油絵の道具のおすすめ|単品でそろえたい道具とセットは必要かを解説

この記事では次のことをお伝えします。

油絵の道具のおすすめが知りたい

油絵の道具のおすすめを油絵を描いている私がご紹介します。国内の画材屋さんやオンラインショップ、また海外のオンラインショップを利用して画材を買いそろえた経験の中から得た知識をお伝えします。

私自身「なるべく良いものを安い道具をそろえたい」という考えがあります。ですので、各店舗の道具の値段を比較して良いもの安いものを購入するようにしてきました。

参考になれば幸いです。

この記事のざっくりとした結論
  • 購入を人任せにせず、必要な道具のみをそろえる
  • おすすめ一覧から、必要な道具をそろえよう
  • 油絵の道具を収納するものも必要

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画材セットを購入せず、必要な道具のみをそろえる

まず、道具をそろえるコツとしての考え方としては、必要な道具を人任せにしないことです。

どういうことかと言いますと、「必要な道具のみをそろえる」ということです。

それには、しっかりと自分で選んで一つ一つ購入する必要があります。

必要な道具だけをそろえるためには、セットは購入しないほうが良いです。

なぜなら、セットの内容ひとつひとつを自分で選ぶことはできないからです。

例えば、セットには木製パレットが入っていたり、パレットナイフが入っていたりします。

木製パレットは、いかにも油絵を描いている雰囲気があり、気持ちが盛り上がります。しかし、パレットを使った後は油絵具をきれいにふき取り、オイルを垂らして拭き、毎回清潔に保つ必要があります。その点、ペーパーパレットなら使った一枚を剥がして捨てるだけで、新しい面が使えるようになります。この間30秒もかかりません。

また、パレットナイフは混色したり、下地材を混ぜたりするのに使います。しかし、パレットナイフは私の経験上、使用しなくなります。理由は、使いづらいからです。

その代わり、ペインティングナイフを購入し、使うことが多くなります。

ペインティングナイフは、柄と刃の部分が段違いに作られているため、細かな作業がしやすいです。

そして、最後にいちばん重要なことは、画材セットを購入したあとに単品を買い足すと、すぐに画材セットについてきた箱が使い物にならなくなります。

画材セットは、セット内容しか入らない容量になっているからです。

必要最小限のスペースしかないので、部外者である単品は入るスペースがほとんどありません。

箱がかっこよくこだわった作りだとなおさらこの先の使い道に迷うと思います。

セット購入して、今後単品を購入する予定がある場合は、箱の行き先も頭に入れておきましょう。

このように、セットを購入すると最初は使うけれど、あとから使わなくなる道具が出てくる可能性があります。

とはいえ、必要な道具のみをそろえるのは初心者にはハードルが高いかもしれません。

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画材セット購入もありな条件

一方で、セット購入もありです。

ただし、条件があります。

その条件とは「初めて油絵をするから何からそろえたら良いかわからない」方や「選ぶのが面倒」という方です。

セット購入して油絵を描いていくうちに道具の使い方や油絵具のことがわかってきて、追加したい油絵具や、使いたい道具が出てくるかもしれません。

そのとき初めて単品を探しに店舗に足を運ぶことになる方もいます。

このように、油絵の画材セット購入が油絵の道具のことを知るきっかけになる可能性があります。

油絵の道具のおすすめ画材

上記を踏まえて単品の油絵道具のおすすめをご紹介します。

油絵の道具のおすすめ
  • ペーパーパレット
  • ペトロール(揮発性油)
  • ペインティングオイル(調合溶き油)
  • 筆洗器
  • 油壺(絵皿)
  • 刷毛
  • ペインティングナイフ
  • 支持体
  • イーゼル
  • 油絵具
  • ブラシクリーナー
  • ティッシュペーパー

