- 油絵の絵の具の使い方が知りたい。
- どんな道具を使うのかな?
- その他に何か材料は使うのかな?
- お手入れ方法はあるのかな?
こういった疑問に答えます。
★もくじ★
まとめ
- 油絵具を扱う道具
- 油絵具に混ぜる材料
- 道具についた油絵具を落とす方法
以上を解説してきました。
油絵具は水で溶く水彩画やアクリル画とは違いますが…
- 下塗りは揮発性油で絵具を溶いて塗る
- ペインティングオイルで絵具を溶いて絵を描く
上記のやり方を守れば絵が描けます。
揮発性油は、「のちの絵具の固着を助けるから塗る。」とおぼえておけばOKです。
また、掃除は毎日クリーナーや石鹸で洗っておけば剥離剤を使うこともないです。
毎日お手入れして、毎日快適に油絵を楽しみましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
ペインティングナイフ
パレットナイフ
揮発性油
ペインティングオイル(調合溶き油)
乾性油
筆洗油
油壺
クリーナー(その日の制作後)
剥離剤
ホルベイン ポピーオイル(乾性油)55ml←乾燥、塗膜の粘り強さはリンシードに劣る。ペンチングオイルか乾性油があればOK
ホルベイン リンシードオイル(乾性油)55ml←流動性あり。乾燥早め
油絵制作における使った後の道具の油絵具を落とす方法
油絵具はきれいに落としましょう。
理由は、油絵具を落とせないと次から使えなくなるかもしれないからです。
具体的には
- 筆
- パレット
- ペインティングナイフ、パレットナイフ
以上です。
順番に解説します。
筆
筆は2回洗います。
理由は、2回洗って清潔が保てるからです。
具体的には…
- 製作途中に筆洗油で洗う→絵具の濁り防止のため
- 制作後に石鹸またはブラシクリーナーで洗う→当日の汚れを全て落とすため
上記のとおりです。
筆洗油で筆を洗う場合の手順は、
- 筆についた絵具をティッシュや布で拭き取る
- 筆洗油に筆をつけ、筆を溝にスライドさせ残りの絵具を落とす
- 再び筆をティッシュや布で拭き取る
- 油絵制作再開(ペインティングオイルに筆をつけ、油絵具をつける。または直接筆に油絵具をつけて絵を描く)
以上の手順で行います。
クサカベ 無臭クリーナー 100ml←容器に筆を入れて洗えるタイプ
クサカベ 無臭クリーナー 500ml←別途油壺が必要
ホルベイン 油つぼ スチール製・筒型←洗いやすい
ホルベイン 油つぼ スチール製・ソロバン型←少量でも使える
ホルベイン 油つぼ二つ口 真鍮製・ソロバン型 ←揮発性油と乾性油で分けられる
陶製 油壺セット←おしゃれに油絵を楽しみたいおしゃれなあなたのための油壺
後片づけ用筆洗液 アプト 500ml←その日の制作後に洗う洗浄液。毎日のお手入れで油絵具がこびりつかない。
パレット
パレットについた油絵具の落とし方です。
具体的には…
- パレットナイフで油絵具をすくい取る
- ティッシュや布で余分な絵具を拭き取る
- パレットをティッシュや布で拭く
以上です。
パレットナイフがない場合は、使わなくなったカードやスクレ-パーなどでこそぎ落としましょう。
またティッシュや布で拭く回数を増やせば、パレットの油絵具をすべて拭き上げることができます。
パレットで固まってしまった油絵具の落とし方
固まってしまった油絵具を落とすには別途剥離剤が必要です。
固まった油絵具を柔らかくする必要があり、揮発性油では落ちない状態になっているからです。
具体的な手順は…
- パレットナイフやスクレイ-パーでできるだけ落とす
- ストリッパーなどの剥離剤を、固まった油絵具の上にかける
- 放置(10分ほど)
- 再び、パレットナイフやスクレイ-パーで取り除く
- 揮発性油で、剥離剤とその周辺の汚れを拭く
上記のとおりです。
これでも落ちない油絵具には、再び剥離剤をかけるところから繰り返しましょう。
木製パネルの場合、剥離剤でパレット上から油絵具が除去できたら、ペインティングオイルを塗ります。
