫駆除で使用するバルサンは、超有名な商品です。
一人暮らしが長いと一度は購入を検討するのではないでしょうか?
バルサンは、ゴキブリ退治を目的に使用することが多いと思いますが、バルサンを使っても逆効果という評判があるようです。
バルサンは本当に逆効果なのかを解説していきます。
- バルサンが逆効果だと言われるのはゴキブリがいなくならないから
- ゴキブリがうまく隠れていたり、新しく侵入してきたゴキブリには効果がない可能性が
- 住環境の見直しと害虫駆除方法を考えましょう
もし続きが気になる場合は、記事を読み進めてみてください。
★もくじ★
バルサンが逆効果なのは本当なのか、バルサンが逆効果と言われている理由
バルサンが逆効果と言われている理由は、バルサンを使ったのにゴキブリがいなくならないからだと思います。
ゴキブリは、湿気が多く温かい場所が好きです。
具体的には排水溝や床下、天井裏、流し台の下などがそうです。
バルサンを使っても偶然にも煙のない場所に隠れていたゴキブリや、新しく侵入してきたゴキブリはバルサンでは駆除できないようです。
これが、バルサンが逆効果だと言われる理由だと思います。
それに、バルサンが効くとゴキブリの死骸があちこちで見られるため、普段よりゴキブリが多く現れていると錯覚し、その結果バルサンが逆効果という印象を持っている方がいるのだと思います。
実際はそれだけ隠れていた可能性があり、バルサンの効果が高かったということになります。
一方、バルサンを使用した後、煙の被害に合わなかったゴキブリや新規のゴキブリが出てくる可能性があります。
ゴキブリの心理としては、今までいたゴキブリがいなくなったら、次に来るゴキブリは入ってきやすいですからね。
つまり、バルサンでは害虫駆除対策として限界がある箇所がある場合があります。
バルサンの成分
ここでバルサンについて見ていきましょう。
レック株式会社の商品である「バルサン」は、どのような作用があるのでしょうか?
「バルサン」(くん煙剤)は、主に3つの成分を使用しているようです。
- ピレスロイド系のd・d-T-シフェノトリン、フェノトリン
- オキサジアゾール系のメトキサジアゾン
以上です。
バルサンの成分の効果
バルサンの成分の効果としては、
まず、「ピレスロイド系」の「d・d-T-シフェノトリン」「フェノトリン」によって害虫を混乱させ、動きを止めます。
その次に「オキサジアゾール系」の「メトキサジアゾン」によってやっつけます。
3つの成分によってダブルの効果があることがおわかりいただけると思います。
バルサンはどのように効くのか
それではバルサンははどのように害虫に効くのでしょうか?
ポイントは3つあります。
- 皮膚から害虫に浸透
- 気門という呼吸するための穴から微粒子となった成分が入る
- 虫版の毛づくろいで、触角などを掃除するためなめる行為によって成分が口から体内に入る
バルサンの威力
バルサンの威力は、
- 噴出する力の強さ
- 細かなミクロ粒子
によって、すみずみまで成分が届きます。
バルサン 実験「家具の裏に広がる煙」篇 10秒 レック
バルサン 実験「縦横に広がる煙」篇 30秒 レック
バルサンを使用しても一定の効果がある
バルサンは、1954年に中外製薬がブランドを立ち上げ、ライオン、レック株式会社に譲渡され引き継がれている商品です。
信頼あるバルサンは、長年愛されてきた実績があります。
その証拠に2019年の売上は約15億円です。
なので、ある一定の効果が期待できると言って良いと思いますね。
出典:東洋経済オンライン/殺虫剤メーカーが今年「当たり年」となった理由気温と巣ごもりで売り上げ急増、一時品薄にhttps://toyokeizai.net/articles/-/367561?display=b#:~:text=%E3%80%8C%E6%BF%80%E8%90%BD%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%82%93%E3%80%8D%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%A7,%E3%81%AF40%E5%84%84%E5%86%86%E3%81%A0%E3%80%82
バルサンを使うと同時に考えておきたい住環境
バルサンを使うと同時に考えておきたいことは、バルサンなどを使って「害虫駆除対策をしなくても良い住環境を作る」ということです。
そもそもゴキブリを駆除しても、ゴキブリが入ってきたくなる住環境ではいくら害虫駆除をしても意味がありません。
なぜなら、そこはゴキブリが来たいと思う環境なのですから。
つまり、ゴキブリが入りづらく住みづらい住環境を作れば良いということです。
ゴキブリを家に入れない・住めない対策
ゴキブリが家に入れない・住めないようにするための対策を3つご紹介します。
- 室内を清潔にする
- 侵入経路をなくす
- その他
室内を清潔にする
ゴキブリ対策として、まずは室内を清潔にすることが大切です。
- 排水溝のゴミ
- 油汚れ
- 食べカス
- キッチン
- 洗面所下の収納
など、食べ物やゴミを放置せずにこまめに掃除しましょう。
また、ゴミもなるべくゴミ袋に密閉して捨てましょう。
侵入経路をなくす
侵入経路をなくすために、壁に空いた穴やひび割れなどの隙間をふさぐことが有効です。
一時的な処置としてはテープなどでふさぎ、のちにコーキングをすればOKです。
また、日常では玄関の開け閉め時間を短くすることも大切です。
その他
その他の対策として、植物を育てているご家庭の話になります。
植木鉢などは湿気が多く過ごしやすい環境です。
なので、植木鉢・または植木鉢に類似した部分の下は定期的に掃除しましょう。
どうしても市販の害虫駆除剤だけでは心配な場合
どうしても市販の害虫駆除剤だけでは心配な場合は、プロの力を借りましょう。
自力で対策していたちごっこでは、お金も時間もかかってしまい疲弊してしまいますからね。
いろいろと自分なりに対策してみたけれど、それでもゴキブリが現れる場合は、害虫駆除業者に頼むのが良いですね。
効力が強い薬剤を使用して、より高い効果で害虫駆除できるようですよ!
害虫駆除業者は、ゴキブリが隠れていそうな場所を確実に探し当て、徹底的に駆除します。
さらに侵入経路にも対策していきます。
害虫駆除業者来てもらうことで、のちのち自分たちで対策できることがわかるかもしれません。
市販の害虫駆除剤に比べたら、当然費用がかかります。
しかし、市販の害虫駆除剤を使っても出てくるのであれば、試す価値はあります。
ゴキブリは繁殖力・不快さ・衛生面などを考えると直ちに排除したい害虫です。
特に赤ちゃんやお年寄りなどがいらっしゃるご家庭は一番に考えたい対処法です。
安心安全な住環境で過ごしていきたいですね。
まとめ
- バルサンが逆効果だと言われるのはゴキブリがいなくならないから
- ゴキブリがうまく隠れていたり、新しく侵入してきたゴキブリには効果がない可能性が
- 住環境の見直しと害虫駆除方法を考えましょう