以下より一つずつ解説します。

ペーパーパレット

私は、パレットはペーパーパレットを使用しています。

なぜかというと、木製のパレットは毎回手入れが必要だからです。

ペーパーパレットは、油絵の具が固まったら内側に折り込んでビニール袋に入れて捨てることができます。

ペーパーパレットの捨て方動画

逆に、コストのことを考えたら、木製のパレットを一つ持っておくと良いかもしれませんね。わざわざペーパーパレットを購入する手間が省けます。

ちなみにパレットは、親指を通す穴ありと穴なし、形は楕円形と長方形があります。

私は、手で持って絵を描かないし、穴なしだと混色スペースが広く取れるという理由から、穴なしの長方形を使用しています。

サイズもさまざまです。練習で少し描く場合は小さめを、本格的に描くのであれば大きめを購入しましょう。

メーカーは違っても使い心地は変わらない印象です。

日をまたいで制作するときは、ペーパーパレットの上に市販のキッチンラップを全体にかけると、油絵具が固まるのを抑えられますし、油絵具が周りにつくのを防ぐことができます。

揮発性油

揮発性油は、絵の具をさらさらにしてくれる役割があります。主に、油絵の描き初めに多く使用し、仕上げる段階では使用量を減らします。

また、筆洗油に入れて、制作途中の筆を洗うときに使います。

揮発性油は、ペトロールまたはテレピン(ターペンタイン)を使用します。どちらか一つを選んで購入しましょう。

どちらも臭いがします。

臭いがしないほうが良い場合は「オドレスペトロール」を購入しましょう。

容量は、55ml・250ml・500mlとありますが、初めのうちは55mlを購入して様子を見ましょう。

ちなみに、油絵の制作中は、換気しながら制作しましょう。

ペインティングオイル

ペインティングオイル(調合溶き油)は、主に描画のときに描き始めから最後まで使います。

油絵具の伸びが良くなったり、乾燥が速くなったりする作用があります。

こちらもホルベインから販売されている臭いが少ない「オドレスペンチングオイル」を使用しています。

使う画用液は、上記の揮発性油と調合溶き油があれば油絵が描けてしまいます。

筆洗器

筆洗器は、筆洗油と呼ばれるブラシクリーナーを入れたり、またはブラシクリーナーの代わりに揮発性油を入れて筆を洗います。

私は、筆洗器に揮発性油入れることをおすすめします。

揮発性油は、絵を描くときに筆につけて描くものだからです。

ただし、揮発性油は筆洗油より割高です。

値段が気になる場合は筆洗油も検討してみましょう。

もし、揮発性油ではなく筆洗油を使う場合は、油絵の製作途中になるべく筆洗油を支持体に塗らないようにしっかりと筆から筆洗油を除去しておきましょう。

筆洗器の構造は、筆洗器の容器の中にもう一つ、丸い穴が空いている器が入っています。その丸い穴と平らな面を使って筆を動かし、筆についた 絵具を落とします。

油絵の顔料が下に沈殿してくれるので、かき混ぜない限り表面はいつもきれいな透明を保ってくれます。

絵の具の顔料が溜まってきたら筆洗油を取り替えましょう。

ちなみにほとんどの筆洗器は蓋がついて密閉するタイプだと思います。揮発性油を入れても揮発しないように、また倒れてもこぼれないように密閉タイプを選びましょう。

油壺(絵皿)

油壺(絵皿)は揮発性油やペインティングオイルなどの画用液を入れるときに使います。

油壺の容器の底にはクリップがついているので、パレットに挟んで、パレットを持ちながら描くと便利です。

油壺は蓋が付いているものが一般的ですが、油壺に画用液を入れたまま何日も保存していると画用液が乾いたり、画用液の状態が変わってしまう可能性があります。

ですので、油壺には画用液をその日使う分だけ注ぎましょう。

ちなみに私は油壺の代わりに絵皿を使用しています。

理由は、口が広いので大きな筆でも使いやすく、また洗いやすいからです。

絵皿は、必ず陶器を使用しましょう。

私は、絵皿を画像屋さんで購入して、深いボール型の絵皿はホームセンターの食器コーナーから購入しました。注ぎ口がついているので、画用液が切れやすく容器を汚さないので便利です。