クサカベ 絵具剥離剤ストリッパー 55ml←短時間で強力に落とす剥離剤。ゴム手袋をはめることをオススメします
クサカベ 絵具剥離剤ストリッパー 250ml
木製パネルのお手入れがめんどくさいと思ったら、はじめからペーパーパレットを使うことをおすすめします。
お金はかかるかもしれませんが、使ったら一枚めくって丸めて捨てるだけなので、清潔を保てて、掃除の手間もありません。
ペインティングナイフ、パレットナイフ
ナイフもなるべく使用ごとに絵具を落としましょう。
理由は、ガチガチに固まってしまうと取り除くのに剥離剤を使用しないといけないからです。
ナイフの日々のお手入れ、具体的には…
- その日の制作後にティシュや布できれいに拭き取る
- ブラシクリーナーや石鹸で水洗いする
- 乾いたティッシュや布で水分を拭き取る
以上です。
上記のお手入れでいつも清潔にナイフが使えます。
ナイフ類に水分は大敵です。
サビの原因となるからですね。
なので、水分は拭き上げましょう。
剥離剤はなるべく使わない
最後の最後で剥離剤を使いましょう。
理由は、ストリッパーは毒性があるからです。
普段から頻繁に使うべきではないです。
普段から使わないようにするには…
- 毎回汚れを落とす
上記の通り、これにつきます。
普段から油絵を拭き取り、また水洗いしていれば油絵具が固くなることはありません。
とはいえ、どうしても汚れが落ちなくなってしまった場合はストリッパーなどの剥離剤を使いましょう。
筆・パレット・ナイフ全てに使えます。
クサカベ 油絵具剥離剤リムーバーK 100ml←人体への影響が少ない剥離剤。ストリッパーに比べ漬けておく時間が少しかかる
クサカベ 油絵具剥離剤リムーバーK 250ml
まとめ
- 油絵具を扱う道具
- 油絵具に混ぜる材料
- 道具についた油絵具を落とす方法
以上を解説してきました。
油絵具は水で溶く水彩画やアクリル画とは違いますが…
- 下塗りは揮発性油で絵具を溶いて塗る
- ペインティングオイルで絵具を溶いて絵を描く
上記のやり方を守れば絵が描けます。
揮発性油は、「のちの絵具の固着を助けるから塗る。」とおぼえておけばOKです。
また、掃除は毎日クリーナーや石鹸で洗っておけば剥離剤を使うこともないです。
毎日お手入れして、毎日快適に油絵を楽しみましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
ペインティングナイフ
パレットナイフ
揮発性油
ペインティングオイル(調合溶き油)
乾性油
筆洗油
油壺
クリーナー(その日の制作後)
剥離剤
油絵具を扱う道具は7つあるが必須ではない
油絵具を扱う道具は7つです。
具体的には…
- パレット
- 筆
- 油壷(代用可)
- 筆洗油
- 筆洗器
- ペインティングナイフ
- パレットナイフ
上記のとおりです。
油壺はガラス容器や陶器の絵皿でも代用できます。
筆洗油は、水で溶ける油絵具を使えば必要ないです。
なので、筆洗油を使わなければ筆洗器が必要なくなります。
また、筆洗油と筆洗器兼用のものだと、1つで済みます。
ペインティングナイフ、パレットナイフは油絵具をすくったり、絵を描いたり、パレットを掃除したりするものです。
形によっては、ペインティングナイフ一本でペインティングナイフ・パレットナイフ両方の役割を果たせます。
ペインティングナイフで油絵を描く人以外は無理に揃えなくても良いです。
とはいえ、どんなものか知りたい方は下記をご覧ください。
油絵具に混ぜる材料は2つ用意しましょう
油絵具に混ぜる材料は2つです。
これらは、油絵を描くために必要な材料です。
具体的には…
- 揮発性油
- 乾性油(もしくはペンチングオイル)
以上です。
- 揮発性油→乾性油(もしくはペンチングオイル)
上記の順番で油絵具に混ぜて絵を描いていきます。
トロトロに描きたければオイルを少なく、サラサラに描きたい場合はオイルを多めに使います。
ホルベイン オドレスペトロール 55ml←臭いが気にならない揮発性油
