- 油絵でペーパーパレットの使い方が知りたい。
- ペーパーパレットの良さは何かな?
- 木製と比べてどう違うのかな?
こういった疑問に答えます。
★もくじ★
油絵におけるペーパーパレットの使い方を解説
油絵におけるペーパーパレットの使い方の工程は2つです。
具体的には…
- 油絵具をチューブから絞り出す
- 混色する(またはそのまま使う)
上記のとおりです。
順番に解説します。
油絵具をチューブから絞り出す
油絵具をパレットに絞り出すときは3つのコツが要ります。
具体的には…
- 絵具はまんべんなく出す
- 絵具は整列させる
- 混色のスペースを取る
上記のとおりです。
順番に解説します。
絵具はまんべんなく出す
理由は…
- 何度もチューブを絞らなくても済むから
- 偏った色の使い方をしなくて済むから
以上です。
色の並べ方は自由です。
わからない人は絵具セットの箱に書いてある並び順で並べればOKです。
絵具は整列させる
絵具はパレットの端に一列に整列させます。
混色のスペースを取る
混色のスペースを広く取ります。
何度も混色する可能性があるからです。
混色する(またはそのまま使う)
混色は成功するまで続けましょう。
理由は、意識して色を作ることで体で覚えていくからです。
具体的:空の色を作るとき…
- 青と白を混ぜる
- 青が薄いと感じたら、青を足す
- 色が違うと感じたら、青色自体を変える
上記のとおりです。
青にも白にもそれぞれ特徴があります。
透明度も混色に影響します。
色々試したけれど、どうしても思った色が作れない、始めから作れそうにない場合は、グレーズを参考にしたり、混色の本も参考にしましょう。
なるべく目標の色になるまで小さく試してみましょう。
とはいえ、一度も破れたことがないので乱暴に扱わなければ大丈夫です。
以上、ペーパーパレットのデメリットでした。
木製パレットのメリット
一方、木製パレットのメリットです。
以下にあげました。
- 壊れるまでパレット代がかからない
- 強度が高い
上記のとおりです。
順番に解説します。
壊れるまでパレット代がかからない
さきほども説明したとおりです。
パレット代がこれ以上かからないのは大きいですね。
大切にすれば、ほとんど壊れることがありません。
強度が高い
紙に対して木のほうが強度が高いです。
これは圧倒的ですね。
ただし、強度が高いからといって乱暴に扱うと壊れます。
大切に扱いましょう。
以上、木製パレットのメリットでした。
木製パレットのデメリット
次に木製パレットのデメリットです。
具体的には4つ…
- 手入れが必要
- 使い心地に疑問を感じた場合、変えづらい
- 紙より重さがある
- 油絵具が固まらないように注意が必要
上記のとおりです。
手入れが必要
下記の手間がかかります。
- パレットナイフで余分な油絵具をすくい取る
- 余分な少量の油絵具を布で拭き取る
- 乾性油をなじませる(次回使用のため)
上記のとおりです。
あとは手入れの時間がかかります。
使い心地に疑問を感じた場合、変えづらい
使い心地があまり良くない場合は、
- 一度お金をかけている
- 使い捨てのパレットではない
上記のことから変えづらいです。
紙より重さがある
安定感があるという一方で、重くて疲れることもあります。
ここは、人それぞれです。
油絵具が固まらないように注意が必要
油絵具が固まると、油絵具を取り除く剥離剤が必要になります。剥離剤を固まった部分につけて取り除きます。
以上、木製パレットのデメリットでした。
まとめ
- 油絵におけるペーパーパレットの使い方の工程は2つで、油絵具をチューブから絞り出す、混色する
- チューブから絞り出す場合は、使わなくても万遍なく色を出す。縁に近いところに整列させる。混色のスペースを広く取る
- 混色のコツは、2色の割合を変えながら作る。透明か不透明か確認する。どうしても違う色だったら始めから作り直す。混色の本を参考にする
- オイルが入った油壷は付属のクリップでペーパーパレットに取り付ける。油壷は代用も可。