私が持っている絵皿は直径約10㎝、注ぎ口がついている絵皿は直径7㎝です。絵皿の直径は、筆のサイズにもよります。

お好みのサイズを選びましょう。

筆は、さまざま種類があります。

素材によって、または形状によって描いたあとの結果が違ってきます。

細かい描写をしたい場合は柔らかい筆を、かすれるような描写をしたければ硬めの筆が良いです。

柔らかい筆はナイロンの筆、硬い筆は豚毛を購入すればOKです。

微妙なコシや硬さは、実際に触ってみないとわかりません。

頻繁に色を替える場合は、同じ種類の筆を複数本そろえて、大きさも3種類くらい持っておくと便利です。色の濁りが気になる方は、複数本そろえましょう。

逆に、1本の筆だけで描く方法もあります。

まずは1本で油絵を描いてみて様子をみてみましょう。

ちなみに、油絵の筆は安いものも高いものもありますが、「使いやすい筆」を購入すれば良いです。良い筆の基準は、筆の毛が抜けにくく広がりにくいものだと思っています。毎回丁寧に洗っていれば良い筆なら長く使えるので、しっかりと手入れしましょう。

刷毛

刷毛は、2本持っていれば便利です。

1本は下地材用に、もう1本は仕上材を塗るときに使います。

ちなみに、広い面を塗るときにも使えるので、描画としても使用できます。

なるべく毛が抜けない刷毛があると良いです。

インターロンや、ラファエルの刷毛がおすすめです。

下地材の塗り方

仕上材の塗り方

ペインティングナイフ

ペインティングナイフは、油絵具を混色したり、絵を描いたりするのに使います。

筆で混色し、ペインティングナイフで絵は描かないよという方は、なくても良いです。

しかし、一本持っていれば便利です。

その他の使い方としては、パレット上の混色スペースの油絵具を削ぎ落とす際に使用します。削ぎ落としたあとは、乾性油を湿らせたティッシュペーパーなどで拭き上げればパレットがきれいになります。

中間の大きさのペインティングナイフを持っていれば良いでしょう。

ちなみに私は、ペインティングナイフは世界堂の店舗で購入しました。実際に大きさがわかるので、店舗で探す方が良いです。ですが、店舗が近くにない場合は、安めのペインティングナイフをオンラインショップで購入してみて、大きさや刃のしなり具合などを確かめてみましょう。

支持体

支持体とは、絵を描く対象のことを言います。

キャンバスや木製パネルのことですね。

おすすめは、油彩紙です。

かさばらないので、お部屋を圧迫しづらいからです。

また、木製パネルもおすすめです。

表面がなめらかなので、細かい絵を描くことができます。

あなたが描きやすい支持体を用意してくださいね。

油彩紙
 

  • アルシュオイル パッド 300g 310×230mm・410×310mm

  • キャンソン フィゲラス パッド 290g/㎡ 190×250mm・240×330mm・240×330mm・330×410mm・330×410mm・380×460mm・380×460mm

木製パネルの買い方

木製パネルの下地材の塗り方

キャンバスの素材

イーゼル

イーゼルは支持体を固定して絵を描くための道具です。イーゼルはさまざまな形があり、迷うかと思います。

私は、卓上で絵を描いているので、卓上イーゼルを使っています。

世界堂やオンラインショップで購入したイーゼルを使って油絵を制作しています。

一方屋外で描く場合は、屋外に合った脚つきの屋外イーゼルを購入すればOKです。

支持体を机に寝かせて描く場合はイーゼルは必要ありません。

ただ、机のサイズより大きな支持体に絵を描く場合は、イーゼルを使って立てて描いた方が楽です。

なお、イーゼルは、描き心地に影響しますしそこそこの値段がします。ですので、慎重に選びましょう。

油絵具

油絵具は、20ml以上あると良いです。

私は、ウィンザー&ニュートンの油絵具を使用していて、容量が多い(200ml)油絵具を使用しています。

持っているウィンザー&ニュートンの油絵具
  • 「白」チタニウムホワイト(不透明色)
  • 「黄」カドミウムイエロー(不透明色)
  • 「黄土色」イエローオーカー(不透明色)
  • 「茶」バーントシェンナ(透明色)・ローアンバー(透明色)
  • 「赤」カドミウムレッド(不透明色):鮮やかで発色の良い不透明なです。一般的な赤に一番近い色と言えます。
  • 「青」フレンチウルトラマリン(透明色)・プルシャンブルー(透明色)・インディゴ(透明色)
  • 「紫」マゼンタ(透明色)
  • 「黒」ペインズグレー(不透明色)
  • 「緑」サップグリーン(透明色)