ホルベイン オドレスペトロール 200ml
ホルベイン オドレスペンチングオイル 55ml←臭いが気にならない調合溶き油
ホルベイン オドレスペンチングオイル 200ml
ホルベイン ポピーオイル(乾性油)55ml←乾燥、塗膜の粘り強さはリンシードに劣る。ペンチングオイルか乾性油があればOK
ホルベイン リンシードオイル(乾性油)55ml←流動性あり。乾燥早め
油絵制作における使った後の道具の油絵具を落とす方法
油絵具はきれいに落としましょう。
理由は、油絵具を落とせないと次から使えなくなるかもしれないからです。
具体的には
- 筆
- パレット
- ペインティングナイフ、パレットナイフ
以上です。
順番に解説します。
筆
筆は2回洗います。
理由は、2回洗って清潔が保てるからです。
具体的には…
- 製作途中に筆洗油で洗う→絵具の濁り防止のため
- 制作後に石鹸またはブラシクリーナーで洗う→当日の汚れを全て落とすため
上記のとおりです。
筆洗油で筆を洗う場合の手順は、
- 筆についた絵具をティッシュや布で拭き取る
- 筆洗油に筆をつけ、筆を溝にスライドさせ残りの絵具を落とす
- 再び筆をティッシュや布で拭き取る
- 油絵制作再開(ペインティングオイルに筆をつけ、油絵具をつける。または直接筆に油絵具をつけて絵を描く)
以上の手順で行います。
クサカベ 無臭クリーナー 100ml←容器に筆を入れて洗えるタイプ
クサカベ 無臭クリーナー 500ml←別途油壺が必要
ホルベイン 油つぼ スチール製・筒型←洗いやすい
ホルベイン 油つぼ スチール製・ソロバン型←少量でも使える
ホルベイン 油つぼ二つ口 真鍮製・ソロバン型 ←揮発性油と乾性油で分けられる
陶製 油壺セット←おしゃれに油絵を楽しみたいおしゃれなあなたのための油壺
後片づけ用筆洗液 アプト 500ml←その日の制作後に洗う洗浄液。毎日のお手入れで油絵具がこびりつかない。
パレット
パレットについた油絵具の落とし方です。
具体的には…
- パレットナイフで油絵具をすくい取る
- ティッシュや布で余分な絵具を拭き取る
- パレットをティッシュや布で拭く
以上です。
パレットナイフがない場合は、使わなくなったカードやスクレ-パーなどでこそぎ落としましょう。
またティッシュや布で拭く回数を増やせば、パレットの油絵具をすべて拭き上げることができます。
パレットで固まってしまった油絵具の落とし方
固まってしまった油絵具を落とすには別途剥離剤が必要です。
固まった油絵具を柔らかくする必要があり、揮発性油では落ちない状態になっているからです。
具体的な手順は…
- パレットナイフやスクレイ-パーでできるだけ落とす
- ストリッパーなどの剥離剤を、固まった油絵具の上にかける
- 放置(10分ほど)
- 再び、パレットナイフやスクレイ-パーで取り除く
- 揮発性油で、剥離剤とその周辺の汚れを拭く
上記のとおりです。
これでも落ちない油絵具には、再び剥離剤をかけるところから繰り返しましょう。
木製パネルの場合、剥離剤でパレット上から油絵具が除去できたら、ペインティングオイルを塗ります。
クサカベ 絵具剥離剤ストリッパー 55ml←短時間で強力に落とす剥離剤。ゴム手袋をはめることをオススメします
クサカベ 絵具剥離剤ストリッパー 250ml
木製パネルのお手入れがめんどくさいと思ったら、はじめからペーパーパレットを使うことをおすすめします。
お金はかかるかもしれませんが、使ったら一枚めくって丸めて捨てるだけなので、清潔を保てて、掃除の手間もありません。
ペインティングナイフ、パレットナイフ
ナイフもなるべく使用ごとに絵具を落としましょう。
理由は、ガチガチに固まってしまうと取り除くのに剥離剤を使用しないといけないからです。
ナイフの日々のお手入れ、具体的には…
- その日の制作後にティシュや布できれいに拭き取る
- ブラシクリーナーや石鹸で水洗いする
- 乾いたティッシュや布で水分を拭き取る
以上です。
