反抗期で学力低下したときの対処法|もう一度考え直す子どもへの対応

この記事では次のことをお伝えします。

反抗期で学力低下したときの対処法が知りたい

今まで話を聞いてくれた子どもが反抗期になると、次第に親の話を聞いてくれなくなります。

親や先生の話を聞かなくなるので、当然成績も下がってしまいます。そんなときに「勉強しなさい」の言葉では当然響かず、時間だけが過ぎてしまいます。

それどころか、ますます勉強が嫌いになってしまいますよね。

この記事のざっくりとした結論
  • 学力が低いと反抗期の時期が早まり、期間が長引く
  • 反抗の原因は親の態度や性格で、子どもにとってはあまり好ましくないものだった可能性がある
  • 親の態度や性格を改めて、一緒に学力向上をめざそう

もし続きが気になる場合は、記事を読み進めてみてください。

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反抗期と学力低下の関係

反抗期と学力低下には関係があります。

理由は、反抗期には他の人の話を聞き入れなくなる可能性が高くなるからです。

そのため、特に反抗の対象となる学校の先生や両親の言うことを聞かなくなります。

どれだけ成績が良かった子どもでも、知識を吸収しなければ成績が悪くなり、結果的に学力が低下していきます。

なかには、両親や先生の話と逆のことをする子どももいるようで、わざと成績を落とすケースもあるようです。

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反抗期と学力の関係が明らかとなった研究

ある2つの研究で、反抗期と学力の関係がわかりました。

学力が低いと両親や先生に反抗する

まずは、「反抗期があったかどうか」の質問に対するアンケートの答えです。

結果は、「学力が低いと反抗期を迎える子どもが多くなり、反抗期が始まる時期が早くなり、その期間が長くなったようです。

つぎに、「反抗した相手は誰だったか」という質問では、母親、父親、教師の順になったそうです。

子どもと関わっている時間が長いほど、反抗のターゲットとなるようですね。

母親は子どもと接する時間が一番長いですからね。

反抗期は、関われば関わるだけその相手に対する反発が強いことになります。

学力が低いと母親、先生に対して反抗する可能性が高くなるようです。そして、学力に関係なく、母親に対して最も反抗するようです。

反抗の原因は親の態度が影響する

また、「反抗の原因」についての質問に「自立心の芽生え」「親の性格、態度」という原因が多かったようです。

学力が低いと、「親の性格や、態度」が原因で反抗するようになったと考える子供が多くなるようです。

これは、学力が低くなると、親の性格や、態度が子供にとってあまり好ましくないものだった可能性があります。逆に言えば、その時の親の性格や態度が好ましかったら、学力が向上する可能性も秘めていることになります。

学力が高いと子どもの心が成長する

最後に「反抗期が終わった原因」についての質問に、「自身の成長」や「感謝の心」「親と疎遠になった」「家族が親密化した」などの答えがありました。

傾向としては、学力が低いと家族関係が反抗期の終了につながることが多く、逆に学力が高いと、子どもの心の成長が反抗期の終了につながることが多かったようです。

つまり、学力が低いと、反抗の原因である両親を子供が許すか、許さないかが別れるということです。

逆に学力が高いと、子どもの心が育っていくことになります。これは、両親や先生のサポートがうまくいった可能性もありますよね。

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両親と勉強がセットで嫌いになる

さきほどのように、わざと成績が下がるようなことをしてしまうくらい反抗期は手強いです。いくら両親が子どもに気をつけていても、反抗期は食い止められません。

なので、まずはじめにやることは、学力低下で子どもに命令したり否定したりしないことです。

両親が「勉強しなさい」と言うと、子どもは反抗しますから、子どもの答えは「勉強しない」です。

両親が話すことといえば「勉強のこと」。両親は「勉強のこと」で怒るので、次第に「両親が言う勉強はしない」となり、両親と勉強を避ける可能性があります。よって、いつの間にか勉強が嫌いになってしまうことになるのではないでしょうか。

