油絵におけるペーパーパレットの使い方を解説【ペーパーと木製の特徴】

  • 油絵でペーパーパレットの使い方が知りたい。
  • ペーパーパレットの良さは何かな?
  • 木製と比べてどう違うのかな?

こういった疑問に答えます。

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油絵におけるペーパーパレットの使い方を解説

油絵におけるペーパーパレットの使い方を解説

油絵におけるペーパーパレットの使い方の工程は2つです。

具体的には…

  1. 油絵具をチューブから絞り出す
  2. 混色する(またはそのまま使う)

上記のとおりです。
順番に解説します。

油絵具をチューブから絞り出す

油絵具をパレットに絞り出すときは3つのコツが要ります。

具体的には…

  • 絵具はまんべんなく出す
  • 絵具は整列させる
  • 混色のスペースを取る

上記のとおりです。
順番に解説します。

絵具はまんべんなく出す

絵具はまんべんなく出す
12色の色見本をプリントアウトして、その並びに沿って色を出しています。
色見本の名前は気にせず、似たような色を並べています。

理由は…

  • 何度もチューブを絞らなくても済むから
  • 偏った色の使い方をしなくて済むから

以上です。

色の並べ方は自由です。

わからない人は絵具セットの箱に書いてある並び順で並べればOKです。

わからない人は絵具セットの箱に書いてある並び順で並べればOKです。
こちらは水彩絵具記載の、色の並びです。好みの並び順でパレットに絞り出します。

絵具は整列させる

絵具はパレットの端に一列に整列させます。

混色のスペースを取る

混色のスペースを広く取ります。
何度も混色する可能性があるからです。

混色する(またはそのまま使う)

混色は成功するまで続けましょう。

理由は、意識して色を作ることで体で覚えていくからです。

具体的:空の色を作るとき…

  • 青と白を混ぜる
  • 青が薄いと感じたら、青を足す
  • 色が違うと感じたら、青色自体を変える

上記のとおりです。

青にも白にもそれぞれ特徴があります。
透明度も混色に影響します。

色々試したけれど、どうしても思った色が作れない、始めから作れそうにない場合は、グレーズを参考にしたり、混色の本も参考にしましょう。

なるべく目標の色になるまで小さく試してみましょう。

とはいえ、一度も破れたことがないので乱暴に扱わなければ大丈夫です。

以上、ペーパーパレットのデメリットでした。

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木製パレットのメリット

木製パレットのメリット

一方、木製パレットのメリットです。

以下にあげました。

  • 壊れるまでパレット代がかからない
  • 強度が高い

上記のとおりです。
順番に解説します。

壊れるまでパレット代がかからない

さきほども説明したとおりです。

パレット代がこれ以上かからないのは大きいですね。

大切にすれば、ほとんど壊れることがありません。

強度が高い

紙に対して木のほうが強度が高いです。

これは圧倒的ですね。

ただし、強度が高いからといって乱暴に扱うと壊れます。

大切に扱いましょう。

以上、木製パレットのメリットでした。

木製パレットのデメリット

木製パレットのデメリット

次に木製パレットのデメリットです。

具体的には4つ…

  • 手入れが必要
  • 使い心地に疑問を感じた場合、変えづらい
  • 紙より重さがある
  • 油絵具が固まらないように注意が必要

上記のとおりです。

手入れが必要

下記の手間がかかります。

  • パレットナイフで余分な油絵具をすくい取る
  • 余分な少量の油絵具を布で拭き取る
  • 乾性油をなじませる(次回使用のため)