上記のお手入れでいつも清潔にナイフが使えます。
ナイフ類に水分は大敵です。
サビの原因となるからですね。
なので、水分は拭き上げましょう。
剥離剤はなるべく使わない
最後の最後で剥離剤を使いましょう。
理由は、ストリッパーは毒性があるからです。
普段から頻繁に使うべきではないです。
普段から使わないようにするには…
- 毎回汚れを落とす
上記の通り、これにつきます。
普段から油絵を拭き取り、また水洗いしていれば油絵具が固くなることはありません。
とはいえ、どうしても汚れが落ちなくなってしまった場合はストリッパーなどの剥離剤を使いましょう。
筆・パレット・ナイフ全てに使えます。
クサカベ 油絵具剥離剤リムーバーK 100ml←人体への影響が少ない剥離剤。ストリッパーに比べ漬けておく時間が少しかかる
クサカベ 油絵具剥離剤リムーバーK 250ml
まとめ
- 油絵具を扱う道具
- 油絵具に混ぜる材料
- 道具についた油絵具を落とす方法
以上を解説してきました。
油絵具は水で溶く水彩画やアクリル画とは違いますが…
- 下塗りは揮発性油で絵具を溶いて塗る
- ペインティングオイルで絵具を溶いて絵を描く
上記のやり方を守れば絵が描けます。
揮発性油は、「のちの絵具の固着を助けるから塗る。」とおぼえておけばOKです。
また、掃除は毎日クリーナーや石鹸で洗っておけば剥離剤を使うこともないです。
毎日お手入れして、毎日快適に油絵を楽しみましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
ペインティングナイフ
パレットナイフ
揮発性油
ペインティングオイル(調合溶き油)
乾性油
筆洗油
油壺
クリーナー(その日の制作後)
剥離剤
【初心者向け】油絵の絵の具の使い方を解説
油絵具の使い方は5つです。
この5つの工程を行えば油絵が描けます。
具体例:具体的には…
- 揮発性油と油絵具でおつゆがきする
- 油絵具をチューブからパレットに出す
- 筆、またはペインティングナイフで油絵具をすくう(または、筆をペンチングオイルにひたしてからつける)
- 筆、またはペインティングナイフで混色する(またはチューブから出したそのままの色を使う)
- 支持体に絵具を塗る
以上です。
順番に解説します。
揮発性油と油絵具でおつゆがきする
おつゆがきは、のちの定着を良くするためのものなので全体に塗ることを心がけましょう。
このときの油絵具の使い方は、2通りです。
- 下絵の時点でおつゆがきする
- 支持体全体をおつゆがきする
上記のとおりです。
ちなみに揮発性油を入れる容器は、油壺や代用でガラス容器などを使います。
下絵の時点でおつゆがきする
下絵の時におつゆがきします。鉛筆による下描きはありでもなしでも良いです。
具体的には、輪郭や陰影、背景などをおつゆがきします。単色で大体の形や陰影を描けばOKです。
支持体全体をおつゆがきする
支持体全体をおつゆがきすると塗り損じがないです。
はじめから全体を塗ろうと意識して塗るからです。
具体的には…
- 揮発性油にカドミウムレッドを混ぜる
- 下描きが見えるぐらいの色で全体に塗る
上記のとおりです。
具体例では、油絵具の色をカドミウムレッドにしました。
明るい雰囲気の絵を作りたければ暖色。
冷たい感じの絵にしたければ寒色にするといいです。
油絵具をチューブからパレットに出す
なるべく持っている全色をパレットに出しましょう。
理由は2つです。
- パレットに並んだ色を見て頭の中でシミュレーションできる
- あとからその都度油絵具をチューブから出す必要がなくなる
以上です。
パレットに並んだ色を見ると、混色しなくてもイメージできるかと。
結果、色を作りやすくなります。
ちなみに、白と黒だけで絵を描く場合は2色だけパレットに出せばOKです。
筆、またはペインティングナイフで油絵具をすくう(または、筆をペンチングオイルにひたしてからつける)
油絵具をすくうときは気をつけましょう。
油絵具は粘りがあるからです。