ちなみに、白色や黒色は絵の具の中でも多く使用するので、なるべく容量が多いものを購入しましょう。

海外のメーカーの油絵具ですが、ウィンザー&ニュートンの油絵具は日本でも比較的手に入りやすいです。

もし、海外のメーカーの油絵具が苦手だという方は、日本の油絵具を購入すると良いです。

日本の油絵具は、すぐに手に入りやすいですし、表記が日本語ですのでひと目でわかりやすい特徴があります。

日本で知られているメーカーは、クサカベ、ホルベイン、マツダです。

 

セットによく含まれている油絵具

ちなみに油絵具でも画材セットと同じように「油絵具セット」というものがあります。

油絵具セットにも画材セットのように、価格を抑えた絵の具が入っていることがあります。

例えば「ヒュー」です。

「ヒュー」は、本来の絵の具に、別の顔料を使用して似たような色を作り、「〇〇(色名)ヒュー」と名前をつけたものです。

以前と比べて「ヒュー」の品質は向上しているので、気にならない方は油絵具セットを購入しても良いかもしれません。

単品で選ぶのが難しい方や、初めてでなにからそろえたら良いかわからない方は油絵具セット購入が良いですね。

使っていくうちに絵の具の名前も色の性質も覚えられるようになりますよ。

また、顔料によって価格の違いがわかるようになると思います。

例えば、「カドミウム」が付いた絵の具は普通の絵の具に比べて高いです。

 

油絵の透明性

油絵具には、透明性というものがあります。

透明・半透明・不透明です。

例えば、白色のチタニウムホワイトは「不透明色」です。

下層に派手な色を塗ったとしても、チタニウムホワイトを厚めに塗れば下層の色を覆い隠すことができますし、画用液で溶いて塗れば、下層の色がわずかにわかるように塗ることもできます。

また、茶色のバーントシェンナは「透明色」です。

暗い透明色は、影(陰)の色に有効です。影(陰)に透明色、明るい部分に不透明色を使うことで、立体感が生まれます。

さらに、さまざまな透明色を乾かしながら重ねることで、複雑な色になり、絵に奥行きが生まれます。

最小限の油絵具にしたい場合

もし、油絵具の購入本数を減らしたいのであれば、「赤・青・黄」の色と白・黒色の5本だけにしましょう。

「赤・青・黄」を混色で作り出すことはできませんが、その他の色でしたら作ることができます。

赤+青=紫

青+黄=緑

黄+赤=橙

という具合です。

ただし、「赤・青・黄」単体にはそれぞれ特徴があり、透明性や色の違いがあります。

ですので、思った通りの色にならない場合があります。混ぜる量や、色に注意しましょう。

筆洗液

筆洗液は、水性のブラシクリーナーのことを言います。

ちなみに筆洗油は油性、筆洗液は水性です。

筆洗油は油絵制作の途中で、色を替えるときに筆を洗うときに使います。

一方、筆洗液は油絵制作が終わって「もう、今日は何も描かないよ」というときに筆を洗うために使います。

特にこだわりはないのですが、毎回使用しているのはアプトです。

筆洗液がない場合は、石鹸や食器用洗剤などを使って洗えば良いです。

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その他そろえたいもの

以上油絵を描くときにそろえたい道具のおすすめをご紹介しました。

ここからは、あると便利なものをご紹介します。

ものによっては既にご自宅にあるものもあるかもしれません。工夫しながらアトリエ環境を整えていってくださいね。

筆や支持体を拭くもの

筆や支持体を拭くものがあれば良いです。

例えば、ティッシュペーパーやキッチンペーパー、ボロ布などです。

私は、ティッシュペーパーを使っています。

筆の色を替えるとき、ナイフを拭くとき、支持体に塗った揮発性油+油絵具をぬぐうとき、絵皿を拭き上げるときなどに使います。

筆の色を替えるときは、ティッシュペーパーで色をふき取り、そのまま別の色をつけるか、またはティッシュペーパーで拭き取ったあとに筆洗油で洗ってから再びティッシュペーパーにぬぐい、筆洗油をティッシュペーパーで落としてから別の色をつける方法があります。