上記のとおりです。

あとは手入れの時間がかかります。

使い心地に疑問を感じた場合、変えづらい

使い心地があまり良くない場合は、

  • 一度お金をかけている
  • 使い捨てのパレットではない

上記のことから変えづらいです。

紙より重さがある

安定感があるという一方で、重くて疲れることもあります。

ここは、人それぞれです。

油絵具が固まらないように注意が必要

油絵具が固まると、油絵具を取り除く剥離剤が必要になります。剥離剤を固まった部分につけて取り除きます。

以上、木製パレットのデメリットでした。

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まとめ

  • 油絵におけるペーパーパレットの使い方の工程は2つで、油絵具をチューブから絞り出す、混色する
  • チューブから絞り出す場合は、使わなくても万遍なく色を出す。縁に近いところに整列させる。混色のスペースを広く取る
  • 混色のコツは、2色の割合を変えながら作る。透明か不透明か確認する。どうしても違う色だったら始めから作り直す。混色の本を参考にする
  • オイルが入った油壷は付属のクリップでペーパーパレットに取り付ける。油壷は代用も可。
  • オイルはその日使う量だけ出す。油壺などに入れっぱなしは、オイルの状態の変化、油壺が汚れる可能性あり。なるべく避ける
  • ペーパーパレットのメリットは6つ。染み込まない。使い捨て可。手入れ不要。用途に応じてサイズ変更可。好みに応じて形変更可。衛生的
  • ペーパーパレットのデメリットは3つ。コストがかかる。購入の手間。破れる恐れあり
  • 木製パレットのメリットは3つ。楕円形がある。壊れるまでパレット代なし。強度が高い
  • 木製パレットのデメリットは4つ。手入れが必要。別のものに変えづらい。紙より重さがある。油絵具が固まらないように注意が必要

以上、油絵のペーパーパレットのお話でした。

最後までお読みくださりありがとうございます。

ペーパーパレット紹介

グレーペーパーパレット紹介

仕切り凹凸ペーパーパレット紹介

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【関連記事】
【初心者向け】油絵の絵の具の使い方を解説【扱う道具・混ぜる材料】

以上、油絵におけるペーパーパレットの使い方の工程でした。

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油絵のオイルの使い方

油絵のオイルの使い方

基本的に、オイルは油壷に入れて使います。
油壺がない場合は、ガラス容器などで代用も可能です。

油壺がない場合は、ガラス容器などで代用も可能です。
油壺代用のガラス容器

オイルが入った油壺は、油壺に付いているクリップを使ってペーパーパレットに挟みます。

オイルは、その日使う量だけ容器からだし、油壺などに入れっぱなしにすることはなるべく避けましょう。
理由は…

  • 入れたまま放置すると状態が変化する可能性があるから
  • 油壺の清潔を保てなくなる可能性があるから

以上です。

なので、その日に使うオイルを新鮮なうちに使い切りましょう。

ペーパーパレットのメリット

ペーパーパレットのメリット

ペーパーパレットのメリットは6つです。

  • 油絵具や画用液が染み込まない
  • 使い捨てできる
  • 手入れ不要
  • 用途に応じてサイズを変えられる
  • 好みに応じて形を変えられる
  • 清潔