- オイルはその日使う量だけ出す。油壺などに入れっぱなしは、オイルの状態の変化、油壺が汚れる可能性あり。なるべく避ける
- ペーパーパレットのメリットは6つ。染み込まない。使い捨て可。手入れ不要。用途に応じてサイズ変更可。好みに応じて形変更可。衛生的
- ペーパーパレットのデメリットは3つ。コストがかかる。購入の手間。破れる恐れあり
- 木製パレットのメリットは3つ。楕円形がある。壊れるまでパレット代なし。強度が高い
- 木製パレットのデメリットは4つ。手入れが必要。別のものに変えづらい。紙より重さがある。油絵具が固まらないように注意が必要
以上、油絵のペーパーパレットのお話でした。
最後までお読みくださりありがとうございます。
ペーパーパレット紹介
グレーペーパーパレット紹介
仕切り凹凸ペーパーパレット紹介
【関連記事】
【初心者向け】油絵の絵の具の使い方を解説【扱う道具・混ぜる材料】
以上、油絵におけるペーパーパレットの使い方の工程でした。
油絵のオイルの使い方
基本的に、オイルは油壷に入れて使います。
油壺がない場合は、ガラス容器などで代用も可能です。
オイルが入った油壺は、油壺に付いているクリップを使ってペーパーパレットに挟みます。
オイルは、その日使う量だけ容器からだし、油壺などに入れっぱなしにすることはなるべく避けましょう。
理由は…
- 入れたまま放置すると状態が変化する可能性があるから
- 油壺の清潔を保てなくなる可能性があるから
以上です。
なので、その日に使うオイルを新鮮なうちに使い切りましょう。
ペーパーパレットのメリット
ペーパーパレットのメリットは6つです。
- 油絵具や画用液が染み込まない
- 使い捨てできる
- 手入れ不要
- 用途に応じてサイズを変えられる
- 好みに応じて形を変えられる
- 清潔
上記のとおりです。
順番に解説します。
油絵具や画用液が染み込まない
油絵具や画用液が染み込みません。
理由は、表面がコーティングされているからです。
なので、油絵具でも安心して使えます。
ちなみに裏面はコーティングされていないです。
表面はつるつる、裏面は紙の手触りです。
間違って裏面に油絵具や画用液を乗せないように注意しましょう。
使い捨てできる
その都度使い捨てできます。
厚紙に30~40枚つづりになっているので、めくったらなくなるまで常に新しいペーパーパレットが使えます。
手入れ不要
使い捨てできるからですね。
- パレットナイフで余分な油絵具をすくい取る
- 余分な少量の油絵具を布で拭き取る
- 乾性油をなじませる
上記のことが不要になります。
あとは、手入れ時間が不要になります。
用途に応じてサイズを変えられる
サイズは3~4種類ぐらいあります。
- イベントあるなし
- 作品の大きさ
上記のようなケースで使い分けられます。
好みに応じて仕様を変えられる
- 手持ち穴なし
- 手持ち穴あり
- 白色
- グレー
- 仕切り凹凸あり
上記のようなペーパーパレットがあります。
なので、好みに応じて仕様を考えてみましょう。
清潔
使い捨てできるから清潔です。
以上、ペーパーパレットのメリットでした。
ホルベイン ペーパーパレット S
ホルベイン ペーパーパレット MS
ホルベイン ペーパーパレット M
ホルベイン ペーパーパレット L
ミューズ ペーパーパレット S←穴あり
ミューズペーパーパレット M←穴なし
ペーパーパレットのデメリット
ペーパーパレットのデメリットです。
以下にあげました。
具体的には3つ…
- コスト面
- なくなったら購入の手間
- 破れる恐れがある
上記のとおりです。
順番に解説します。
コスト面
ペーパーパレットは木製より安いですが、コストはかかります。
理由は、使い切ったらまた購入しないといけないからです。
具体的には…
- ペーパーパレット→¥200~¥1500
- 木製パレット→¥600~¥28,000
上記のような価格です。
大きさ、形は様々です。
木製は一度買って使えば壊れるまで無限に使えます。
なので、将来的にはペーパーパレットのコストが木製パレットのそれを上回るかと。