例えば、黒色から白色を使う場合は、筆洗油で洗ってから白色の油絵具をつけたほうが、にごりにくいです。

また、筆洗油をにごらせずに長く使うためにも、あらかじめ筆についた油絵具をしっかりティッシュペーパーで拭き上げて落としましょう。

ちなみに、ティッシュペーパーは安いものをおすすめします。

高いものですと、柔らかすぎて支持体や筆にティッシュの繊維が残る可能性があるからです。

下書きで使うもの

下書きで使うものは、以下です。

鉛筆で下書きするときの道具
  • 鉛筆
  • 消しゴム(練り消しゴム)
  • フィキサチーフ
カーボン紙で下書きするときの道具
  • ボールペン
  • カーボン紙
  • マスキングテープ
  • 印刷したモチーフの紙

上記のように、鉛筆で下書きする場合は、鉛筆・消しゴム・フィキサチーフを、カーボン紙で下書きするときは、ボールペン・カーボン紙・マスキングテープ・印刷したモチーフの紙を用意しましょう。どちらかがそろっていればOKです。

鉛筆は、下描きするときに使います。HBまたは2Bを1本だけ持っていればOKです。

消しゴム(練り消しゴム)は、鉛筆で下描きしたときにまちがった線や補助線を消すときに使います。

フィキサチーフは、鉛筆で下描きしたあとに鉛筆の粉を画面上に定着させる目的で吹きかけます。逆に定着させないと、油絵を描いたときに画面がにごります。

ボールペンは、カーボン紙で下描きするときに使います。

モチーフ画像を紙に印刷します。

次に、支持体の上にカーボン紙を乗せます。

カーボン紙の上に、モチーフ画像の紙を乗せます。

マスキングテープでモチーフ画像の紙の端と支持体を留めます。

支持体とモチーフ画像の紙がずれないようにボールペンでモチーフの形をなぞって下描きとします。

ボールペンは、赤色を使用して下描きした部分がわかるようにすると重複して線を引くことを防ぐことができます。

棚は、道具や材料を入れておくのに使用します。カラーボックスのようなものがおすすめです。また、なるべくしきりがあったほうが良いです。

私は、無印良品の棚と小学生用のいただいた棚を使用しています。

道具箱はいくつか用意したほうが良いです。

スムーズに作業できるようにするためです。

主に筆を立てるための箱があると便利です。

筆立ての箱は、洗った筆を乾かす役割も兼ねています。

また、油絵制作途中で使う筆を立てるものがあるとよいです。これは、箱でも何でも良くて、筆が転がらないようにしておくためのものです。

私は、梱包材に筆の柄を刺して一時的な筆立てにしています。

ちなみに私は、100円ショップで箱をそろえました。なお、筆立ては筆を複数本入れたり、重りを入れたりして自立できるようにしておきましょう。

仕上材

油絵を描き終わった後に表面を保護するためには、仕上材が必要です。

指触乾燥で使用できるタブロースペシャル、完全乾燥で使用できるタブローがあります。

タブローの方が保護する力が強いです。しかし、指触乾燥は10日ほどの乾燥で済みますが、完全乾燥となると半年、さらに厚塗りの場合は1年ほど乾燥期間が必要です。

剥離剤

剥離剤は、絵皿に入れた仕上材を取り除くときや、筆やパレットについてガチガチに固まった油絵具を柔らかくして取り除くときに使います。剥離剤は、「ホルベイン エコリムーバー」「クサカベ リムーバーK」や「ストリッパー」などがあります。

エコリムーバーやリムーバーKは、毒性が低いですがストリッパーは、直接触れるとしびれるほど強い剥離剤です。直接触れないように気をつけましょう。

ゴム手袋

ゴム手袋は、上記剥離剤でストリッパーを使用するときや、油絵の制作で手を汚したくないときに使います。

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まとめ

油絵の道具の使い方とは?|準備から後片づけまで動画付きで解説です
  • 購入を人任せにせず、必要な道具のみをそろえる
  • おすすめ一覧から、必要な道具をそろえよう
  • 油絵の道具を収納するものも必要

油絵の道具のおすすめをご紹介していきました。

油絵の道具は、沢山あり迷ってしまうと思いますがご紹介した最小限の道具をそろえてしまえば、長く使えるものばかりです。

少しずつ買い足していけば良いです。

予算を決めて購入してみましょう。

油絵を始めたいけれど、何をそろえたらよいのかわからない場合はぜひ本記事でご紹介した道具を頭に入れておいてくださいね。

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