油絵具のすくい方、具体的には…
- ペインティングナイフですくう
- 予めペンチングオイルを浸した筆ですくう
- 硬い筆(豚毛)を使ってすくう
上記のとおりです。
逆に、ペインティングオイルをつけずに柔らかい筆で油絵具をすくうと、筆が傷んでしまう可能性があるので気をつけましょう。
一方向だけに筆を動かして絵具を取ります。
筆に絵具をつけて、絵具から離しながら取る方向だけです。
筆、またはペインティングナイフで混色する(またはチューブから出したそのままの色を使う)
ここも油絵具をすくうときと同じ注意点です。
筆が傷まないように気をつけましょう。
支持体に絵具を塗る
あなたの画風に合わせて絵具を塗りましょう。
絵具の塗り方、具体的には…
- 薄塗り→ペンチングオイルや乾性油多めの絵具を柔らかい筆で塗る
- 厚塗り→油絵具を薄めずに豚毛で塗る、またはペンチングオイルなどで多めに溶いた絵具で、筆を寝かせて塗る
上記のような感じです。
あくまでも一例ですので、色々と試してみましょう。
油絵具を扱う道具は7つあるが必須ではない
油絵具を扱う道具は7つです。
具体的には…
- パレット
- 筆
- 油壷(代用可)
- 筆洗油
- 筆洗器
- ペインティングナイフ
- パレットナイフ
上記のとおりです。
油壺はガラス容器や陶器の絵皿でも代用できます。
筆洗油は、水で溶ける油絵具を使えば必要ないです。
なので、筆洗油を使わなければ筆洗器が必要なくなります。
また、筆洗油と筆洗器兼用のものだと、1つで済みます。
ペインティングナイフ、パレットナイフは油絵具をすくったり、絵を描いたり、パレットを掃除したりするものです。
形によっては、ペインティングナイフ一本でペインティングナイフ・パレットナイフ両方の役割を果たせます。
ペインティングナイフで油絵を描く人以外は無理に揃えなくても良いです。
とはいえ、どんなものか知りたい方は下記をご覧ください。
油絵具に混ぜる材料は2つ用意しましょう
油絵具に混ぜる材料は2つです。
これらは、油絵を描くために必要な材料です。
具体的には…
- 揮発性油
- 乾性油(もしくはペンチングオイル)
以上です。
- 揮発性油→乾性油(もしくはペンチングオイル)
上記の順番で油絵具に混ぜて絵を描いていきます。
トロトロに描きたければオイルを少なく、サラサラに描きたい場合はオイルを多めに使います。
ホルベイン オドレスペトロール 55ml←臭いが気にならない揮発性油
ホルベイン オドレスペトロール 200ml
ホルベイン オドレスペンチングオイル 55ml←臭いが気にならない調合溶き油
ホルベイン オドレスペンチングオイル 200ml
ホルベイン ポピーオイル(乾性油)55ml←乾燥、塗膜の粘り強さはリンシードに劣る。ペンチングオイルか乾性油があればOK
ホルベイン リンシードオイル(乾性油)55ml←流動性あり。乾燥早め
油絵制作における使った後の道具の油絵具を落とす方法
油絵具はきれいに落としましょう。
理由は、油絵具を落とせないと次から使えなくなるかもしれないからです。
具体的には
- 筆
- パレット
- ペインティングナイフ、パレットナイフ
以上です。
順番に解説します。
筆
筆は2回洗います。
理由は、2回洗って清潔が保てるからです。
具体的には…
- 製作途中に筆洗油で洗う→絵具の濁り防止のため
- 制作後に石鹸またはブラシクリーナーで洗う→当日の汚れを全て落とすため
上記のとおりです。
筆洗油で筆を洗う場合の手順は、
- 筆についた絵具をティッシュや布で拭き取る
- 筆洗油に筆をつけ、筆を溝にスライドさせ残りの絵具を落とす
- 再び筆をティッシュや布で拭き取る
- 油絵制作再開(ペインティングオイルに筆をつけ、油絵具をつける。または直接筆に油絵具をつけて絵を描く)
以上の手順で行います。
クサカベ 無臭クリーナー 100ml←容器に筆を入れて洗えるタイプ
クサカベ 無臭クリーナー 500ml←別途油壺が必要
ホルベイン 油つぼ スチール製・筒型←洗いやすい