上記のとおりです。
順番に解説します。

油絵具や画用液が染み込まない

油絵具や画用液が染み込みません。

理由は、表面がコーティングされているからです。

なので、油絵具でも安心して使えます。

ちなみに裏面はコーティングされていないです。
表面はつるつる、裏面は紙の手触りです。

間違って裏面に油絵具や画用液を乗せないように注意しましょう。

使い捨てできる

その都度使い捨てできます。

厚紙に30~40枚つづりになっているので、めくったらなくなるまで常に新しいペーパーパレットが使えます。

手入れ不要

使い捨てできるからですね。

  • パレットナイフで余分な油絵具をすくい取る
  • 余分な少量の油絵具を布で拭き取る
  • 乾性油をなじませる

上記のことが不要になります。

あとは、手入れ時間が不要になります。

用途に応じてサイズを変えられる

サイズは3~4種類ぐらいあります。

  • イベントあるなし
  • 作品の大きさ

上記のようなケースで使い分けられます。

好みに応じて仕様を変えられる

  • 手持ち穴なし
  • 手持ち穴あり
  • 白色
  • グレー
  • 仕切り凹凸あり

上記のようなペーパーパレットがあります。

なので、好みに応じて仕様を考えてみましょう。

清潔

使い捨てできるから清潔です。

以上、ペーパーパレットのメリットでした。

仕切り凹凸ペーパーパレット

ミューズ ペーパーパレット S←穴あり
ミューズペーパーパレット M←穴なし

ペーパーパレットのデメリット

ペーパーパレットのデメリット

ペーパーパレットのデメリットです。
以下にあげました。

具体的には3つ…

  • コスト面
  • なくなったら購入の手間
  • 破れる恐れがある

上記のとおりです。
順番に解説します。

コスト面

ペーパーパレットは木製より安いですが、コストはかかります。

理由は、使い切ったらまた購入しないといけないからです。

具体的には…

  • ペーパーパレット→¥200~¥1500
  • 木製パレット→¥600~¥28,000

上記のような価格です。

大きさ、形は様々です。

木製は一度買って使えば壊れるまで無限に使えます。

なので、将来的にはペーパーパレットのコストが木製パレットのそれを上回るかと。

あとは、先程のパレットの手入れの手間を参考に検討してみてください。

なくなったら購入の手間

ペーパーパレットだと購入の手間が常です。

理由は、なくなったら買わないといけないからですね。

具体的な購入経路は…

  • 店舗
  • ネットショップ

上記の通りです。

移動や送料にお金がかかりますね。

なので、ペーパーパレットで油絵を描くと手間がかかってきます。

まとめ買いや送料無料をうまく利用して、商品以外で負担がかからないようにしていきましょう。

破れる恐れがある

破れる恐れがあります。

理由は、紙で強度が低いからです。

具体的には…

  • ペインティングナイフのエッジをパレット上でスライドさせる
  • ペインティングナイフを強くこすりつける

上記のような感じです。

とはいえ、一度も破れたことがないので乱暴に扱わなければ大丈夫です。

以上、ペーパーパレットのデメリットでした。

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木製パレットのメリット

木製パレットのメリット

一方、木製パレットのメリットです。

以下にあげました。

  • 壊れるまでパレット代がかからない
  • 強度が高い

上記のとおりです。
順番に解説します。

壊れるまでパレット代がかからない

さきほども説明したとおりです。

パレット代がこれ以上かからないのは大きいですね。

大切にすれば、ほとんど壊れることがありません。

強度が高い

紙に対して木のほうが強度が高いです。

これは圧倒的ですね。

ただし、強度が高いからといって乱暴に扱うと壊れます。

大切に扱いましょう。

以上、木製パレットのメリットでした。

木製パレットのデメリット

木製パレットのデメリット

次に木製パレットのデメリットです。

具体的には4つ…

  • 手入れが必要
  • 使い心地に疑問を感じた場合、変えづらい
  • 紙より重さがある
  • 油絵具が固まらないように注意が必要

上記のとおりです。

手入れが必要

下記の手間がかかります。

  • パレットナイフで余分な油絵具をすくい取る
  • 余分な少量の油絵具を布で拭き取る
  • 乾性油をなじませる(次回使用のため)

上記のとおりです。

あとは手入れの時間がかかります。

使い心地に疑問を感じた場合、変えづらい

使い心地があまり良くない場合は、

  • 一度お金をかけている
  • 使い捨てのパレットではない

上記のことから変えづらいです。

紙より重さがある

安定感があるという一方で、重くて疲れることもあります。

ここは、人それぞれです。

油絵具が固まらないように注意が必要

油絵具が固まると、油絵具を取り除く剥離剤が必要になります。剥離剤を固まった部分につけて取り除きます。

以上、木製パレットのデメリットでした。

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まとめ

  • 油絵におけるペーパーパレットの使い方の工程は2つで、油絵具をチューブから絞り出す、混色する
  • チューブから絞り出す場合は、使わなくても万遍なく色を出す。縁に近いところに整列させる。混色のスペースを広く取る
  • 混色のコツは、2色の割合を変えながら作る。透明か不透明か確認する。どうしても違う色だったら始めから作り直す。混色の本を参考にする
  • オイルが入った油壷は付属のクリップでペーパーパレットに取り付ける。油壷は代用も可。
  • オイルはその日使う量だけ出す。油壺などに入れっぱなしは、オイルの状態の変化、油壺が汚れる可能性あり。なるべく避ける
  • ペーパーパレットのメリットは6つ。染み込まない。使い捨て可。手入れ不要。用途に応じてサイズ変更可。好みに応じて形変更可。衛生的
  • ペーパーパレットのデメリットは3つ。コストがかかる。購入の手間。破れる恐れあり
  • 木製パレットのメリットは3つ。楕円形がある。壊れるまでパレット代なし。強度が高い
  • 木製パレットのデメリットは4つ。手入れが必要。別のものに変えづらい。紙より重さがある。油絵具が固まらないように注意が必要

以上、油絵のペーパーパレットのお話でした。

最後までお読みくださりありがとうございます。

ペーパーパレット紹介

グレーペーパーパレット紹介

仕切り凹凸ペーパーパレット紹介

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【初心者向け】油絵の絵の具の使い方を解説【扱う道具・混ぜる材料】

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