あとは、先程のパレットの手入れの手間を参考に検討してみてください。
なくなったら購入の手間
ペーパーパレットだと購入の手間が常です。
理由は、なくなったら買わないといけないからですね。
具体的な購入経路は…
- 店舗
- ネットショップ
上記の通りです。
移動や送料にお金がかかりますね。
なので、ペーパーパレットで油絵を描くと手間がかかってきます。
まとめ買いや送料無料をうまく利用して、商品以外で負担がかからないようにしていきましょう。
破れる恐れがある
破れる恐れがあります。
理由は、紙で強度が低いからです。
具体的には…
- ペインティングナイフのエッジをパレット上でスライドさせる
- ペインティングナイフを強くこすりつける
上記のような感じです。
とはいえ、一度も破れたことがないので乱暴に扱わなければ大丈夫です。
以上、ペーパーパレットのデメリットでした。
木製パレットのメリット
一方、木製パレットのメリットです。
以下にあげました。
- 壊れるまでパレット代がかからない
- 強度が高い
上記のとおりです。
順番に解説します。
壊れるまでパレット代がかからない
さきほども説明したとおりです。
パレット代がこれ以上かからないのは大きいですね。
大切にすれば、ほとんど壊れることがありません。
強度が高い
紙に対して木のほうが強度が高いです。
これは圧倒的ですね。
ただし、強度が高いからといって乱暴に扱うと壊れます。
大切に扱いましょう。
以上、木製パレットのメリットでした。
木製パレットのデメリット
次に木製パレットのデメリットです。
具体的には4つ…
- 手入れが必要
- 使い心地に疑問を感じた場合、変えづらい
- 紙より重さがある
- 油絵具が固まらないように注意が必要
上記のとおりです。
手入れが必要
下記の手間がかかります。
- パレットナイフで余分な油絵具をすくい取る
- 余分な少量の油絵具を布で拭き取る
- 乾性油をなじませる(次回使用のため)
上記のとおりです。
あとは手入れの時間がかかります。
使い心地に疑問を感じた場合、変えづらい
使い心地があまり良くない場合は、
- 一度お金をかけている
- 使い捨てのパレットではない
上記のことから変えづらいです。
紙より重さがある
安定感があるという一方で、重くて疲れることもあります。
ここは、人それぞれです。
油絵具が固まらないように注意が必要
油絵具が固まると、油絵具を取り除く剥離剤が必要になります。剥離剤を固まった部分につけて取り除きます。
以上、木製パレットのデメリットでした。
まとめ
- 油絵におけるペーパーパレットの使い方の工程は2つで、油絵具をチューブから絞り出す、混色する
- チューブから絞り出す場合は、使わなくても万遍なく色を出す。縁に近いところに整列させる。混色のスペースを広く取る
- 混色のコツは、2色の割合を変えながら作る。透明か不透明か確認する。どうしても違う色だったら始めから作り直す。混色の本を参考にする
- オイルが入った油壷は付属のクリップでペーパーパレットに取り付ける。油壷は代用も可。
- オイルはその日使う量だけ出す。油壺などに入れっぱなしは、オイルの状態の変化、油壺が汚れる可能性あり。なるべく避ける
- ペーパーパレットのメリットは6つ。染み込まない。使い捨て可。手入れ不要。用途に応じてサイズ変更可。好みに応じて形変更可。衛生的
- ペーパーパレットのデメリットは3つ。コストがかかる。購入の手間。破れる恐れあり
- 木製パレットのメリットは3つ。楕円形がある。壊れるまでパレット代なし。強度が高い
- 木製パレットのデメリットは4つ。手入れが必要。別のものに変えづらい。紙より重さがある。油絵具が固まらないように注意が必要
以上、油絵のペーパーパレットのお話でした。
最後までお読みくださりありがとうございます。
ペーパーパレット紹介
グレーペーパーパレット紹介
仕切り凹凸ペーパーパレット紹介
【関連記事】
【初心者向け】油絵の絵の具の使い方を解説【扱う道具・混ぜる材料】