ホルベイン 油つぼ スチール製・ソロバン型←少量でも使える
ホルベイン 油つぼ二つ口 真鍮製・ソロバン型 ←揮発性油と乾性油で分けられる
陶製 油壺セット←おしゃれに油絵を楽しみたいおしゃれなあなたのための油壺
後片づけ用筆洗液 アプト 500ml←その日の制作後に洗う洗浄液。毎日のお手入れで油絵具がこびりつかない。
パレット
パレットについた油絵具の落とし方です。
具体的には…
- パレットナイフで油絵具をすくい取る
- ティッシュや布で余分な絵具を拭き取る
- パレットをティッシュや布で拭く
以上です。
パレットナイフがない場合は、使わなくなったカードやスクレ-パーなどでこそぎ落としましょう。
またティッシュや布で拭く回数を増やせば、パレットの油絵具をすべて拭き上げることができます。
パレットで固まってしまった油絵具の落とし方
固まってしまった油絵具を落とすには別途剥離剤が必要です。
固まった油絵具を柔らかくする必要があり、揮発性油では落ちない状態になっているからです。
具体的な手順は…
- パレットナイフやスクレイ-パーでできるだけ落とす
- ストリッパーなどの剥離剤を、固まった油絵具の上にかける
- 放置(10分ほど)
- 再び、パレットナイフやスクレイ-パーで取り除く
- 揮発性油で、剥離剤とその周辺の汚れを拭く
上記のとおりです。
これでも落ちない油絵具には、再び剥離剤をかけるところから繰り返しましょう。
木製パネルの場合、剥離剤でパレット上から油絵具が除去できたら、ペインティングオイルを塗ります。
クサカベ 絵具剥離剤ストリッパー 55ml←短時間で強力に落とす剥離剤。ゴム手袋をはめることをオススメします
クサカベ 絵具剥離剤ストリッパー 250ml
木製パネルのお手入れがめんどくさいと思ったら、はじめからペーパーパレットを使うことをおすすめします。
お金はかかるかもしれませんが、使ったら一枚めくって丸めて捨てるだけなので、清潔を保てて、掃除の手間もありません。
ペインティングナイフ、パレットナイフ
ナイフもなるべく使用ごとに絵具を落としましょう。
理由は、ガチガチに固まってしまうと取り除くのに剥離剤を使用しないといけないからです。
ナイフの日々のお手入れ、具体的には…
- その日の制作後にティシュや布できれいに拭き取る
- ブラシクリーナーや石鹸で水洗いする
- 乾いたティッシュや布で水分を拭き取る
以上です。
上記のお手入れでいつも清潔にナイフが使えます。
ナイフ類に水分は大敵です。
サビの原因となるからですね。
なので、水分は拭き上げましょう。
剥離剤はなるべく使わない
最後の最後で剥離剤を使いましょう。
理由は、ストリッパーは毒性があるからです。
普段から頻繁に使うべきではないです。
普段から使わないようにするには…
- 毎回汚れを落とす
上記の通り、これにつきます。
普段から油絵を拭き取り、また水洗いしていれば油絵具が固くなることはありません。
とはいえ、どうしても汚れが落ちなくなってしまった場合はストリッパーなどの剥離剤を使いましょう。
筆・パレット・ナイフ全てに使えます。
クサカベ 油絵具剥離剤リムーバーK 100ml←人体への影響が少ない剥離剤。ストリッパーに比べ漬けておく時間が少しかかる
クサカベ 油絵具剥離剤リムーバーK 250ml
まとめ
- 油絵具を扱う道具
- 油絵具に混ぜる材料
- 道具についた油絵具を落とす方法
以上を解説してきました。
油絵具は水で溶く水彩画やアクリル画とは違いますが…
- 下塗りは揮発性油で絵具を溶いて塗る
- ペインティングオイルで絵具を溶いて絵を描く
上記のやり方を守れば絵が描けます。
揮発性油は、「のちの絵具の固着を助けるから塗る。」とおぼえておけばOKです。
また、掃除は毎日クリーナーや石鹸で洗っておけば剥離剤を使うこともないです。
毎日お手入れして、毎日快適に油絵を楽しみましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。