クマムシの天敵はなにか|クマムシに学ぶ他と争わない場所の探し方

この記事では次のことをお伝えします。

クマムシの天敵が知りたい

最強生物の代名詞、クマムシ。

そんなクマムシの天敵は存在するのでしょうか。

この記事のざっくりとした結論
  • クマムシの天敵は、微生物や仲間
  • クマムシが最強なのは乾眠状態がメイン
  • 外部の力や急な変化では死んでしまう

もし続きが気になる場合は、記事を読み進めてみてください。

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クマムシの天敵はなにか

クマムシの天敵はバクテリアやカビ、線虫(センチュウ)やクマムシなどです。

カビに感染したり、仲間に食べられたりすることもあるようです。

クマムシは乾燥した場所も選択できる

クマムシは乾燥した場所を選ぶことができます。

逆に水分がある場所は危険です。

なぜなら、水分があるところは生き物にとって住み心地が良いため、クマムシにとってのさまざまなライバルが集まってくるからです。バクテリアやカビなどがそうです。

クマムシ以外の生き物は、乾いた場所では住むことはおろか、生きていくこともできません。

ということで、乾いた場所ではほぼライバルがいないので安心してとどまっていられるわけです。

逆に、クマムシは水分が多い場所にはあまりいません。

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クマムシの特長

主に水の中で活動するクマムシは、体長が0.2㎜くらいから大きくても1㎜くらいです。

4対の脚を持っている緩歩動物です。

地球上のどこにでもいます。

街中でも道路のすみにあるコケや、コンクリートの間にあるコケなどにもいます。身体の水分が失われても乾眠(かんみん)状態になっただけで、再び水分が戻ると蘇生します。

乾眠状態では過酷な環境にも死なずに耐えられるので、最強生物と言われています。

クマムシはもともと海にいた?

クマムシはもともと海で生きていたようですが、その一部が陸に上がって活動するようになったそうです。陸にいるクマムシはいつのまにか乾燥に対応できるようになっていったようです。

乾燥に対応できるようになったばかりでなく、乾眠できる身体に進化しました。

乾眠状態のクマムシに100℃以上の高温や、-273℃の低温、強い圧力、強い放射線を浴びせてみてもそのあと水をかけると蘇生するようです。 

ちなみにクマムシは、DNAを守る働きがあるタンパク質を持っています。

だから乾眠したり放射線から身を守ったりできるようです。

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クマムシが死ぬとき

天敵にやられる以外でクマムシが死んでしまうときは、下記の条件です。

  • 乾燥が続いたとき
  • 外部の力が加わったとき(つぶす)
  • 活動しているときに急な環境の変化にさらされる

乾燥が続くと、乾眠状態が続くことになります。乾眠状態では寿命がカウントされないかと思いますが、実は寿命が減っているようです。なので、乾眠状態でも寿命があるようです。

クマムシがダメージを受けるとき

クマムシがダメージを受けるときは、放射線を当てられるときです。

放射線が当たると、生き残ることはできても生殖機能が尽きてしまったり、寿命が短くなったりします。

これは放射線量やクマムシによっても耐性のレベルがちがってくると思います。

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クマムシは乾燥時に最強

クマムシが最強と言われるのは、主に乾燥時の状態のことです。

乾眠状態に入ると高温や低温、気圧、放射線などに耐えることができます。

また、クマムシを10日間宇宙空間にさらした実験では、一部のクマムシがその後地球で蘇生できたそうです。

それくらい、クマムシは過酷な環境下に対応できます。

ちなみに、クマムシによって乾眠までにかかる時間が変わります。例えば、

  • 水中に生息するクマムシは48時間乾燥しないと乾眠できない
  • 陸上に生息するクマムシは30分で乾眠できる

などです。

なので、過酷な環境下で対応できるクマムシも、急な環境の変化には耐えられずに死んでしまうようです。

クマムシの寿命

クマムシの寿命は1年ほどだそうです。

乾眠状態では10年ちかく生き、なかには30年乾眠していたクマムシが蘇生した例もあります。

1000種類以上いると言われるクマムシなので、環境によっても寿命にばらつきがありそうですね。

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クマムシ研究もニッチな場所?

クマムシの研究は手探り状態のようです。

また、あまりすごい機能を兼ね備えているにも関わらず、あまり研究が進んでいないといいます。

まさにクマムシはニッチな研究材料です。なので、一般人である我々でも新しい発見があるかもしれませんよ。

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まとめ

クマムシの天敵はなにか|クマムシに学ぶ他と争わない場所の探し方
  • クマムシの天敵は、微生物や仲間
  • クマムシが最強なのは乾眠状態がメイン
  • 外部の力や急な変化では死んでしまう

わたしたち人間もクマムシに習って、激しい競争に打ち勝とうと疲弊するのではなく、身の丈にあった生活や競争をしていけるように自分のポジションを確立したいですね。

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