そうならないためにも、学力低下してしまったことに対して過剰に命令したり否定したりしないことが大切です。

反抗期を理由に学力低下していいかといえば、それは間違いです。

今までと変わらずに成績が良い人もいるはず。

なので、勉強するように指導しなければなりません。

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反抗期に下がるのは学力だけではない

反抗期に下がるのは学力だけではありません。通知表の点数も下がる可能性があります。

たとえ反抗期の子どもでも学校で静かに反抗していれば生活態度には響きません。

しかし、反抗期はへそ曲がりの時期です。わざと、言われたことと逆をやったり、提出物を期限内に提出しないなどで通知表に影響し、それに伴って内申点が下がります。

自分から学びに行く力が試される

反抗期は、自分から学びに行く力が試されます。

理由は、反抗期は両親や先生の話を聞きたくない時期だからです。

なので、今まで両親、または先生に言われたとおりに勉強してきた子どもが反抗期になると、最悪です。

この場合は、親しい友だちに教えてもらうか自力で勉強するしかありません。しかし、いきなりできるわけもなく、時間だけがすぎてしまいます。

当然勉強していないので、成績が下がります。

今まで教えてくれた人に聞けなくなるから、成績が下がりますよね。

学力低下を改善するには

まずは、反抗を和らげることに力を注ぎましょう。

すでに成績が下がり始めた子どもの話を聞いたり、両親の話を聞いてくれるよう促すことです。

このときに成績を上げるための勉強の話をしても逆効果です。

なぜなら、反抗期によって勉強を避けているからです。

反抗期が原因で勉強を避けているので、問題なのは勉強ではなく、反抗期の方です。

なので、反抗を和らげることに力を注ぎましょう。話を聞き入れてくれるような態度や話し方をパパ・ママが子供に対して行っていきましょう。

子どもに口答えされたら

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勉強しない子どもへの対応

勉強しない子どもへの対応として、まず子どもの話を聞きましょう。

ここで大切なことは、両親の子どもへの言葉づかいや、態度などです。感情的にならずに冷静に前向きな言葉を発するようにしたいところです。

「勉強しなさい」で勉強しないのは、子どもでもわかります。

このような間違いをすることで反抗心をあおり、勉強嫌いによって学力低下を招きます。

「一緒に勉強しよう」
「10分だけやろう」

など、前向きに背中を押してあげましょう。

逆に「子どもが反抗するから」という理由で、「いいよ、いいよ」と甘やかすのもよくありません。

反抗期には、両親や先生の話を聞きません。ですから、反抗する両親や先生の話を聞いてもらうための対応が必要です。

そのためには、まず両親が子どもの話を聞いてあげましょう。

もしそこで間違っているようなことを言っていたら、どこが間違っていて、どうすればよいかを話してあげればよいと思います。

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大人でも使える勉強法

子どもがもし、普段から「勉強が嫌だ」と思っていたら反抗期でなくても勉強に抵抗があるはずです。

学力向上のテクニックを学ぶことや、高額な塾に入れるのは意味がありません。そもそもやる気がないのですから。

それよりも、勉強に対するハードルを下げて毎日少しでも勉強できるような関わり方をすることが大切です。

なので、成績ではなく過程を褒めてあげましょう。

朝起きた
机に座った
5分勉強した
5分読んだ

やれたことに対して評価してあげることで、「見てくれている」と安心します。

そして、どこからどこまで何分勉強したかを手帳に書き込むことです。

視覚化することによって「昨日ここまでやったから、今日はここまでやれそうだな」と今日勉強する目安になります。

また、過去の記録を見ることによって「よく頑張ったな」と、振り返りながら自分を褒めることができます。

これは、大人にも有効です。

資格試験などの勉強のモチベーション維持に使えます。

勉強の必要性を教える

勉強をすればどういういいことがあるのか

勉強の成果を褒めてあげる

親は感情的にならずに冷静に対応すること。

反抗は、見てもらっていないサインかもしれない

子どもが反抗するのは、両親に見てもらっていないサインの可能性があります。

学力が低いと、成績がよい兄弟や友だちと比較されたり、親子関係が悪くなったりします。

そのうちパパ・ママに期待されていないと感じるようになり、気力を失って物事に取り組むことをあきらめるようです。

悪い方向に進めば、両親の注目を集めたいがために問題を起こしたりする可能性もあります。

両親の態度に悲しんだり、苦しんだり、いらだったりして、最終的には「反抗期が起こったのは親のせい」にするようです。

また、成績の向上のためのプレッシャーや期待は、とても強いストレスを受けるようです。なので、なんのために勉強するのかを子どもがしっかり理解していないといけません。

反抗期は子どもとの関わり方を考えるきっかけになる

反抗期は、子どもとの関わり方を考えるきっかけになります。

反抗の原因が、親の性格、態度による可能性が高いからです。

両親は、大きくなってきた子どもにかけている言葉は、無意識に使うようになってきたころだと思います。

口癖のように言っている「勉強しなさい」「なんでやってないの?」など、感情的に強く言っていた言葉に嫌気が差している可能性があります。

無意識に言っている言葉に、子どもは「また?」「もうわかってる」と思っているのではないでしょうか。

感情で強く言っても、動かないのに今まで反抗がなかったから言葉の内容ではなく感情と強度で、命令・指示していただけかもしれません。

勉強が終わったところでなんの反応もなければ、なんのために勉強しているのか、勉強してもまた次の日に「勉強しなさい」が始まります。

両親のコンディションも大切

両親のコンディションも大切です。

両親が発する心地よい言葉は、ある程度満たされていなければ子どもに良い影響を与えません。

夫婦ゲンカが多い家庭だと悪い言葉が飛び交います。

ママが睡眠不足だとイライラした状態で言葉を発します。

なので、夫婦仲や毎日のコンディションを整えることで、子どもにも良い影響が及ぶ可能性が高くなります。

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まとめ

反抗期で学力低下したときの対処法|もう一度考え直す子どもへの対応
  • 学力が低いと反抗期の時期が早まり、期間が長引く
  • 反抗の原因は親の態度や性格で、子どもにとってはあまり好ましくないものだった可能性がある
  • 親の態度や性格を改めて、一緒に学力向上をめざそう
出典

元教師が教える思春期の子どもへの接し方のコツ 「子どもの学力と反抗期の年齢や期間の関係について知っていますか?」 https://www.sisyunki.net/article/gakuryoku-hankouki-kankei.html 参考2022/04/23

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